歌川国芳が描いた「#九尾の狐」の物語。殺生石も登場しますが、室町時代、玄翁和尚によって割られ、九尾の狐の魂は成仏したと伝えられています。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n9cebaaec4e7d
雪にちなんだ浮世絵をご紹介。国貞と広重の合作「東源氏雪の庭」より。女性たちが庭で巨大な雪ウサギを作っています。赤い盃を目にするようです。右の女性は寒さで指先がかじかんでいるのでしょうか。来年の干支にぴったりな浮世絵です。※現在展示していません。
旧暦3月5日は歌川国芳の命日。今年2021年は没後160年にあたります。こちらは門人の月岡芳年が、国芳の十三回忌で描いた、国芳の肖像画。猫好きな国芳が寂しくないよう、足元に白猫をそっと添えています。太田記念美術館では、今年の9/4~10/24に「没後160年記念 歌川国芳」展を開催します。
歌川広重が描いた亀の絵をご紹介。亀が紐でぶら下げられている奇妙な状況です。実は「放し亀」として販売されているもの。客たちはこの亀を買い、自分の功徳のために、近くの川に放してあげました。現代からするとちょっと変わった商売ですね。「名所江戸百景 深川万年橋」より。#おうちで浮世絵
僧、安珍に恋した清姫。彼を執拗に追いかけるうちに蛇体となって日高川をわたり、ついには道成寺の鐘に逃げた安珍を焼き殺します。芳年が描く本作は川を渡りきったところでしょうか。恐ろしくもありますが、舞い散る桜が哀れを誘います。2022年1月開催「江戸の恋」にて展示予定です。
【グッズ紹介】太田記念美術館のTwitterアイコンである虎子石が、ポーチ(2,310円)とクッション(3,850円)になりました。製作はフェリシモミュージアム部@f_museumbu。美術館受付にて販売中です。虎子石を描いた浮世絵の実物を「浮世絵動物園」展にて8/28まで展示していますので、ぜひ比べてみて下さい。
江戸時代のスイカはどのようにカットしていたのかというお話|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n32d9eefff4df
【グッズ紹介】歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにした、可愛らしいアクリルキーホルダー。「にはかあめんぼう」「百ものがたり」「ぼんぼん」の全部で3種類。太田記念美術館の受付にて、各税込550円で販売しています。(制作はアダチ版画研究所@ukiyoe_adachi
戸隠山で美しい女性に遭遇した平維茂。しかし美女の正体はなんと鬼。鬼が被っていた被衣を普通に撮影すると、白とピンクの色しか見えませんが、角度を変えると、空摺(エンボス加工)による菱形の模様が浮かび上がります。太田記念美術館で開催中の「月岡芳年—血と妖艶」展(後期)でご確認ください。
本日は風変わりな魚の絵をご紹介。博物画家である服部雪斎によるマンボウの絵です。明治5年、東京の湯島聖堂で日本初の博覧会が開催されますが、その時に出品された展示品の解説として制作されたものと考えられています。マンボウの特徴も詳細に解説されています。#おうちで浮世絵
河鍋暁斎が得意な骸骨たち。すでに骨だけですが、とても生き生きとしています。太田記念美術館にて10/29~12/19に開催する「河鍋暁斎 躍動する絵本」展にて展示予定。
小原古邨の「鷹と温め鳥」。温め鳥とは、冬の夜、鷹が小鳥を捕まえて自分の腹部を温めること、あるいは、その小鳥のことを指します。鷹の足元で顔を出しているスズメの姿にご注目。原宿の太田記念美術館にて7/26まで展示中。現在、ソーシャルディスタンスを確保しながらご鑑賞できます。
夜中に突然謎の黒い生き物に襲われた女性。髪の毛を噛み切られてしまいました。この化け物、ベルベットのような肌であったそうです。くまモンではありません。有料(800円)のオンライン展覧会「異世界への誘い」展にて紹介→otakinen-museum.note.jp/n/n3a7456974703 背景にある文字の翻刻も掲載しています。
2024年のNHK大河ドラマ「#光る君へ」は #紫式部 が主人公ということで、紫式部を描いた浮世絵をご紹介。水野年方の「雪月花の内 石山寺秋之月」。紫式部が滋賀県の石山寺に参籠中、琵琶湖に映る月を見て『源氏物語』の一節を思いついたという場面です。明治18年作。※現在展示していません。
緊急事態宣言の発令により、本日4/25(日)から太田記念美術館は臨時休館いたします。その間、心がなごむ浮世絵を随時ご紹介。月岡芳年の「月百姿」より、サルとウサギのお相撲。ウサギのお尻が可愛らしいですね。行司役の金太郎が優しそうな眼差しで見守っています。 #おうちで浮世絵
明治時代のチリメン本。しっぺい太郎という犬が化け物を退治する昔話を英訳した1冊です。化け猫たちが「しっぺい太郎にいうな、語るな」などと歌ったりする場面。「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」後期(4/29-5/28)にて展示予定。※明日4/24(月)は休館日ですのでご注意ください。
本日6/9は月岡芳年の命日ということで、芳年の描いた少女と猫の絵をご紹介。タイトルに「うるさそう」とあるように、少女は騒ぎながら大好きな猫に抱きついています。猫も「やれやれ仕方ないな」といった表情。太田記念美術館監修『浮世絵動物園』(小学館)に掲載しています→amazon.co.jp/%E6%B5%AE%E4%B…
昨日に続いて、こちらも歌川国芳が描いたほおずき。ほおずきたちが、トウモロコシの幽霊に出会って、ビックリ仰天という場面です。腰を抜かしたり、逃げようとしたりする仕草が見事に表現されています。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。本日、館内は空いています。
こちらの女性たちの着物も、光の当て方で空摺(エンボス加工)が浮かび上がります。月岡芳年「美立七曜星 満月」。しかも模様は一つではなく、2種類使っているのがお判りでしょうか?太田記念美術館で開催中の「月岡芳年—血と妖艶」展(後期)でご確認ください。
日曜美術館のアートシーンで紹介された月岡芳年の「月百姿」より侠客の深見十左衛門。光を当てる角度を変えると、市松模様が浮かび上がります。正面摺という光沢を出す特殊な技法を用いていますが、実は展示室ですとほとんど判別できません…。太田記念美術館で1/28まで開催の「和装男子」展で展示中。
遊郭の一室から外を眺める猫。夕暮れどきの情景を描いた広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」は、猫の浮世絵としても高い人気を誇ります。4-5月「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」にて展示予定。#猫の日
NHK大河ドラマ #鎌倉殿の13人 にちなんだ浮世絵をご紹介。番組冒頭で工藤祐経に向かって石を投げていた子どもたち。おそらくその弟が大きくなった姿を描いたのが、こちらの月岡芳年「月百姿 雨後の山月 時致」。ネタバレになるので詳細は控えます。※現在展示していません。
【展覧会情報】那珂川町馬頭広重美術館@batohiroshigeでは「帰ってきた!猫じゃ猫じゃ展」を6/19~8/29に開催。猫を描いたさまざまな浮世絵が大集合。詳しくは美術館HP→hiroshige.bato.tochigi.jp
浮世絵版画では、輪郭線を墨色で摺るのが普通ですが、鰭崎英朋のこちらの木版画では、女性の肌の線を薄いピンク色で摺ることで、肉感を出しています。まつ毛や眉毛、髪の毛を細く彫る彫師の技術にもご注目。本当に木版画なんです!太田記念美術館で現在開催している「鏑木清方と鰭崎英朋」展で展示中。
#キュレーターバトル に参戦中。月岡芳年の「月百姿」より侠客の深見十左衛門。光を当てる角度を変えると、黒い着物の中から市松模様が浮かび上がってきます。浮世絵版画ならではの正面摺というテクニックですが、#コレどうなってるの という不思議な技法で作られた作品をお持ちの館はおられますか?