本日の #おうちで浮世絵 はちょっと雰囲気の異なる作品をご紹介。妖怪画で知られる鳥山石燕が描いた不動明王です。密教の仏であり、怒りの形相で私たちを悟りへと導いてくれる不動明王ですが、厄除けや病魔退散のご利益もあると信仰されています。新型コロナウイルス拡散防止を祈念して。
明日4/8は満月が大きく見えるスーパームーンになるそうです。満月の下で戦う牛若丸と弁慶。芳年らしい迫力ある構図が魅力的なこの作品は「月岡芳年 血と妖艶」展で展示しておりましたが、申し訳ないことに臨時休館に。芳年展、必ず再開催させますので、再びの登場をお待ちください。 #おうちで浮世絵
明日4/8は満月が大きく見えるスーパームーンになるそうです。こちらは月岡芳年の「月百姿 むさしのの月」。大きな満月の下、キツネが水面に映る自分の姿を眺めています。「月岡芳年 血と妖艶」展の後期に展示する予定でしたが、臨時休館となりました。再開催までお待ちください。 #おうちで浮世絵
「月岡芳年 血と妖艶」展の出品作をご紹介。ペットの猫を可愛がる花魁の薄雲。仕事中も猫と一緒にいたそうです。猫好きだけあって、着物の柄や紋が猫の形に。簪の飾りもよく見ると猫になっています。自宅でも浮世絵を楽しんでもらうため #おうちで浮世絵 はこれからも続けていきます。
江戸時代のネコもコタツが大好きだったようです。満足そうな表情で丸くなって眠っています。鈴木春信の作品。ちなみにコタツに座る左の人物は男性、右は女性。男性がコタツの中で女性にちょっかいを出したようで、逆に足をくすぐられています。自宅でも浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
今宵は月が綺麗です。こちらの浮世絵とともに月を眺めてみてください。「こむな夜か又も有うか月に雁」。 #おうちで浮世絵
開催延期となった「月岡芳年 血と妖艶」展の出品作をご紹介。「月百姿 朱雀門の月」。笛の名手である源博雅(博雅三位)が、朱雀門の鬼と言葉を交わすことなく笛を吹き合い、互いの笛を交換するというエピソード。背中を向けている方が源博雅です。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
開催延期となった「月岡芳年 血と妖艶」展の出品作をご紹介。「月百姿 南屏山昇月」。『三国志』でお馴染みの曹操。赤壁の戦い前夜、南屏山から昇ってくる満月を船の上に立って眺めています。後にこの南屏山で、孔明が東南の風が吹くのを祈ります。自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
3人の女性たちが雪の降る中、男性の家を訪れています。三国志好きの方ならすぐにお分かりの通り「三顧の礼」のパロディ。劉備・関羽・張飛が孔明の家を訪れる場面です。三国志は浮世絵を鑑賞する時に必要な教養のひとつでした。外出もままなりませんが、自宅で浮世絵を楽しむために #おうちで浮世絵
浮世絵のネコたちも、うちで踊ろう #おうちで浮世絵
コウモリもタコも踊ろう #おうちで浮世絵
人間たちも踊ろう。河鍋暁斎がさまざまな流派の筆法を伝授してくれる『暁斎画談 内篇』より。人間の裸体を墨の線で、まとっている和服を朱の線で示しています。裸体の動きを把握することで、より躍動感ある人間の動きを表現できるという暁斎の教え。絵を学ぶ人、必見です。 #おうちで浮世絵
骸骨たちも踊ろう。全員骸骨なのですが、生きている人間以上に動きが生き生き。河鍋暁斎の『暁斎鈍画』より。暁斎が、人間の骨格を真面目に研究しつつ、さらに躍動感のある動きを生み出そうとしていることが分かります。 #おうちで浮世絵
河鍋暁斎『暁斎画談 内篇』の人体図が好評でしたので、ついでにこちらもご紹介。裸体を墨の線、中国の衣服を朱の線で表現しています。『暁斎画談』は早稲田大学の古典籍総合データベースにて、全頁フルカラーで閲覧できます。→wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html… ぜひご参考ください。#おうちで浮世絵
地味な絵ではあるのですが、現代の絵師さんたちに見てもらいたい河鍋暁斎の絵をご紹介。「真」がリアルに描いた手、「画」が絵として描いた手。リアルの観察を基礎としながらも、絵にする時はアレンジを加えて生動感を出しています。『暁斎画談 内篇』の「手足真図及ヒ画図」より。#おうちで浮世絵
デッサン力の高い河鍋暁斎ですが、実は過去の名画をたくさん模写する勉強家であったこともぜひ知ってもらいたいところ。『暁斎画談 内篇』では鳥山石燕の妖怪画を模写しています。ぬらりひょんやしょうけらといった妖怪たちを、色の塗り方とともに描いています。 #おうちで浮世絵
踊りの描写なら、やはり葛飾北斎は達者です。「雀躍り」とされるこちらの『北斎漫画』三編。頭は笠で、手先は着物の袖ですっかり隠れているにもかかわらず、その動きが生き生きと伝わってきます。外出自粛が続きますが、せめて心の中は楽しく。 #おうちで浮世絵
今日の東京は激しい雨です。浮世絵の中でも激しい雨の様子はしばしば描かれますが、絵師たちは雨をどのように描くか、いろいろと表現を工夫しています。絵師は春潮、二代豊国、広重。外の景色を眺めながら、見比べてみてください。 #おうちで浮世絵
東京では雨があがりました。こちらは月岡芳年の「月百姿」より「雨後の山月 時致」。『曽我物語』で知られる曽我兄弟の弟・五郎時致が仇討ちをする場面。普通は土砂降りの雨の場面として描かれますが、この絵では、雨が止んで雲間から月が姿をのぞかせた瞬間を描いています。 #おうちで浮世絵
月岡芳年の「月百姿」より。貫禄ある背中をこちらに向けた、侠客の深見十左衛門。光を当てる角度を変えると、市松模様が浮かび上がる仕掛け。正面摺という光沢を出す特殊な技法を用いています。展示室で見るとほとんど判別できないのですが、ツイッターだとこうしてお伝えできます。 #おうちで浮世絵
かわいい子犬の浮世絵をご紹介。歌川広重の「名所江戸百景 高輪うしまち」より。大八車の陰に子犬が2匹。茶色の子は落ちていた草鞋の紐をガジガジ。空には大きな虹が弧を描いています。子犬たちも眺めているのでしょうか。外出自粛が続く中、ちょっとでも心がなごむ浮世絵を。 #おうちで浮世絵
かわいい子犬の浮世絵をご紹介。歌川国貞の「江戸自慢 洲崎二十六夜」より。子犬たちのそばでは、お母さんが男の子の体を洗っています。男の子は水があまり好きではないのか、ちょっと嫌そうな表情。左の子犬は男の子のことが気になるのかな?外出自粛が続く中、心がなごむ浮世絵を。 #おうちで浮世絵
おうちでも江の島観光できます。現代の江の島ではなく、約190年前の江の島にタイムスリップはいかがでしょうか。葛飾北斎の「冨嶽三十六景 相州江の嶌」より。江戸時代には引き潮になると、歩いて江の島まで渡ることができました。 #おうちで浮世絵
かわいい犬の浮世絵をご紹介。歌川国芳の「御奥の弾初」です。大奥の女性たちが箏の演奏に耳を傾けていますが、綺麗な座布団の特等席に、狆(ちん)がちょこんと座っています。ペットとして大事に飼われていたのでしょう。青い目をしていますね。 #おうちで浮世絵
紫式部は、琵琶湖の近くの石山寺に籠り、新しい物語の構想を練っていました。湖に映る満月を眺めていた時、『源氏物語』のストーリーがひらめいたといいます。家に籠っていても、夜空を眺めれば、何かいいアイデアが思いつくかも知れません。月岡芳年「月百姿 石山月」。 #StayAtHome #おうちで浮世絵