76
普段穏やかな人が、急にキレることがある。
これまでニコニコ耐えてきたけど抑えられなくなったり、恐怖や不安から身を守るため反射的に攻撃することもある。そこに相手を傷つけたくて怒る意図はない。
周囲から見れば「突然」だが、本人にしてみれば「我慢の限界」である。そこまで耐えたのだから。
77
ACは、滅多に人に心を開かない。
期待しても叶わなかったり、裏切られた時の失望を知っているから慎重になる。
でも「この人なら分かってくれる」と思うと期待しすぎてしまう。自分の全てを受け入れてほしくて曝け出しすぎたり、嫌われないよう必死になりすぎる。
性格のせいではなく過去がそうさせる
78
・誰かに依存してはダメ
・強くならなきゃダメ
・一人で生きていけなきゃダメ
これらは、子どもの頃から「一人で頑張るのが当たり前だった」人が抱えやすい。
期待して裏切られる悲しみも知っているし、自分の嫌いなアノ人のようになりたくないからこそ、無意識に厳しいルールを課してしまう。
79
母親が子どもに話す父親の愚痴は、子どもにとっては間接的に「自分への批判」となる。
子どもは「両親の特長を受け継いでいる」、という感覚を持つから。表に出さずとも、心が深く傷ついてしまう。父親が母親について話す場合も、同様の影響を及ぼす。
親が子どもに言うべきではない話題がある。
80
馬鹿にされたように感じて、イラッ!とすることがある。
誰でもそう言うことはあるが、そういうことがしょっちゅうあり、突発的に激しい怒りが出るなら「過去」が影響している。
幼少期、大人達に否定されたり、からかわれたり、雑に扱われていたように感じているとそうなりやすい。
実は過去の怒り。
81
やる気がないのではなく、やりたい事ではなかったのかも。
中途半端ではなく、実はそこまで好きじゃなかったのかも。
飽きやすいのではなく、別のことに興味が出ただけなのかも。
できないのではなく、実は相当疲れているのかも。
相手の批判だけでなく、自分の本音も聞いてみてくださいね。
82
勇気を出して辛い気持ちを打ち明けた時、「今更…」と呆れられたり、「言ってない」と言い張られたり、「なんでもっと早く言わないの!?」と責任転換されることもある。
だが、時が経てば心の傷が消えるわけではないし、許さなきゃダメでもないし、そもそも「言いたくても言えない状況だった」はず。
83
本音で話すのが苦手、という人がいる。
否定されるのが怖い、本当の自分を知って嫌われたくない、気持ちがうまく表現できない、どう思われるか心配、信用するのが怖い、親しくなると裏切られそう、そもそも本音が分からないこともある。
共通点は、本音を言いづらい家庭環境で育ったということ。
84
自分の意見を言うのが苦手な人がいる。
言っても無駄だろうな、言って否定されたら嫌だなと思う事もあれば、そもそも自分の意見が分からないこともある。
自分の意見を大人に言っても「でも…」「それはさぁ…」と頭ごなしに反論されたり、そもそも意見が言いにくい環境で育つとそうなりやすい。
85
肩こりが酷い、首がガチガチ、食いしばりが酷い、頭痛もち…というACは多い。
常に何かを警戒し、心と体が緊張状態だから、朝起きた時に『既に疲れている』こともある。
子どもの頃からずっとそうだと「これが当たり前」「みんなそう」と思い込むが、実はそうではない。
本当は、体はもっと軽い。
86
「誰のおかげで」と罵られたら、心の中で「自分のおかげ」と思おう。子供の頃に、その環境を耐えた自分を褒めてあげて。
「恩を返せ」と言われたら、「子供の頃に耐えて頑張った自分」に恩を返そう。
過去のあなたが頑張って生きたから、大人になれたんだよ。
#クロ現プラス
#親を捨ててもいいですか
87
優しくて我慢強い人も、人間だからどこかで限界がくる。
ギリギリまで耐えるからこそ、心が破裂する。人が変わったように怒鳴り散らしたり、物を壊したり泣き叫んだりする。
これが本当の自分なのでは、嫌いなあの人と同じではと怖くなるが、それは違う。
過去に抑えた感情が多いほど反動は大きい。
88
「人のせいにしているだけかも」と苦しくなる人は、むしろ一人で責任を背負いすぎている人。
「努力が足りない」と自分を責めてしまう人は、既に頑張っている人。出来た部分を認めてみる。
「甘えているのかも」と悩む人は、むしろ逆。甘えていたら、そんなこと思わない。実は、もっと頼っていい。
89
「困ったことがあっても誰も自分のことを守ってくれない」と思うことがある。
頼りたい時に頼れなかったり、助けてもらえなかった経験があるとそうなりやすい。
だから人を信じるのが怖い。信じたいのに、裏切られるのではと思う。生きづらさの原因は、性格ではなく過去の不安感からくるものが多い。
90
「真面目だね」と褒められても、「それしか取り柄がないって事?」「嫌み?」と思う人がいる。
親切から「もっと休んだら?」と言われて、休めないことを責められているように感じる人もいる。
幼少期に批判されてばかりいると「批判される前提」で聞いてしまいやすい。だから人間関係が複雑になる。
91
世の中には、とことん意地悪な人がいます。
どれだけ考えても、理解できない行動をとる人もいます。
一生懸命伝えても、全く通じない人もいます。
どう接しても、どうにもならない人もいます。
そういう人とは離れる。
その人を好きになろう救おうと思わず、そっと離れる方がいい。
#不愉快の極み
92
自分の意見を言うのが苦手、という人がいる。
幼少期に価値感、考え、好きなものを自由に言えない環境だとそうなりやすい。親だけでなく親戚や先生など、周囲の大人の影響も受ける。
否定されることが多いと、言わない方が良いと判断する。
相手に合わせ、自分の意見を持たないことで心を守る。
93
トラブルがあると「もしかして私が何かしたかな…」と焦る人が増えている。
実際には、全部あなたのせいなんてことはない。
だが不安を通り越して怖くなり、悪くないのに謝ってしまう事も多い。
子どもの頃の経験から「人のせいにするより、自分のせいにした方が安全」と学んでいるとそうなりやすい。
94
・人の反応が気になりすぎる
・言いたいことが言えない
・苦手な人に好かれる(NOが言えない)
・マウントされやすい
・相手の意見に合わせる
・やりたいことが分からない
これらは、幼少期に「親に迷惑をかけちゃいけない」と背負っていたACが抱えやすい悩み。
自分の人生の主人公が『誰か』になる。
95
・親に笑ってほしい。喜ばせなきゃ。
・怒られたくない。褒められたい。ちゃんとしなきゃ。
・弱い自分はダメ。強くならなきゃ。
・頑張らないと認めてもらえない。
・早くしなきゃ。急がなきゃ。
子どもの頃に身に着けたこれらのスキルが、大人になった時『他人』に対しても同じように影響する。
96
「手の掛からない良い子だった」と言われることがある。
親や先生からすれば「良い子」かもしれないが、子ども側は相当努力している。子どもらしいわがままを抑え、周囲に合わせ、迷惑をかけないように我慢する。
それなのに「この子は放っておいても大丈夫」と、ますます放っておかれてしまう。
97
無視されていなくても、無視されたと思う。
愛されていても、愛されている実感がもてない。
注意されると、否定されたようで苦しい。
「私は誰からも必要とされていないのでは…」という不安を抱えているとこのように感じやすい。
これはあなたの性格のせいではなく、幼少期の心の傷がもたらす不安。
98
本来なら「変わらなくていい人」が悩み苦しみ、限界が来てカウンセリングを受けるケースが急増しています。
「自分を変えなきゃ」と悩む時点で、あなたはとても頑張っています。疲れるのは、ちゃんと考えているからです。
「それ、本当に自分のせい?」と、立ち止まって自分に聞いてみてくださいね。
99
「親に謝ってほしい」という思いが溢れることがある。
だが多くの場合、上手くいかない。
親は自分の育児が正しいと思い込んでいたり、親なりに子どもを愛していたと主張する。「そんな昔のこと」と一蹴されたり、反対に「ごめん」の一言で片づけられてやり場のない思いを抱えることもある。
100
「誰とも話したくない」「誰にも会いたくない」と思うことがある。
そういう日もあるし、そういう日が続くこともある。
そう思うほど疲れていたり、傷ついているのかもしれないから、そういう時はどんどん一人の時間を作る。
そんな自分をダメだと思ったり、責めたり落ち込んだりする必要はない。