351
なにもかもめんどくさくて、たとえ自分のやる気スイッチの押し方を知っていても「そもそもそれを押すことすらめんどくさい」ってときがある。かといって「よし、じゃあ全て放り投げて完全に休養しよう」という勇気もなく、心の中のどんよりとした罪悪感にただひたすら耐え続ける…これが一番消耗する
352
仕事も恋愛も「この人ともう少し一緒にいたい」って感覚が一番信用できるコンパスのように思う。そっちの方向に進むことはきっと間違ってない。
353
なんでもかんでも「これは良い経験だった」って言って自分を慰めるのも、ちょっと違う気がする。「完全に間違った選択をした」「無駄な時間を過ごした」ってぶった切れる度胸。全てを肯定する必要はない。大間違いは大間違い。消えない過去だけど、ただそこにあるだけ。否定もしないし肯定もしない。
354
「言ったことはちゃんとやる」「決めたことはちゃんとやる」「約束はちゃんと守る」そして「やれないことは言わない、決めない、約束しない」っていうことを淡々とやっていると、段々自分で決めたことが実行される確率が上がっていく。そうやって徐々に自分の思考と現実が一致しはじめる。逆もしかり。
355
これ、ほんとに効果があったから何回も言うんだけど、「自分にめんどくさいという感情がなかったら、何をやるだろうか、何をやりたいだろうか」って考えると、心理的な壁を迂回して色々な自分の本音を掘り起こせる。すごく便利な質問。
356
「私がいかに素晴らしいか、実績があるか」を聞かされ続けるのは誰だってしんどい。「私があなたに何ができるか」「私とあなたで何ができるか」を語られると、惹き込まれざるをえない。「私の物語」でなく、「私とあなたの物語」を語れる人はとても魅力的だ。
357
本は、読みたいと思ったタイミングと読めるタイミングと理解できるタイミングがそれぞれ全然違うし、偶然事故みたいに手にとって読み始めて読み終わる本とかもあるから、「とりあえず買って積んでおく」という所作がどうしても必要になる。
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最近、脳内に陽気な外国人のおっさんが居座っており、悩んでいると「おいおい、まーたいつもと同じことでなやんでんのかぁ?とりあえず話きいてやっから、手ぇうごかせよ手。どうせ悩むんだったら手は皿でも洗ってた方がまだマシだろ?」って陽気にアドバイスしてくるんだけど誰だお前は。助かる。
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相手の「質問」だけは批判しちゃ駄目だ。「なんでそんなこと分からないの?」「それ前も同じこと聞いたよね?」「前に説明したよね」違うんだ、分かりかけてきたからやっと今、自分の口から質問ができたんだ。それを否定しないでおくれ。「そうだよ」っていってもらえればそれでいいんです。
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「教養っていうのは、どんな人とでも話を広げられること。」ってたしかにそのとおりかもしれん。
知識が深くないと、そもそも質問ができない。
質問ができないと会話が広がらない。
そもそも「質問したい」と思うには好奇心が必要。
好奇心とは知識の連鎖なので、知識がなければ好奇心が湧かない。
361
学習性無気力症におちいっているときには、やる気が起きず、やる気がないから何もできず、何もできないから自分を責め、落ち込み、さらにやる気が落ちる、という負のループからいかに脱出するかが鍵になるんだけど、そのきっかけになるのは、超簡単な約束を自分として、それを守る、を繰り返すこと。
362
今はできなくても、いつかはできるようになるだろう。
という確信を持てる人は強い。
この確信を育てる方法はたったひとつしかなくて、
今できることをやる
ほんとこれだけ。これだけを毎日繰り返す。
今できないことに悩むのは何の意味もない。今できることに手と足を動かす。ほんとこれだけ。
363
退屈を刺激で埋めようとするな。退屈は、刺激依存からの離脱症状だ。強い刺激で人生を紛らわせるな。強い刺激に慣れすぎているせいで、内面から発せられる声、とても弱いがたしかに自分自身の「やってみたい」という声、意欲の種である、その声に気づけないのだ。じっと退屈を享受せよ。
364
いつも話をにこにこ聴いてくれる人。気を遣わせない人。そういう「いつも機嫌がいい人」というのが間違いなく、現代におけるもっとも至高な存在。人間国宝級。
そしてこれはナチュラルにやっている人ほど、周りはその人の存在が当たり前になりすぎてて、そのありがたさを忘れてしまう。
365
人の助けをかりるのが上手な人は
「助けてほしい。でもあなたの都合もあるだろうから、助けてくれなくっても恨んだりしない」という感じが伝わってくる。説得的ではなく、選択的。お返しがしっかりしている。お返しというのは、感謝を態度で示すこと。金銭ではなく。感謝を記録ではなく記憶に残す人。
366
以下の三種類の感覚は、似てるけど全然違う感覚なので厳密に分けられるようにしとくとすごく役に立つ。
「めんどくさい」ことは、人に頼むか効率化を考える。
「勇気がでない」ことは、勇気がなくてもできるレベルまで分解する。
「やりたくない」ことは、やらなくて済む方法を全力で考える。
367
・衝動的に発言するのを控える
・感情的になりかけたらトイレに逃げ込む
感情にまみれた意見は、たとえ正しいとしても言葉がいがらっぽくなっているから、相手にちくちくと刺さる。感情と衝動は寝かせれば抜けていく。
せめて一日くらいは、感情を抱えておける程度の器は育てておこう。
368
・はじめてやる作業
・しばらくやってない腰の重い作業
こういった作業に手をつける(終わらせる、ではない)ことは、やり慣れた作業を10個こなすことよりもはるかに尊い。
どんなに時間がかかっても、新しいこと、不慣れなことをやっている自分は偉い。超えらい。めちゃくちゃ褒めてあげてほしい。
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例えば「汚い言葉を使わないようにしよう」という心がけは立派だし周りも気持ちが良いと思うのだけれど、そのルールを他人にも適用してあの人は言葉が汚いからダメだ、って批判に使うようになったら、それはもう汚い言葉以上に人と、そして自分自身を傷つける。
370
自己肯定感を高める一番の方法は、自分と約束をして、それを守ること。それを繰り返すこと。これは他人に褒められる必要のない、いちばん確実な方法。
いちばんわかりやすいのが早起き。まずは何もしなくていいからとにかく、自分で決めた時間に自分の意思で、起きよう。
#早起きチャレンジ
371
沢山人に会ったり、色んな場所に行ったり、する必要ないです。というか、「沢山人に会ったり色んな場所に行かないと豊かな人生にならない」という思い込みがあるならなおさらです。
自分の中に必然性が生まれてからで十分です。どうしても行きたい、どうしても会いたい。そう思えてからで十分です。
372
頑張っている人から元気をもらえるのは、元気があるときだけだ。
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意識的であれ、無意識的であれ、周りを傷つけてしまう人って「かなりシビアな思い込みの世界」に生きていることが多い。そんな人と遭遇してしまったら、「ああ、あの人も大変なんだろうなぁ」くらいに同情しつつ、「でもごめんね、私はあなたを救ってあげられない」と距離をおく。やさしい復讐。
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騙されたと思って、『考えても意味ないことは考えるのやめよう』って決めてみて。思考は意外とコントロール出来るって気づけるとおもう。思考のループから脱出する一番簡単な方法。
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人って学びたてほやほやの時は、聞くこと全てを吸収しようとアンテナびんびんなんだけど、段々慣れてきてメインの知識が定着してきてそれで何とか仕事とか回るようになってくると、段々知らない知識をスルーし始める。これ。このスルー耐性はいらない。知らないことをまぁいいやで流さない。これ大事