万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(リツイート順)

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『ディクシット』なるフランスのボードゲームを、ヨーロッパ企画の上田誠氏と森見登美彦氏とともに初トライ。まき散らされる教養とシュールと一人芝居、ときたま相互理解が成立する白熱の時間でした。上田氏の一人ハッタリ力、森見氏のベストセラー作家力がいかんなく発揮され、とにかくモリミー強し。
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ポスターの「(全編)ずっとビルのなか。」は、単行本から文庫本への改稿のいちばんの要素で、文庫帯にも使われています。発売直前に私がこれでと差し替えを頼み、「私発案なら編集長にハネられるけど、万城目さん発案ならOK出るかも」と担当編集者が粘って採用になり、ここでも採用でちょっとうれし。
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まず宝塚×ルパンという組合わせの時点で「?」となるわけですが、これがおそろしいほど違和感がない。むしろ、ルパンのジャケットから伸びる細い脚、銭形のだぶだぶコートから伸びる細いガニ股など、造形面では最も近くなっている不思議。大野雄二さんのアニメ版の音楽が使えることも非常に大きい。
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今年を漢字一字で表すなら「苦」。くるしいより、にがいのほうで。来年はよき相手と、よき仕事ができますように。
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大阪万博。あのセブンイレブンしかない夢洲がマカオみたいになるのだろうか。
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関西での『バベル九朔』の放送は今夜(読売テレビ 26:37〜)から! 念のために大阪の実家の母親に親切心で教えてあげたら、「予約済み。ネタばれしないで」と念押しされ、ちょっとモヤッとする。
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今うまれた赤ん坊が自分と同い年になったとき、彼・彼女たちにとっての第二次世界大戦は、現在の私と日露戦争との歳月の隔てに等しくなる。なんてことを考えると、日露戦争の生の声が消滅した今の状況が遠からず、確実に来るわけで、改めて伝えること、覚えておくことの大事さを感じる次第です。
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野辺へ出て参りますと春先のことで、空には雲雀がピーチクパーチクさえずっていようか、下にはレンゲタンポポの花盛り陽炎がこう燃え立ちまして遠山にはバアッと霞の帯をひいたよう、麦が青々とのびて菜種の花が彩っていようかという本陽気、やかましゅうゆうてやって参ります、その道中の陽気なこと。
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「にっかり青江」という名前の名刀の実物写真を見たいのですが、分け入っても、分け入っても、マント姿のお兄さんの絵しか出てこない。これが刀剣ブームというやつですか・・・。
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一年が経つのが早すぎて、今日から10月と気づきませんでした。改めまして。 さあ、神無月だ――出番だよ、先生。 (イラストはAIに描いてもらった鹿男)
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その一回だけの発言のぬしを、やがてジャニーズの方が演じることになる不思議。はじめて少女と出会うまでのくだり原稿用紙100枚分くらいを、文庫化改稿の際にばっさり切り落としたので、この部分の会話も文庫本には残せず、今となってはちょっと残念です。
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なぜ今号の表紙が山田風太郎なのかは触れてはいけない「野性時代」来月号の表紙は菊池風磨氏。インタビュー取材でKFCを果たした担当編集者氏曰く、「いい言葉といい写真いただきました」とかなりの手ごたえを得た様子でしたぞ。 twitter.com/yaseijidai/sta…
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「NOT FOUND」が台湾で発売され、これは目出度いということで(いつの間にか、ツイッターのトレンド欄に最新Sexy Zone情報が上がる仕様に)、果たして『巴別九朔』と関連づけられているのか、ちょっと気になるところであります。台湾版は私の手書き「バベル九朔フロアMAP」が折り込みで入っています。
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リツイートした東京新聞のインタビューを読みました。短編のオチを書かれていました。信じられない。インタビュー受けたことを、本当に後悔しています。
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児玉さんエピソード、ずいぶん評判いいのでもう少し詳細語りますと、エレベーターが満員だったのは結婚式会場に向かうスーツ姿の若者グループが乗っていたから。しかも奈良の輩の薫り強め。児玉さんに気づくと酒も少し入っていたか「おおアタックや」「マジ、アタックやんけ!」と盛り上がり始める。 twitter.com/maqime/status/…
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地震が起きる2日前でした。最後のタイミングだったのだと。この雄姿を次に見られるのは、10年後になるか、20年後になるか。まずは生活している人の日常が戻ることが最優先ですが、熊本のシンボルが一年でも早く復活しますように。
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『バベル九朔』ドラマ完結。全10話堪能しました。右目から始まり左目で終わる。終わると思いきや、第1話冒頭のセリフからまた始まる。ぐるぐると回り続けるバベルの世界で満大と後藤は映像作品を新たに作るのか、それともこれが完成作なのか、それとも二人の存在含め全部が虚構なのか。
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【京都へ】外出ままならぬ連休なればこそ、読書で旅気分を味わうも一興と、自著に紹介できるものはないか本棚をのぞいたら意外とありました『鴨川ホルモー』。左京区から鴨川、祇園、四条烏丸、衣笠と洛中をところ狭しと駆け回り、このごろ都にはやるものにうつつをぬかす若者たちの物語です。#読書旅
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ひさしぶりに『バベル九朔』を読み返し、よくこれを連続ドラマにしようと思ったなあ、と改めて感慨深く。付箋は刊行前に初読したときの、気に入らなかった箇所。チェックの感度が鋭すぎて、一年半経ち指摘の書きこみを読んでも何が悪いのかわからない。人間の感覚とは日々、変わるものですね。
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当時の状況を補足しますと、京都市内ではテレビ大阪が受信できず、「エヴァンゲリオンなるものがはやっている」という情報は回るも、誰もその中身をリアルタイムで見ておらず、正月実家に帰り、3日間の年末テレビ大阪全編一挙放送を見た者だけが映画に進むという、非常に限られた需要だったのでした。
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恐竜発掘史で必ず紹介されるメアリー・アニング。19C前半、イギリス南部の海岸から魚竜や首長竜の化石を発掘したが、女性であることを理由に論文を発表することができなかった。そんな生涯独身だった彼女と、地質学者の妻との恋愛を描く、思いもしない切り口の『アンモナイトの目覚め』が見たいです。
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初タカラヅカ、雪組公演『ルパン三世』に行って参りました。素敵でした。宝塚ルパン、よもやの200点でしたわ。
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開会式、ぶつ切りの演出が並び、全体を通して一点に盛り上げていくという工夫にいちじるしく欠けた印象。本当に長い間、準備したものがこれだったのか。ページのあちこちが欠落した本を読まされたような、ちぐはぐな式でした。
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『鎌倉殿の13人』のこれからの過酷な展開を楽しむために、薄ぼんやりとした知識のまま、あえて歴史のおさらいをせずに挑んでいたのに、先日鎌倉から江ノ電に乗ったら次の駅が和田塚で「ああ、和田殿! しかも塚が駅名になるなんて根こそぎやられるんじゃ」と一瞬暗くなりました。杞憂ならよいですが。
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【奈良へ】悠久の都が醸し出す、味わいと薫り深き1800年もののノンビリを味わいたいときは『鹿男あをによし』がオススメです。奈良公園から飛鳥、黒塚古墳、平城宮跡と巡り、鹿に卑弥呼に剣道に野生的魚顔と全然ノンビリじゃない鹿男ライフ。合言葉は「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」です。#読書旅