万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(新しい順)

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坂元裕二氏と先日お会いしたとき、Netflixと5年契約を結んだという話を聞かされ、「あれ、知らなかったですか?」「すみません、チェックしてなかったです」といった会話を交わしたのですが、今日発表ではないか。完全に謝り損ではないか。
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のようなことを言い出し(弓を極めんとする若者が、ついには弓の存在自体を忘れてしまう話)、この境地に達しないとカンヌはとれないのか! とどこまでもまぶしかったです。
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はじめてお会いしたとき、「1時間パソコンの前に座っていても、集中できるの5分です」とすべての創作者を勇気づけるであろう名言をくれた坂元裕二氏に先日お会いしたら、「これから半年後にこの原稿が完成していると思うと、別に自分が書く必要ないんじゃないかという気がしてくる」と中島敦「名人伝」
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もっとも、昨日になって気づいたのだが、とんだデタラメなのである。その後、上岡龍太郎は三十一年も生きた。50歳の時点で死の気配を感じるなんて、彼に関しては嘘八百もいいところで、ああ、三十年もだまされてた! 詭弁に乗せられて短編まで書いてもうた! と改めてそのカッコよさを味わっています。
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『趙雲西航』なる短編で、趙雲が50歳になるところから話が始まり、先に50歳を迎えた関羽が「五十になったらいつ死んでも仕方がないと思うようになる」と発言したと張飛が伝えるシーン。これらすべて、あのときの上岡龍太郎の発言がスタートだったと完全に忘れていた執筆のきっかけをついでに思い出す。
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最近暇があれば上岡龍太郎のことを思い出している。あれは私が高校生のとき、『探偵!ナイトスクープ』の冒頭で、50歳の誕生日を探偵たちから祝われた上岡龍太郎が「50歳になると死について考え始める」と言いだし、探偵たちが戸惑う場面があった。そんなことを言う大人ははじめてで鮮烈に心に残った。
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矢野帰子氏から『急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本』をいただきました。急な「売れ」が来たとき税金に注意! という実例として「平均課税制度を知らず、100万円の納税で済むところを所得税に700万払った男」として私が紹介されています。みなさんの注意を喚起できれば幸甚の極みです。
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ひと足お先にお伝えしますと、今月発売の「オール讀物」では『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』以来、16年ぶりになる京都を舞台にした大学生の話を書いています。お楽しみに!
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四年ぶり開催の葵祭の霊験マジあらたかなるや、『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』の増刷の知らせが舞いこみました。
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四年ぶりに葵祭「路頭の儀」。今年はホルモーの勧誘もできるにちがいない。 twitter.com/SideKyoto/stat…
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U-NEXTにお試しで入ってみたら、映画のラインナップが「90年代のレンタルビデオ店で、『いつか見よう』と思って何度もそのパッケージの前を通り過ぎたけど、結局見なかった作品たち」であふれていて、マイリスト登録が止まらない。ちなみにデビッド・リンチ作品が全部ある。UIも驚くほど快適。
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I'm wearing pantsの一文、中学生に自動詞と他動詞の区別を教える際の最高の例文になり得るし、英語上級者がよく語る「英語は前から読んでいけ」のアドバイスは「私、はく、パンツ」ではなく、「私が、はいているのは、パンツ」で読めという意味だったと気づける、無用に学びの多いチャレンジでした。
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とにかく明るい安村氏が英国で大成功して「I'm wearing」のあとに会場が「pants!」と応じるのは、「wear」が他動詞ゆえ、そこで止めることで会場に目的語をコールさせる高等パフォーマンスという解説を聞き「すごい」と思っていたら、安村さん英語をまったく理解していなくて全部が適当でいい話です。
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鹿児島市内のあちこちで思いがけず遭遇した素敵な近代建築たち。曽禰達蔵や片岡安が設計者として説明プレートに記されているのを見て、「おっ!」となりました。
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ふたたび君と出会える日が来るなんて、思ってもいませんでした。通路の先に突然君が現れた途端、電流が走りました。でも、君はこんなに小さかったか。ちがう。私がずっと大きくなってしまったのだ。かつて、わたしはへりの位置から君を見上げていたのだから!
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『SLAM DUNK』をまったく知らなかった私。1カ月かけて全巻読み切り、とうとう映画館に行ってきました。すばらしかったです。
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このツイートがきっかけで岩波書店に注文が殺到し、たちまち重版と相成ったらしい。ツイッターの言葉にはときどき魔法が宿る。たとえば同じ言葉を自作品に投げかけても、ほぼ効果は生まれない。「自分の欲がからむと魔法は発動しない」というあたりも本当の魔法っぽい。うらやましいぜブッツァーティ。 twitter.com/maqime/status/…
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そうそう、普段滅多に好みが一致しない私と森見登美彦氏が、今年めずらしく「これはおもしろい」で一致した一作。イタリア人作家ブッツァーティの『タタール人の砂漠』。何も起こらないのにおもしろい。おすすめです。
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師走の四条河原町にて今年も森見登美彦氏と上田誠氏との忘年会を開催しました。昭和歌謡流れる居酒屋二階でいつになく創作への悲愴感を発露する森見氏を、私と上田氏がアルカイックスマイルで「まーまー」と適当にいなし、今年も常軌を逸した仕事量をこなした上田氏に残り二人がほとほと感嘆し、
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氷川きよしブロマイド8種を全部集めた人が、「ズンドコンプリート」と言っていて、見事だと思いました。
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コンビニにスポーツ新聞を買いに行ったついでに、いつものお気に入りチョコを買ったら、これはいったい、どういう。。。
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日本代表戦の解説、本田圭佑が圧倒的におもしろい。これまでの解説の「おもしろさ」が先生の授業中の脱線話レベルだとすると、完全にエンタメとして成り立つレベルの高さ。実況に振られ、毎度「そうですね」で始まる従来の解説では太刀打ちできない。勝手にしゃべり始めて、驚くほど予想と指摘が的確。
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去年の選評で『ヒトコブラクダ層ぜっと』に対し「面白くなりそうな要素がいっぱいあるのに、面白くならない。なぜなら、作者自身が面白いと思って書いていないから」と三年半の執筆期間ひたすらどうやったら面白くなるかだけを考え、これが面白いと確信を持って書いた作品に対し断じられました。
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Sports Graphicである「Number」の次号予告。将棋が解禁され、次はなんとM-1。表紙は誰になるだろう。
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なぜ対馬だったのか。それは名作『ゴースト・オブ・ツシマ』をプレイしたとき、外国のスタジオが作ったのに「厳原」で「いずはら」と読んだり、「小茂田」「豊玉」「卯麦」といった地名にいちいちセンスがあると不思議に思っていたら、実はすべて実在の対馬の地名だと知り、そこから興味を持ちました。