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【三文人やわらか問答】開催のお知らせ。京都橘大学にて、万城目学×綿矢りさ×森見登美彦の3人で講演をします。たぶん、最初で最後のこの顔合わせ。12月19日(水)15:00~16:30。参加費無料。先着100名。詳細はこちらtachibana-u.ac.jp/events/2012/12…
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森見登美彦氏がたった1ツイートでフォロワーを6000も集めているという衝撃の事実を知り、嫉妬のあまり執筆をやめてこれからゲームする。こころの棘を落とすため、どうぶつの森に行ってくる。
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『偉大なる、しゅららぼん』の映画化が発表になりました。ナチュラルボーン殿様の日出淡十郎役に濱田岳さん、居候にやってくる日出涼介役に岡田将生さん。濱田さんは『鴨川ホルモー』の高村役で、岡田さんは『プリンセス・トヨトミ』の旭役で、お馴染みでございます。公開は2014年の春です。
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人間の臓器の働きを全部機械にやらせようとしたら、ビル五階分がマシンで埋まるそうですが、今度の電王戦最終局は、ノートパソコン600台以上が協力して、人間の脳一個と対局するそうです。何がすごいって、そんな超高機能を、ごはん一杯のエネルギーで平気で半日回してしまう人体の摩訶不思議です。
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お待たせしました。まだ、まる一カ月ありますが、9月30日『とっぴんぱらりの風太郎』(文藝春秋)が刊行されます。2年ぶりの長編になります。豊臣から徳川へと天下が移りゆく世に、伊賀を追い出された”ニート忍者”風太郎の、だましだまされ、斬っては斬られの日々を描く、とにかくの大長編です。
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まだ、本は出来上がっていませんが、サインもたくさんしてきました。まず、ぺらぺらの一枚の紙にサインして、それを印刷工場に持っていき、製本の際にはいちばんあたまに持ってくる、という方式が採用されました。サイン中、ひたすらCHAGE&ASKAをかけ続けてやりました。文春の会議室でね!
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数年前のこと、梅田でアパレル販売のバイトをしていた妹のところに、ロザン宇治原氏が女性を伴い来店。勘定の際、妹の「万城目」という名札を見て怪訝な顔をする宇治原氏に、妹が「万城目学の妹である」と名乗り、ちょっとした世間話タイムになったという、よくわからぬ事案が発生。
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そして本日、ヤフートップにて宇治原氏の結婚報道に遭遇。宇治原氏に「あのときの方か」とメールで確認。「あのときの方である」と本人承認。「むちゃ、かわいくてええ人やった!」と妹証言。何なのか、この妙にローカルな受け止め方は。とにもかくにも、宇治原くん、ご結婚おめでとうございます!
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さあ、神無月だ。出番だよ、先生。
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ファンになって24年。チャゲさんから「サインちょうだいよ」と『とっぴんぱらりの風太郎』を差し出されたときは、こんなことあっていいんか、と思いましたね。夢遊状態でサインして、そのまま自分のカバンに本を入れて帰ろうとして、「それ、俺のだよ!」と注意されましたね。ああ、また熱出る。
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図書館が新刊本をじゃんじゃん貸すのは、住民が払った税金に対する公共サービスでもあるし、文化的にも必要だし、まあ、しゃあないです。それに、少なくとも1冊は購入してもらっています。でも、これはひどい。互いに建前は守りたいところです。city.sapporo.jp/toshokan/kizo/…
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本日、ついに完成した映画版『偉大なる、しゅららぼん』の試写を観てきました。すばらしい出来で、本当にうれしかったです。どこまでも真面目に、あの琵琶湖の城暮らしのヘンテコ物語を、みっちり再現してくれていました。公開は来年3月8日です。
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劇場版「まどか☆マギカ」の後編を観ました。「魔法」「少女」「ニーハイ」の三題噺で、宇宙の創造まで話を持っていけるのは、間違いなく世界で日本人だけでしょう。終盤、「まどか!」「ほむらちゃん!」の間に「鉄雄ォ!」と入っていても違和感ない空気でしたもの。
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厄介なことに、新刊の寄贈を求める図書館は200%善意のかたまりなのです。でも、無用の善意というものも世の中にはあるのです。もらってうれしい、ではないのです。city.susono.shizuoka.jp/life/ed/suzuki…
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図書館が予算内で本を購入し、それを市民に貸すのはまったく問題ないのです。要望が多いからと、タダで仕入れて、タダで貸すのはやめてほしいと言っているのです。そりゃ市民はよろこぶだろうけど、それは偽りの正しさで、本当に正しいのは「待てない方は御自分で購入を」と言うことです。
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フォルランが大阪! 西田辺の交差点で革ジャンのポケットに手を突っこんで信号待ちするフォルラン、スーパー玉出で買い物するフォルラン、阪堺電車の回数券を一枚ちぎるフォルラン、最後の一枚ちぎらんでよいことに気づかず破ってしまうフォルラン、サンガリアCMに出るフォルラン。異次元ですな!
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恵方巻を買ってしまいました。それこそ大阪にいた頃は、全然気にしてなかったのに、売り場の行列を見てつい。おそらく21世紀になって最も大きな規模で全国へ広がった、地方発の新たな食文化・習慣ではなかろうか。もとは船場あたりの、単なる一商家のけったいな風習ですのに(と言われている)。
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幼い頃から完全に「きのこの山」派で、「あんな粉っぽい菓子のどこかええねん」と「たけのこの里」をはるか下に見ていたら、実は世間は圧倒的に「たけのこ」派だと知ったときの衝撃。我が内なるコペルニクス的転回、お菓子部門第1位の事件でした。めげずに今日も「大人のきのこの山」を食べます。
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ソチ特集「Number」を読みながら思うは、ああ、自分がフィギュア選手であったなら、フリーは『大江戸捜査網のテーマ』をチョイスしたということであり、もちろん壮絶なスピンののち氷上に倒れ、実況が「死して屍拾う者なし」と重々しくコールして終幕、八木沼純子無言という絵が浮かぶのである。
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渾身の『大江戸捜査網』フリー演技、斬られたことを表現する滑りのなかで、「イナバウアー」ならぬ、「福本清三」という新技も披露する。
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そして、うっかり入賞してしまったあかつきには、エキシビジョンで北島三郎『まつり』を鳴り響かせ、「ソイヤ」の大合唱のなか、「祭りだ、祭りだ」で会場大盛り上がり。カルガリー五輪のカタリナ・ビット『BAD』以来のインパクトをソチに残す。youtube.com/watch?v=of0hvX…
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いよいよ、明日から映画『偉大なる、しゅららぼん』公開ですね。今月の短編締めきりをやっつけたら、また観にいきたい。エンディングのももクロ氏の曲には、実は原作者もこっそりラップパートで参加しています! というのはまったくのウソですが、席を立たず最後まで聴くのが吉と思われますよ!
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【これまで呼ばれただいたいの感じ】編集者:「さん」、営業職:ときどき「先生」、役所:かなり「先生」、大学:まあまあ「先生」、書店員:「さん」、ファンの方:「さん」、台湾:「わんちぇんむぅ」、林真理子氏:「まじめに学ぶって読めるよね」、山田詠美氏:「森見くん」「いえ、万城目です」