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『ホルモー六景』にも、くるみあんパンを鴨川デルタで食べるシーンでちらりと登場する京都出町柳駅前のパン屋「柳月堂」。「CREA」京都特集を読んでいたら、遅くに買いにいくと厨房でバイオリンをちこちこ弾いていたご主人(京大卒らしい)が今も元気に店に立っていると知りました。なんと91歳!
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昨日は、豊洲まで「チャゲフェス 2015」に行ってまいりました。楽しかった。掛け値なしに楽しかった。うっかり「黄昏を待たずに」なんて聴けてしまった日には(しずみこみアリ)、どうしましょうですよ! 心構えと言いますか、Chageさんの音楽への姿勢には学ぶことが多いです。
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デビッド・リンチ制作で『ツイン・ピークス』続編が2016年にテレビドラマ放映。『デスパレートな妻たち』で、ブリーの旦那役で新たにイメージを書き換えられたカイル・マクラクランも、ふたたび何かしら噛んでくる模様。日本で見られるのは2017年くらいでしょうかねえ。
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武道館へ「Made in ASKA」ライブに行ってきました。常々「人格を含めた天才はいない、作品こそが天才」を持論としているのですが、まぎれもない天才の姿でした。それをライブで聴ける、この無上のよろこび。古い話を語るとき、自然と「僕たちは」と二人称になるのが、やはりうれしかったです。
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2年ぶりの単行本の新刊告知になります。来月12日、『べらぼうくん』(文藝春秋)が発売されます。おたのしみに!
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鎌倉殿、びっくりした。完全にアウトレイジであった。
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集中して数えてみたところ秦氏との出会いは七度目でした。はじめての音楽レポです。
小説家・万城目 学が観たKAN×秦 基博「楽演祭EXTRA」 gakuensai-betsukado.com/news-topics/Fb…
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『ごめんね青春!』には、大好きだった『はいすくーる落書』のにおいがあります。音楽真島昌利だわ、錦戸くんには、あのときの斉藤由貴のような揺れるういういしさがあるわ、と惹きつけられます。斉藤由貴が出ているのも、意図的なのかも。
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ファンになって24年。チャゲさんから「サインちょうだいよ」と『とっぴんぱらりの風太郎』を差し出されたときは、こんなことあっていいんか、と思いましたね。夢遊状態でサインして、そのまま自分のカバンに本を入れて帰ろうとして、「それ、俺のだよ!」と注意されましたね。ああ、また熱出る。
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豊岡市の市長選、これまで城崎にイベントで訪れるたびに中貝市長と話す機会があっただけに、敗戦理由を知るにつけ、町おこしがある程度成功し、次のステージに入るとき、どんな市町村でも起こりうる理想と現実の衝突の厳しさを突きつけられたようで、誰にとっても教訓になる選挙だったのではないか。
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これまでに考えた仮説は3つ。1、二十年以上歌い続け飽きた 2、そっちのほうが盛り上がると真面目に思いやっている 3、終盤に高いキーが出づらくなって弱気になり、ベテランのライブ・テクニックが出た 4、「あ~夏まつり~」じゃなくて「あ~夏やすみ~」でした。失礼しました。
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大学3回生のときでした。大阪城ホールのチャゲアスライブの設営バイトに申し込み、お二人のリハーサルの姿をちらりとでも見れないかと目論んだのですが、巨大セットの設営に3日要し、私が入った初日はひたすらパイプ運びで終了でした。それでも運よくChageさんのギターを運べたのは一生の思い出です。
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相手監督のコメントを読むに、ロングボールを吉田の裏に放り込む、遠藤をとにかく潰して中央を使わせない、サイドに出たら三笘は二人でケア、クロスを上げられても背の低い日本の前線が触れる前に背の高いDFでクリアという意図は明白で、結果枠内シュートゼロ。完璧な対策、決定的な敗戦ではないか。
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岸田國士戯曲賞に上田誠氏(劇団ヨーロッパ企画)の『来てけつかるべき新世界』が。めでたいです。うれしいです。「おもしろい」でもって、厚い壁を正面から突破した姿がまぶしいです。尋常じゃないおもしろさだったけど、演劇では尋常なのかもと思っていたら、やはり尋常ではなかったようです。
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そう言えば先日、かかりつけ医のところで順番を待っていたら、「ワクチンでーす」と箱を持った佐川急便のおっちゃんが完全に出前の雰囲気で入ってきて、何だか小さな秘密を見てしまった気がしました。
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「新潮」12月号にて綿矢りさ氏と森見登美彦氏と鼎談しています。綿矢さん新刊『手のひらの京』を真ん中に置き、京都について語り合ったわけですが、初の「新潮」登場だしノウブルに攻めるで!という初志はいずこへ、「ゴジラが京都に来たらどうなるか」という恒例のグダグダ模様でフィニッシュです。
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初出当時は今のかたちとはまったく異なる、雑居ビル『バベル九朔』で今後ドタバタ劇が起きるのかも程度のイメージでした。「カラス女」も登場しますが、名前はなく、単に窃盗団の女ボス、しかも服装は赤。刊行時のインタビュー、自分でも忘れたことばかりでおもしろいです。
bookbang.jp/review/article…
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京都での夜、彼の地を代表する奇人2トップ森見登美彦氏と上田誠氏と宴を催し、かなくなにトウモロコシを否定する森見氏、ブリが食材として厚かましいと敬遠する万城目氏、それらを無関心そうに見守る上田氏と、三者三様の態度で身になるよな、ならんよな話をしておばんざい屋の皿をつついたのでした。