万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(古い順)

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『鹿男あをによし』文庫本が、発表10年目にしていまだじりじり売れ続け20万部を突破しました。ありがたや。
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岸田國士戯曲賞に上田誠氏(劇団ヨーロッパ企画)の『来てけつかるべき新世界』が。めでたいです。うれしいです。「おもしろい」でもって、厚い壁を正面から突破した姿がまぶしいです。尋常じゃないおもしろさだったけど、演劇では尋常なのかもと思っていたら、やはり尋常ではなかったようです。
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ボードゲームという新しい扉を開きました。奥が深いです。
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会期終了間際の国立博物館の特別展「春日大社 千年の至宝」に行って参りましたら、かなりの人の入りでした。入口から鹿、鹿、鹿。神様をのせて、榊をのせて、いやいや働かされ、いえ、愛され大事にされていました鹿。一階の平成館には三角縁神獣鏡がずらりと並んだコーナーもあって、実にあをによし。
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いかにも、「この構図で撮れよお前」と言わんばかりに十二神将像が配置されていて、ここでカメラ出したら負け、ツイッターにのせたりしたらいよいよ完敗やな、とニヒルな笑みを浮かべ対面しましたが、完敗です。
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『モアナと伝説の海』を見てきまして、これほど柱状節理(マグマが冷却したのち六角形の柱状に割れる岩体)が登場するアニメは後にも先にも最後であろうと。終盤に登場する中央が陥没したカルデラ地形しかり、これは火山マニアも納得のつくりだと思いました。いや、知りませんけど。
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野辺へ出て参りますと春先のことで、空には雲雀がピーチクパーチクさえずっていようか、下にはレンゲタンポポの花盛り陽炎がこう燃え立ちまして遠山にはバアッと霞の帯をひいたよう、麦が青々とのびて菜種の花が彩っていようかという本陽気、やかましゅうゆうてやって参ります、その道中の陽気なこと。
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カルテット、サンキューソゥマッチ。私は何だか別府君を常に不憫に感じてしまうのでした。「週刊文春」のクドカンのエッセイで、ここ数号自身の演技を語っていて、御母堂から「良かったよ、俊(本名)にしか出来ない芝居だったよ」と感想メールが来て、うれしいけど少しカチンときた話、好きです。
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1000部スタートでも多すぎではないか、と内心疑っていました『城崎裁判』。城崎でしか買えないという限定ぶりにもかかわらず、発売2年半にしてついに一万部を突破しましたの巻。ありがとう直哉。あなたがイモリに石を当ててくれたおかげだよ。books-onsen.com
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世界で1500万セット売ったとかいうボードゲーム『カタン』に挑戦。サイコロを振り、資源を獲得し、あれやこれや10ポイント先取で勝利。盤石の体勢で一気に快勝と思いきや、カルカソンヌ(別のボードゲーム)世界ランカーという謎の経歴を持つ森見登美彦氏担当編集者にまくられ無念の敗戦でした。
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世に出て11年が経っても、いまだ書店の片隅で「ホルモーォォォーッ!」と叫び続けてくれている、わがデビュー作『鴨川ホルモー』の文庫版が40万部を突破しました。あなありがたや。
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上野東京都美術館にて「バベルの塔」展を観覧す。写楽が蔦屋重三郎にプロデュースされ引き上げられたように、ブリューゲルもまた当時の敏腕版元に見出され、はじめは先人の模倣からスタートして、やがて独自の道を見出しドカンと『バベルの塔』を描いてしまう。その過程をうかがう楽しみがありました。
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横浜スタジアムに秦 基博氏の10th Anniversary LIVEを見にいきまして、スタジアムの照明を全部消して、ステージにだけぽつんと明かりが灯り、ギター一本で秦氏が歌う、それを2万人が暗闇から聴くという澄みきった時間でした。音楽は一人でここまで表現できるのかと驚嘆です。
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『ディクシット』なるフランスのボードゲームを、ヨーロッパ企画の上田誠氏と森見登美彦氏とともに初トライ。まき散らされる教養とシュールと一人芝居、ときたま相互理解が成立する白熱の時間でした。上田氏の一人ハッタリ力、森見氏のベストセラー作家力がいかんなく発揮され、とにかくモリミー強し。
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来週22日の発売になりました『パーマネント神喜劇(しんきげき)』(新潮社)。表紙はこちらになります。こんなおっさんですが実はキャリア1000年の縁結びの神。こちらの縁結び神が相棒とともに繰り広げます、智恵と勇気の神芝居。老若男女にあまねく降り注ぎます、きっと霊験あらたか神喜劇。
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夏のカドフェスに合わせ『鴨川ホルモー』が11年目の新装カバーに変身しました。デビュー前に表紙をどうすると訊かれ「都大路の横断歩道を四大学×四色の浴衣姿で」と提案したのですが、藍色の京大青竜会の四人で行こうということになり、このたびはかつてのアイディアが色鮮やかに復活でございます。
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ひと足お先に届きました、『パーマネント神喜劇』。記念すべき10作目の小説となります今作は、縁結びの神が繰り広げる、まるで茅(ち)の輪のような物語。どういう意味かって? 茅の輪は何百の茅(ちがや)を集めて編むもの、つまり一筋縄ではいかない物語てことですよ!は22日(木)に発売です。
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いよいよ本日発売『パーマネント神喜劇』。きっと、これまでみなさまが目にしたことがない、実に不思議な装幀になっています。一見、上下が帯で挟まれていると思いきや、実は上の部分が・・・おっと、これから先は言えませんな。ぜひ書店で手に取って、げに神妙なるからくりをごろうじろ。
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「イヤア先生いっつも写真で拝見したらチェックのシャツばっか着てはるから今日はどんなチェックのシャツ着てはるんやろ思って来たらチェックのシャツ着てはらへんやないのイヤアー」「すんませんチェックのシャツ以外も持ってるんです」「イヤアー」こういう会話は大阪サイン会以外起こらないですね。
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おそらく人生最初で最後の表紙を飾ってしもうたのではないか「波」7月号(新潮社)です。エッセイ以外全部の万城目作品を読んでいるという、衝撃の事実を告げてくださった京極夏彦氏と対談しました。『姑獲鳥の夏』を読んで20年、まさか京極さんとご対面の日がくるとは! あの手甲が目の前でした。
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ネットでも読めるようです。 万城目学×京極夏彦「消えゆくものから生まれた物語」〈『パーマネント神喜劇』刊行記念対談〉(Book Bang) - Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/article?a=2017… @YahooNewsTopics
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万城目学×森見登美彦×上田誠(劇団「ヨーロッパ企画」)の三人で「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出ます。放送は7月2日(日)7:00~7:30。梅雨どきにやたらしっくりくる三人でお送りする、しどけなき30分になりましょうや。
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明日7月8日のTBS系「王様のブランチ」ブックコーナー(午前11時20分頃〜)に『パーマネント神喜劇』を引っさげ登場予定です。はじめて食レポをしたのですが、気恥ずかしさも相まって最後に「いや、知らんけど」と完全に余計な関西人〆を入れてしまい、使われているのかどうか不明です。
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世界のヤマダ氏から『パーマネント神喜劇』の感想をお伝えいただき、まるでぐるぐると渦巻くヤマダ氏の深淵をのぞきこんだようで、そのときヤマダ氏の深淵もまた同時にこちらをのぞいているのだ、とニーチェ気分で「ありがとうございます」と心よりお礼申し上げたい、YES、山田だもの。
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先日、森見登美彦氏と綿矢りさ氏と連れ立ち、ゲリラ豪雨をものともせず、京極夏彦氏のお宅探訪を敢行しました。衝撃の蔵書数、驚異の水木しげるグッズ数、表紙を飾った姑獲鳥、狂骨、鉄鼠、塗仏人形の実物の迫力、ほぼテーマパークと言って過言ではない京極御殿を堪能し、三人常に「ほええー」でした。