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ドラマ『昭和元禄落語心中』全10話を三日で駆け抜ける。とにかくストーリーが素晴らしかったです。岡田将生氏の色っぽさ、艶っぽさも見事だし、助六もなっちの旦那さんとしか知らなかったけど、こんなにいい演技をするなんて惚れてしまいました。これを見てしまうと、『いだてん』のたけしはつらい。
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もしも自分が渋谷の神様で、KONMARIの教えに従って、ときめかないものを捨てていいと言われたなら、真っ先に東急東横線渋谷駅を捨てるなと、改札ホームのはるか手前でもみくちゃにされながら思いました。
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自分は達磨落としの上にいて、下の木片がすこーんと抜けていく。一瞬ぐらつく。でもそのうち慣れていく。またすこーんと抜ける。気づけば足元がごっそり消えている。そんなうすら寒さと怖さを感じます。
大阪府下で書店12店舗、天牛堺書店(堺市)が破産(帝国データバンク) headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190128-…
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20年前、工場で働いていたとき、衆院選の出陣式に組合から駆り出され、会社の体育館で29歳の新人候補が「地盤もカバンもありません」と健気にスピーチするのを聞いて「立派やなー」と思い、その後あれこれあっても淡く応援していたけど、地盤もカバンもゲットして今さら自民党はないやろ細野豪志。
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さるグループのリーダー氏と、一度自分の映像化作品の撮影現場でご一緒したとき待ち時間ずっと役者さんと釣りの話をされていて、20年以上毎日がリアル・ビューティフルドリーマーのような生活を続け、きっと好きなだけ釣りがしたくなったんだろうなと、根拠もないですけど会見を見てふと思いました。
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ご興味ある方は、TBSラジオ「問わず語りの松之丞」の2018年9月16日の放送回を何かしらの方法でぜひ一度聴いていただきたい。はじめから終わりまで、もはや極上の短編小説の仕上がりです。ラジオでこういうことが表現できるのか、と驚嘆ですよ。
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『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』のプール授業での一節「きっと来月の文化祭だろう、『百年休まずにチクタクチクタク』というかのこちゃんもよく知っている歌の合唱が~」のチクタク部分にJASRACへの支払が発生すると知り、愕然。神田松之丞ラジオの物言いそのままに絶句する。「嘘でしょと」。
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いつの間にか周辺からレンタルビデオ店が消滅し、配信に含まれない古い映画を見たいときは「買う」しかなくなったこの不便(宅配サービスもどうもめんどうで)。今思うと、レンタルビデオ店の隅にあった、古参店員による変な映画ばかり集めたコーナーとか、ひと言紹介メモ含め、味わい深かったなあと。
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封筒の宛名の「行」を「御中」に書き換えるとき、頭のなかで必ず「うぉんちゅう~ おれの」(スローなブギにしてくれ/南佳孝)がかかる昭和生まれ、一定数いるのではないか。
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知らなかった。また大阪から書店が消えてしまいます。中学高校の頃、いちばん通った本屋は難波駅の地下一階、南海電車の長いエスカレーターを下りて、さらに階段下りて左手、高島屋のなかにあった書店で、そこは社長の中川さんのお父様のお店だったそうで、連なった糸がふっと切れてしまう寂しさが。 twitter.com/standardbook/s…
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大リーグやWBCでの活躍も掛け値無しに素晴らしいけど、阪神淡路大震災のあと決して強くなかったオリックスを優勝に導いたこと、さらには近鉄で何度も悔しい思いをした仰木さんに日本一を取らせたことが、私のなかでいちばんかっこいいイチローです。
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イチローの記録に関する質問を受けたときの言葉の処理が、将棋の羽生名人とそっくりなときがあって、その高みに達すると自然とそういう口ぶりになるのか、それとも、そういう思考方法の人間がその高みまで達するのか、いつかお二人の対談を読みたいと思いました。
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なぜか毎月献本いただく「Myojo」の付録が、今回ティーン少女のお悩み相談冊子でこれが強烈に新鮮。クラス内のLINE処世術に悩む14歳、「彼氏が最近喋ってくれない。制服をスカートからスラックスに替えからかも」と心配する12歳、「よく告白されるので相手を傷つけない断り方」を相談する13歳。
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隔世の感はなはだしいそれらお悩みに、ジャニーズの若い68人が回答するのですが、みなさん、他人の目を気にせず自分の個性を伸ばす方向で、まず背中を押す発言を返すのが好感度大。また、大人は必ずしも絶対じゃない、先生もあやしいのはいる、という前提で彼らが回答するのも時代の変化を感じます。
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特にいいなと思ったのが「友達から女子力がない、上げ方がわからない」と相談する13歳に「女子力という言葉はもう古い。男子も女子も関係ない」と返すマリウス葉氏。「自分の好きな人を必ず取ろうとする友人がいる」という相談への、カミソリの如き伊野尾慧氏のキレキレ回答もよかったですね。
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山Pの13歳からの恋愛相談も、「実はこの人、小学生くらいの子どもがいるんじゃないのか」という地に足着いた、完全に親視点の回答で、何だかイメージが変わりますね。
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武道館へ「Made in ASKA」ライブに行ってきました。常々「人格を含めた天才はいない、作品こそが天才」を持論としているのですが、まぎれもない天才の姿でした。それをライブで聴ける、この無上のよろこび。古い話を語るとき、自然と「僕たちは」と二人称になるのが、やはりうれしかったです。
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頼みます、幻冬舎。そこで連載し、出版することに作家が自信を持てる、日々原稿を書くことに納得ができる出版社でいてください。世間を狭く、息苦しくするのではなく、社会を広く、風通しのよいものにするために出版社はあるはずです。
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昨日のツイート、見城徹さんまで届いたらしい。でも、いまひとつピンと来なかったらしい。会社のことを考え、「ツイッターをやめてください」と社長に直談判した幻冬舎の私の担当編集者は立派です。もし、来週ハローワーク通いすることになったら、たこ焼きでもおごらせてください。
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