万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(古い順)

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『ホルモー六景』にも、くるみあんパンを鴨川デルタで食べるシーンでちらりと登場する京都出町柳駅前のパン屋「柳月堂」。「CREA」京都特集を読んでいたら、遅くに買いにいくと厨房でバイオリンをちこちこ弾いていたご主人(京大卒らしい)が今も元気に店に立っていると知りました。なんと91歳!
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三カ月連続刊行のラスト、小説版『メタルギア ソリッド ファントムペイン』完成を前に、覆面作家野島一人氏と対談しました。野島氏は情熱溢れる、自称泣き上戸の紳士でした。なるほど、そういうことかと本編について気づかされることあまたでした。
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「古畑任三郎」で特に好きなエピソードを3つ挙げるなら、今日の再放送「レッドか、ブルーか」のキムタク、DJおたかさんの桃井かおり、小暮警視の菅原文太です。これを書いていたときの三谷幸喜が33歳だったというのが、すごいなあ、のひと言で。
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「メタルギア」シリーズのノベライズを手がけた野島一人さんとのロング対談です。クリアしたのち、心に浮かぶあれやこれやを語りまくり、未クリアの方は決して読みませぬよう。【ネタバレ注意!】 webnewtype.com
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中学生だった当時、ファミコンの光栄のゲームソフトは一万円超え連発で突出して高く、この生頼範義さんの重厚なパッケージから手が届かぬ中身を想像するという楽しみがありました。改めて見返しまして、どれも素晴らしい仕事です。
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喧喧諤諤の議論がある図書館問題、以前自分の映像化作品(DVD)を全国の図書館が仕入れたという明細が送られてきて、市販用ソフトの何倍かのレンタル用の定価で販売されていました。映像ソフトは図書館で貸し出されても制作者に利益が還元される。書籍はされない。小さい話なれどねじれだなあ、と。
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図書館とは「何かしら知の部分で社会に貢献している」という理解のもと、利用者・作者・出版社・司書、全員の協力で成り立つ部分があると思います。「本音と建前」が絶妙なバランスを保っています。誰もが余裕がない世知辛い世の中、図書館はやりすぎず、かしこくやっていくことが大事かなと思います。
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いろいろ早すぎた、Happy Halloween。
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「スター・ウォーズ」EP1でアナキンがC3POを作ったのはおかしい、EP4~6で再会したとき、いくら何でも本人なら覚えているだろう、と長年難癖をつけていたわけですが、EP6まで見直し、何とベイダー卿はC3POと1秒も顔を合わせていないことが判明しました。ごめんなさい、ルーカス。
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唯一、EP5のハン・ソロが冷凍されるシーンで、二人は同じ場に居合わせるのですが、その前にC3POは破壊され、チューイにおんぶされているので、「何が起きてるのか、前が見えましぇん」状態で、ベイダー卿も相手の顔が見えないという、神業のようなニアミスが演出されていたのでした。
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今作の『スター・ウォーズ』の一番いいところは、未来は誰もわからないので、ああだこうだ見終ったあと言い合える開けた眺めがあることですね。路肩に突っこみ、もう動けなくなってしまったと思われていたサーガを、高速道路の真ん中に持ってきて、勢いよく再始動させたJJの試みは完全に成功です。
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『プリンセス・トヨトミ』にもちょこっと登場する、私鉄最古の現役駅舎だった、辰野金吾が手がけた浜寺公園駅駅舎が引退だそうです。当時は東洋一の海水浴場の玄関だったのですよね。 南海本線浜寺公園駅、高架化に向け仮駅舎へ切替えnews.mynavi.jp/news/2016/01/2…
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twitter社の株価が下がった、業績よろしからずという記事を見るたび、twitterは3年後には消滅しているサービスではないかと真面目に思います。何せ一円も落としていない。広告もない、広告から何かを買ったこともない、なぜこの便利な空間を自由に使えるのか、自分でもよくわからない。
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2月10日にエッセイ集『ザ・万字固め』(文春文庫)が発売になります。森見登美彦氏・綿矢りさ氏との鼎談「三文人やわらか問答」なども特別収録しまして、得も言われぬ、しどけない時間が流れる一冊となっています。
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このマンガがたいへんおもしろいのですよ。北海道のスープカレー屋で働く女の子がラジオDJになるんだか、ならないんだかというお話。何でしょう、このページから立ちこめる、野性的な魅力は。 『波よ聞いてくれ』(沙村広明)
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かくして本日2.27に四十歳になりました私は、今後もそれなりに意気軒昂として書き続けたいよねと空うそぶきつつ、出来上がったばかりの新作『バベル九朔』の表紙を披露してみますよ。さりげなく、作家をはじめて10年にもなりました。
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来週発売を前にひと足先に入手しました『バベル九朔』。あえてギラギラとタイトルを輝かせての紹介です。『偉大なる、しゅららぼん』以来5年ぶりの現代を舞台にした長編。帯裏には何と小島秀夫さんのコメント。書店で野性的に光ってお待ちしてます。
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いよいよ発売になりました『バベル九朔』。現代を舞台にした長編は実に5年ぶり、ビルを上って上って上り続けるだけの話なのに、何と手強い相手だったか、と出来上がった本をとっくり眺め、てかてか光る題字をやさしく撫でるなどしてから、何を書いたかは忘れた気持ちで、私も一読してみます
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おそらく5年ぶりくらいに奈良へ。春日大社から東大寺を回り、大仏などもひさびさ仰ぎ見てきました。もちろん、鹿たちに鹿せんべいをあげるついでに、せんべいをぽりぽり食べてみますよね。やっぱり、おいしくないですよね。
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天神橋筋商店街で何となくクリーム白玉みつ豆食べて天満から環状線に乗りましたところ、桜ノ宮では大塚愛『さくらんぼ』が発着メロディで、根本的に関係ないやんと思い、大阪城公園では法螺貝が聞こえ、また滅ぼされるんかと思い、森ノ宮では『森のくまさん』で、もう考えるのやめようと思いました。
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ずいぶん売れそうな表紙の「ダ・ヴィンチ」5月号にて、秦 基博氏と『バベル九朔』対談してます。秦さん、実は『バベル九朔』の最初の読者だったのであります。非常に思慮深く、言葉をたどる秦さんを見ると、毎度己の軽佻浮薄ぶりを痛感しますよ。
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はじめて入った本屋で、ちょうど目の前で女性が『バベル九朔』を一冊手に取りレジに向かったものだから、つい「それ、僕書いたんです」と名乗ってしまい、ついサインを書いてしまい、「今日、会社で嫌なことがあったけど、よかったです」と感謝されるというウソのようなマコトの展開がありましたの巻。
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月曜日に春休みの旅の終点として、熊本を訪れたばかりでした。ここで地震が起きるなんて、まったく想像できませんでした。しかし、そうだった、この国はそういう国だった、と今なら思います。その事実を、たった五年で忘れてしまった自分。駄目です。
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ひさびさに解説を引き受けた作品を読み返したら、あちこちにめまいがするほどの大穴が開きまくりで、予想をはるかにしのぐ超絶トンデモ小説っぷりに、どう解説を書いたものか、途方に暮れますよって、そう! あなた! 江戸川乱歩先生!
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京都での夜、彼の地を代表する奇人2トップ森見登美彦氏と上田誠氏と宴を催し、かなくなにトウモロコシを否定する森見氏、ブリが食材として厚かましいと敬遠する万城目氏、それらを無関心そうに見守る上田氏と、三者三様の態度で身になるよな、ならんよな話をしておばんざい屋の皿をつついたのでした。