万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(新しい順)

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宝物を奪われ、それは僕のものだから返してくださいとお願いしたら、お前に返さなくてはいけないリストには載ってないから返さない、あきらめろ、と言われました。その宝物には、はっきりと万城目学という名前が書いてあるのに。そして、彼らは宝物を宝物と気づかず、砕いて簡単に使ってしまいました。
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しばらく黙ったのちに、急に声を出したときの滑舌の悪さについては、大いに自認するところがあるのですが、「持ち帰りの弁当いいですか」とトンカツ屋に入って告げたら、「お待ち合わせの土浦様ですか?」と聞き返されました。もう、何がどうなったのか、わからないです。
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さあ、神無月だ――出番だよ、先生。
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作家として、いちばんしてはいけないのは「たくさんの人に楽しんでもらえるものを作ったのに、それを誰にも見せることができない」であり、そんな不毛な結果を導く相手と仕事してしまったことをこの半年ずっと後悔しているわけですが、次善の策も潰されたみたいで、何やら呆然としていますわ・・・。
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綿矢りさ氏の新刊『手のひらの京』が今月末に出るということで、綿矢さんと鼎談してきました。鼎談ということはそこにもう一人、森見登美彦氏がのっそり座っているわけで、「おやおや奇遇ですな」とたまさか持っていた文庫本にサインいただきました。
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いよいよ明日、文庫版『とっぴんぱらりの風太郎』(上)(下)が発売になります。小さくなって参上、ニンニン!(登場人物がニンニンとか、絶対に言いませんけど)
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大変長らくお待たせいたしました。文庫版『とっぴんぱらりの風太郎』(上)(下)いよいよ来週9月2日発売です。辞書と見間違うとの声多数の単行本からドロンと変化し、洒脱なデザインの上下巻&小型化により劇的に持ち運びやすくなっての見参です。
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益城町にて。ぺしゃんこ、という言葉をこれほど頭に浮かべたことはなかったです。まだ、たくさんの家が壊れたまま、車がいくらでも通る道沿いに残っています。
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石垣の被害も甚大です。しかも、範囲は広く、そこかしこで崩れています。いまだ手つかずのところも多いです。
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熊本から帰ってきました。前回、訪れたのは前震の二日前でした。あれから四カ月、すっかり変わってしまった熊本城天守閣です。城内にある加藤神社から。
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小学2年生の今日の日記を発掘しました。「小牧長久手の戦い」。いったい私は何歳のときから、ひょうたんを描いていたのか(自著にサインするとき、いつもひょうたんの絵を添えるのです)。
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あてどない思索の話し相手として、これ以上大きな父であり、母である存在はなかったです、鴨川。中川学さんにいただいたイラストとともに。
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冷えますなあ。ご不要のものて。city.habikino.lg.jp/18toshokan/yoy…
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図書館の新作の貸し出しについては、寛容であろうと思っています。文化の多様性を支える一翼でありたいからです。でも、これをやられると、やはり心が冷えます。もしも、すべての図書館がこのやり方で本を集め、タダで貸し続けたら、作家は死にます。city.takaoka.toyama.jp/library/riyo/k…
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この大仏、大阪のタクシー会社社長の手により、バブル絶頂期に総工費380億円かけ建立が果たされるも、その後税金滞納・差し押さえと、それしかないという道をたどり、現在は勝山市が管理。35億円で競売しても買い手つかず、だそうです。南無三。
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すっかりきれいになった福井駅前。以前訪れたとき、「あれが時効寸前の福田和子がビール瓶に指紋取られた店」と教えてもらったおでん屋も、今や跡形もなく再開発され、現在「恐竜王国福井」を掲げ、激しく恐竜プッシュ中です。
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地震が起きる2日前でした。最後のタイミングだったのだと。この雄姿を次に見られるのは、10年後になるか、20年後になるか。まずは生活している人の日常が戻ることが最優先ですが、熊本のシンボルが一年でも早く復活しますように。
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京都での夜、彼の地を代表する奇人2トップ森見登美彦氏と上田誠氏と宴を催し、かなくなにトウモロコシを否定する森見氏、ブリが食材として厚かましいと敬遠する万城目氏、それらを無関心そうに見守る上田氏と、三者三様の態度で身になるよな、ならんよな話をしておばんざい屋の皿をつついたのでした。
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ひさびさに解説を引き受けた作品を読み返したら、あちこちにめまいがするほどの大穴が開きまくりで、予想をはるかにしのぐ超絶トンデモ小説っぷりに、どう解説を書いたものか、途方に暮れますよって、そう! あなた! 江戸川乱歩先生!
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月曜日に春休みの旅の終点として、熊本を訪れたばかりでした。ここで地震が起きるなんて、まったく想像できませんでした。しかし、そうだった、この国はそういう国だった、と今なら思います。その事実を、たった五年で忘れてしまった自分。駄目です。
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はじめて入った本屋で、ちょうど目の前で女性が『バベル九朔』を一冊手に取りレジに向かったものだから、つい「それ、僕書いたんです」と名乗ってしまい、ついサインを書いてしまい、「今日、会社で嫌なことがあったけど、よかったです」と感謝されるというウソのようなマコトの展開がありましたの巻。
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ずいぶん売れそうな表紙の「ダ・ヴィンチ」5月号にて、秦 基博氏と『バベル九朔』対談してます。秦さん、実は『バベル九朔』の最初の読者だったのであります。非常に思慮深く、言葉をたどる秦さんを見ると、毎度己の軽佻浮薄ぶりを痛感しますよ。
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天神橋筋商店街で何となくクリーム白玉みつ豆食べて天満から環状線に乗りましたところ、桜ノ宮では大塚愛『さくらんぼ』が発着メロディで、根本的に関係ないやんと思い、大阪城公園では法螺貝が聞こえ、また滅ぼされるんかと思い、森ノ宮では『森のくまさん』で、もう考えるのやめようと思いました。
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おそらく5年ぶりくらいに奈良へ。春日大社から東大寺を回り、大仏などもひさびさ仰ぎ見てきました。もちろん、鹿たちに鹿せんべいをあげるついでに、せんべいをぽりぽり食べてみますよね。やっぱり、おいしくないですよね。
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いよいよ発売になりました『バベル九朔』。現代を舞台にした長編は実に5年ぶり、ビルを上って上って上り続けるだけの話なのに、何と手強い相手だったか、と出来上がった本をとっくり眺め、てかてか光る題字をやさしく撫でるなどしてから、何を書いたかは忘れた気持ちで、私も一読してみます