万城目学(@maqime)さんの人気ツイート(いいね順)

401
『メソポタミアの神話』を手に入れまして、まるで三兄弟のような眺めに。新刊と思ったら、約40年前ぶりのの復刊でした。あとがきを読むに、FGOの影響で若い人の興味が増したことが復刊の理由のひとつにあるのは間違いなさそうで、棚からぼた餅、ありがたい限りです。
402
今作の『スター・ウォーズ』の一番いいところは、未来は誰もわからないので、ああだこうだ見終ったあと言い合える開けた眺めがあることですね。路肩に突っこみ、もう動けなくなってしまったと思われていたサーガを、高速道路の真ん中に持ってきて、勢いよく再始動させたJJの試みは完全に成功です。
403
「本の旅人」1月号(KADOKAWA)に、「万城目学&森見登美彦 太陽の塔潜入記」で登場しています。70年の大阪万博のときは、パビリオンのひとつだった太陽の塔内部。46年という時間が封印された空間に潜入してきました。撮影は小林川ペイジ氏、赤の魔術師が腕をふるっています。
404
豊岡市の市長選、これまで城崎にイベントで訪れるたびに中貝市長と話す機会があっただけに、敗戦理由を知るにつけ、町おこしがある程度成功し、次のステージに入るとき、どんな市町村でも起こりうる理想と現実の衝突の厳しさを突きつけられたようで、誰にとっても教訓になる選挙だったのではないか。
405
次回ブラタモリは、禁断の大阪城スペシャル。大阪城の地下に、もう一つの国会議事堂が!? キーマンは日本近代建築の父・辰野金吾。大阪の地に400年間、受け継がれてきた秘密をタモさんが解き明かします。お楽しみに!
406
最後は個の力とか、積極的とか、気持ちとか、選手は敗因をそこに見るけど、画面からは単純に、選手が自分たちが何をすべきか理解できていないチームに映りましたね。なめらかさが全然出来あがっていませんでした。
407
とある編集者さんが、約20年前に刊行された東郷隆さんの『にっかり 名刀奇談』を、10年前文庫化する際「このタイトルじゃ、売れませんよ」と『戦国名刀伝』に改題したら、昨今の刀剣ブームのあおりを受け、20年前のほうに1万円のプレミアがAmazonでつき、どうしたものかと言ってました。
408
もしも自分が渋谷の神様で、KONMARIの教えに従って、ときめかないものを捨てていいと言われたなら、真っ先に東急東横線渋谷駅を捨てるなと、改札ホームのはるか手前でもみくちゃにされながら思いました。
409
かくして本日2.27に四十歳になりました私は、今後もそれなりに意気軒昂として書き続けたいよねと空うそぶきつつ、出来上がったばかりの新作『バベル九朔』の表紙を披露してみますよ。さりげなく、作家をはじめて10年にもなりました。
410
最果タヒ氏が音頭を取って、経営の厳しい京大生協のために選書フェアを呼びかけてくれました。卒業後はあまりお互い目線を合わせようとしないのが京大出身者の特性と思っていただけに、ナイスな企画。大学生協ルネ一階の誰でも入れる本屋ですので、お近くに寄られたときはぜひ足を運んでみてください。 twitter.com/tt_ss/status/1…
411
いよいよ本日発売『パーマネント神喜劇』。きっと、これまでみなさまが目にしたことがない、実に不思議な装幀になっています。一見、上下が帯で挟まれていると思いきや、実は上の部分が・・・おっと、これから先は言えませんな。ぜひ書店で手に取って、げに神妙なるからくりをごろうじろ。
412
コナミにお邪魔して『メタルギアソリッドV』を一足お先にプレーしてしまいました。オープンワールド。とめどなきオープンワールド。しかし見つかりまくります。ああ銃撃戦です。ときどき小島監督が来て隣で「そこフルトンやで」「天井あったらフルトン無理やで」とアドバイスくれる超贅沢時間でした。
413
行ってきました。
414
ルパンの造形は『カリオストロの城』の、歴代ルパンのなかで最も正義感の強い「宮崎ルパン」に近いので、見ていて心地よかったです。つくづく不思議なのは、男性俳優がルパンを演じたら誰がやっても文句を言うだろうに、女性が男性にいったん扮したのちルパンになると、なぜか納得してしまうことです。
415
エッセイ集『ザ・万歩計』収録の「夏の日の1995」なる一編、ヴェネツィアのリド島で19歳の私が置き引きに遭い、無一文になる話に登場する日本人観光客が、実は京大教授の細見和之氏であったことが最近判明し、22年ぶりにコンタクトを取りましたら、御著作いただいてしまいました。ありがたや。
416
初出当時は今のかたちとはまったく異なる、雑居ビル『バベル九朔』で今後ドタバタ劇が起きるのかも程度のイメージでした。「カラス女」も登場しますが、名前はなく、単に窃盗団の女ボス、しかも服装は赤。刊行時のインタビュー、自分でも忘れたことばかりでおもしろいです。 bookbang.jp/review/article…
417
私は宝物を失い、その宝物をもとに書こうと思っていた、たくさんの人を楽しませることができたであろうストーリー、タイトル、すべてのプランを捨てさせられることになりました。つまり、私は未来の著作一冊を失った。すべての感情を飲みこみ、ただひと言、無念とつぶやきます。この件、終わり。
418
今日知った漢字。「厶います」の「厶」。「私」の右、音読みは「シ」、訓読みが「ござ」。すなわち、「厶(ござ)います」。読めるか。ちなみにカタカナ「ム」とは律儀にも字体が少し異なります。「ム」(カタカナ)では厶いません、「厶」で厶います。
419
戦争中、姫路城が空襲を逃れるため、黒く染めた荒縄をネットのようにかぶせ偽装した苦労を聞き、同じく奈良の東大寺も、大仏殿の屋根に植栽を置くなどしてカモフラージュする計画が持ち上がるも、「誰が水をやりにいくのか」「枯れたら可哀想やないか」という理由でご破算になった話を思い出しました。
420
宝物を奪われ、それは僕のものだから返してくださいとお願いしたら、お前に返さなくてはいけないリストには載ってないから返さない、あきらめろ、と言われました。その宝物には、はっきりと万城目学という名前が書いてあるのに。そして、彼らは宝物を宝物と気づかず、砕いて簡単に使ってしまいました。
421
月曜日に春休みの旅の終点として、熊本を訪れたばかりでした。ここで地震が起きるなんて、まったく想像できませんでした。しかし、そうだった、この国はそういう国だった、と今なら思います。その事実を、たった五年で忘れてしまった自分。駄目です。
422
奈良クラブがたいへんユニークなのは、試合後の控室にサポーターを招いて、林舞輝GM(24歳!)自らが、ボードを使って終わったばかりの試合を解説してくれることです。開幕2連敗ということもあり、聞き手もそこまでやさしくなれず、意見が衝突する瞬間もあるのですが、それも含めいい時間だなと。
423
初タカラヅカ、雪組公演『ルパン三世』に行って参りました。素敵でした。宝塚ルパン、よもやの200点でしたわ。
424
さらにストーリーが極めて精緻にできていて、時間を行き来する内容があるのですが、それに絡んだ小道具の扱い方がすばらしい。何より、主要キャラ同士の関係性、恒例の幕の閉じ方など、「ルパンの作法」と言うべきところを完全に抑えているのが、ルパンファンの男性が見ても大満足の作りではないかと。
425
明日7月8日のTBS系「王様のブランチ」ブックコーナー(午前11時20分頃〜)に『パーマネント神喜劇』を引っさげ登場予定です。はじめて食レポをしたのですが、気恥ずかしさも相まって最後に「いや、知らんけど」と完全に余計な関西人〆を入れてしまい、使われているのかどうか不明です。