子宮筋腫が交通事故を引き起こすわけではないです。 もう何年も前のことですが、たまたま軽度の交通事故に遭った女性が運ばれてきて、全身に大きな外傷はないのにショック状態で、検査で腹腔内に多量出血が疑われました。 その方は未治療の大きな筋腫があり、それが衝撃で子宮からちぎれかけたんです↓
産婦人科医をしていると、性暴力にあった女性の診察の機会があります。大抵は警察と一緒に受診され、外傷がないか、証拠となる体液採取などに協力します。緊急避妊薬の処方も。 ただ、そこで「誰にされたの?」や「なんで抵抗しなかったの」「今後は気をつけてね」などは禁句です。 ↓
子宮移植。 私は子宮移植に関する文献をいくつも読んできましたが、どれだけ厳しい条件のもとで、どのような女性に対して移植が実施され、提供した女性は誰だったのか、研究者がどれほど慎重に研究を重ねてきたか、などを把握せず「女性軽視」に繋げられるのは残念です。 移植ってそう簡単じゃない。
これはほんとありえない。 私も以前、男性の友人が同じような発言したことがあって本気で怒ったことがありました。 友人といえど、さすがに看過できませんでした。 妊婦健診によって、血圧や血糖の異常、胎児や羊水の異常、また普段から抱える様々な不安や疑問の解消ができるんです。必須です。 twitter.com/ban_ban0796/st…
記事内に「北里大学との共同研究(非臨床試験)」と明記されていますね。 薬剤について、人への臨床的な治療効果を判断するのに、「非臨床試験」を根拠とするなんて聞いたことがありません。 本当に、ちょっと意味がわかりません。。 jp.reuters.com/article/kowa-i…
日本は海外の多くの先進国より、大学院生の平均年齢がかなり低いです。 つまり、高校→大学→大学院というストレートな流れで進学する人が多く、「社会人になって色々な経験をしてから学びを深める」ことが比較的少ない社会。 これはもっと変わっていいはず。 学びはいつからでも遅くない。
なお、「包括的性教育」についてこちらにまとめましたのでぜひご覧ください。 5歳ごろからの段階的な情報提供により正しい知識と権利や幸福に関して主体的に考えてもらうことで、自分も相手も守ることにつながります。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
子宮頸がんはほぼ撲滅できうる疾患です。 どうにか、子宮頸がんで闘病生活を送ったり、辛い思いをしたり、妊娠・出産を諦めたりする女性をゼロにしたい。 その気持ちだけです。 まず、皆さんに知っていただくことから。 子宮頸がんはHPVワクチンでほとんど予防可能です。 不正出血時は早めの受診を。 twitter.com/frau_tw/status…
「産後すぐに骨盤の歪みを直さなきゃヤバい!」みたいな宣伝してるところ、信用しない方がいいですよ。 きちんとした知識を持ち、お子さんのことでいっぱいいっぱいになりがちな産後も、ご自身の体を大事にケアしてほしいです。もちろん、心も。 twitter.com/obstetricsjp/s…
日本産科婦人科学会が、妊婦さんへのmRNAワクチン接種についての声明を本日アップデートしました。 jsog.or.jp/news/pdf/20210… ・多くの接種経験のある海外からの情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされている ・母子に何らかの重篤な合併症が発生したとする報告もない ↓
あなたが妊娠したとします。中絶を希望していて中絶薬をもらいに病院へ行き、説明を受ける。子宮外妊娠や絨毛性疾患など危険な疾患が潜んでいる可能性が稀ながらあり、目の前にある超音波検査がその発見に役立つ。 そこで経腟超音波検査を受けることを「権利の侵害」と感じる人はどれだけいるのか。
もちろん、男性にも様々な健康上の問題を抱えている人はたくさんいます。 でも、前述のものは身体的に男性には生じないもの。一方で、男性に「日常的に」生じる健康課題の多くは女性にも生じうるもの。 同じ天秤に乗せて比較するべきものなのか、一つ一つよく考える必要があるかなと。
米国ではすでに12万人以上の妊娠中女性が新型コロナワクチンを接種しています。 また、分娩経過をきちんと追跡できている妊婦さんも5000名を超え、CDCは現時点で「母体や胎児の異常発生割合は、接種していない人と比べて変わらない」としています。 cdc.gov/coronavirus/20…
ミスが目立ったり機嫌の波があったりする女性について「更年期ですかね?笑」と揶揄する人がいますが、全然面白くないし知識の無さと器の小ささを露呈しているだけなのでやめた方がいい。 ・更年期の負担の大きさ ・誰にでも生じうる生理現象 ・男性にも更年期障害はある などは広く知ってほしい。
すべての妊婦さんのデータを平均すると、自然流産率は【15%程度】となり、決して稀なものではありません。 なお、流産率は妊婦さんの年齢で大きく変わり、 ・20代 10%程度 ・35代後半 約25% ・40歳以上 約50% に。 こうしたことは学生や新社会人の段階でしっかり伝えておくべきものかなと。
産婦人科では、実際に小学校高学年や中学生が性交後に慌てて受診することがあります。 「よくわからないけど興味本位でor相手がしたがったからしてみた」というものが多かった。 学校の性教育で性交に触れないのに、13歳は流石におかしいんですよ。 #SRHR #からだの自己決定権 #みんリプ twitter.com/YahooNewsTopic…
そこからの出血が止まらず、ショック状態になっていました。手術で治療できましたが、そんなこともあるのかと内心ショックでした。 もちろん稀なケースではありますが、良性疾患でも、早めの治療や定期検診は命を救うことになるんだなと実感したことをよく覚えています。 ぜひ婦人科の定期検診を。
コロナワクチンが妊婦さんにも数多く接種されるようになってしばらく経ちますが、産婦人科の現場では ・流産は増えていない ・死産も増えていない ・赤ちゃんの異常も増えていない が共通見解かと。 もちろん海外の論文でも同様。 産婦人科医の皆さん、現場感覚としていかがでしょうか?
竹内結子さんのニュース、とてもショックです。。 今年の1月にご出産されていましたね。 亡くなられた原因はわかっていませんが、産後ではどんな人でも精神を病むことがある、というのは事実です。 ピンとこない方はぜひご覧ください。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
妊娠中のイベルメクチン使用は、本当に危険です。 妊娠の可能性がある、または妊娠中の女性は、コロナ予防・治療目的にイベルメクチンを飲まないでください。 催奇形性=胎児の生まれつきの先天性異常を引き起こす危険性、です。 参考に、薬剤の添付文書の該当部分を貼っておきます。
有名人のインスタで、ちょいちょい「一般的には妊娠中に推奨されない内容」が投稿されてしまいます。 公開されているものなので載せますが、例えば「妊娠中の飛行機利用」、確かに法律で妊娠36週は禁止とか定められていませんが、36週は陣痛来る可能性が出てくるので通常は滅多に許可しません↓
こういった歴史があるから、今も情報発信に努めています。 HPVワクチンは16歳までに接種完了すれば子宮頸がん罹患リスクを約9割減らします。 定期接種扱いで、小6から高1相当の女の子は無料で接種できます。 安全性も国内外の研究で確認されています。 「知らなかった」で後悔しないように。。 twitter.com/mikito_777/sta…
(発言者は伏せます) 「1992年から、主に政党の保守派や宗教団体が連携して性教育の歯止めが明らかに広まり、七生養護学校事件、学習指導要領の歯止め規定が強調。HPVワクチンへのバッシングも同じ背景団体が動いていた(デモ行進の写真に統一教会と書かれたプラカードあり)。」
以前に、「加熱寿司」さんの妊婦さん向けお寿司を試食させていただきました。 産婦人科医としても、妊婦さんへ許可するなら安全性を担保する姿勢や仕組みは無視できないし、美味しくなければわざわざ注文もしにくいよなと思いながら。 実際、手元に届いて温めてみたら、 ↓
東京駅のコロナワクチン接種会場、久しぶりに長蛇の列になっていますね。 2回目から間隔が空いていて、まだ3回目のワクチンを接種してない方はなるべく早めの接種をお勧めします。