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産婦人科医をやっていると、「生まれつきの疾患を持って生まれてくる赤ちゃん」の出産立ち会いも経験します。生まれつきの病気の発生頻度は概ね「5%」です。20人に1人です。
そうした先天性疾患のリスクを調べるため、最近では出生前診断(検査)について相談するカップルも多くなっています。
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有名なのは
・母体血清マーカー
・新型出生前遺伝学的検査(NIPT)
などですが、「生まれつきの全ての病気を調べられるわけではない」ということはもっと知られてほしい。
遺伝子や染色体、出生前検査については皆が正しく理解しておくべきだよなぁと。
ご参考に↓
daisukeshigemi.theletter.jp/posts/9c7c22f0…
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すごいな。。本当にすごい。
受けることを決意した女性も、頑張った胎児も、術者を含めた医療者も、医療機器も。
こういう医療の進歩が、新たな命を支えていく。
世界で初めて、胎児の脳の血管奇形であるガレン静脈奇形に対する手術が子宮内で行われ、成功した。
ahajournals.org/doi/suppl/10.1…
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出産取り扱い病院はほぼ確実に減るだろうな。
そして同時に、出産費用の保険適用化に伴って出産取り扱いを止めた病院や産婦人科医がもし地域住民や政治家から非難されて槍玉に上がるのなら、多くの産科医はもうやってられんわって気持ちになるかなと。。 twitter.com/doctor_nw/stat…
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産婦人科にて。
「まだこんな若いのにこんなとこ来て。。」
「恥ずかしくないのかしら。。」
こういう言葉を、見知らぬ人に投げかけられる経験をした若い人が、この令和にもまだいます。
多くは年配の女性からのようで、時代の変化の中で仕方ないのかもですが、きちんとこれからは変えていきたい。
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産婦人科医として現場で働いていると、
・もっと早く来てくれれば楽になったし子宮内膜症予防もできたのに(ひどい月経痛+内膜症)
・妊娠初期検査で子宮頸がんの診断、辛い(HPVワクチン未接種の20代)
・性行為に必要な知識を学ぶ機会があれば..(緊急避妊を希望した学生)
などを経験します。
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すべての妊婦さんのデータを平均すると、自然流産率は【15%程度】となり、決して稀なものではありません。
なお、流産率は妊婦さんの年齢で大きく変わり、
・20代 10%程度
・35代後半 約25%
・40歳以上 約50%
に。
こうしたことは学生や新社会人の段階でしっかり伝えておくべきものかなと。
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子宮内膜症や子宮筋腫は月経のたびに悪化しうる疾患で、有効な対処法は
・薬(ホルモン療法)
・手術
・妊娠(無月経)
です。
一方で
・ヨガ
・腟トレ
・子宮温める
等では治りません。時間経つほど悪化してしまいます。
月経痛や過多月経などでお悩みの方はまず婦人科へお越しください。
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きっと、ほぼ全ての産婦人科医が以下のような帝王切開の感想を持ってる↓
・楽で簡単な手術だと微塵も思っていない
・予想外に出血が多くてかなりヒヤヒヤした経験あり
・出てきた赤ちゃんを見て涙ぐんだお母さんを見てこっちがウルウル(同上)
・経腟分娩とどっちがすごいとか考えたことすらない
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「体外受精すれば誰でもほぼほぼ妊娠できる」と誤解されている人がまだ少なくないなと感じますが、実際は違います。
日本生殖医学会のウェブサイトに掲載されたデータでは、生殖補助医療で無事に出産できたのは40歳で9.3%、44歳で1.8%と。
こういうのは学生や新社会人のうちに知っておいてほしい.
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子どもへ向けた包括的性教育は不可欠だと思っていますが、大人への性教育もほんと大事だなと。
いい歳した大人が「生でしたいから彼女にほんとピル飲んでほしいw」(男)とか「元々めちゃ元気な人だったのに妊娠したら仕事休みがちなのイラっとする」(女)とか、ここ数日で偶然耳にしてきつい。
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30-60歳代の男性は風疹の抗体を持っていないことが心配されており、特に妊婦さんへの家庭内感染に注意が必要です。
この辺りの年代の男性を対象として風疹の抗体検査や予防接種に対して自治体で費用補助をしているので、ぜひ妊活中や妊娠した後は男性の検査&予防接種をご検討くださいね。
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医師として働いていると実感しますが、医療機器や薬がなければ大部分の医療行為ができない。
出荷調整・停止で薬剤が手に入らなくなると臨床現場での影響はかなり大きい。
その中で、美容目的に本来の使途ではなかったり必要以上に多くの薬をバンバン処方&使用されるのには怒りを覚える。
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ミスが目立ったり機嫌の波があったりする女性について「更年期ですかね?笑」と揶揄する人がいますが、全然面白くないし知識の無さと器の小ささを露呈しているだけなのでやめた方がいい。
・更年期の負担の大きさ
・誰にでも生じうる生理現象
・男性にも更年期障害はある
などは広く知ってほしい。
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なお、生理痛がひどくて辛くて受診した際の産婦人科医に「別に病気じゃないよ」「痛み止めで我慢できる範囲でしょう」のようなことを言われたら、すぐに担当医か医療機関を変えましょう。もっとちゃんと対応してくれる先生はたくさんいるはずですから。
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女性が腹痛を訴えた場合、男性にはないリスクも考えねばなりません。
生理痛ということも多いですが、子宮筋腫や卵巣の捻転、卵巣出血、卵巣嚢腫破裂、骨盤内感染症、流産、異所性妊娠等の場合もあります。
かなり腹痛が辛そうな女性を周囲は「どうせ生理痛でしょ」と軽く決めつけないでほしい。
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帝王切開のよくある誤解を解説してます。
誤解(1) 簡単で痛みのない出産だ
誤解(2) 誰でも選んで受けられるものだ
誤解(3) 帝王切開を受けると次の出産も必ず帝王切開になる
誤解(4) 帝王切開は母子の絆を弱めてしまう
誤解(5) 帝王切開は母親の授乳に悪影響を与える
daisukeshigemi.theletter.jp/posts/fd7dde80…
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たまに男友達などから「パートナーがPMSってやつらしくて、その時期はめっちゃ細かいこととか文句言われるんよ。どうにかならんかねー(笑)」と言われることがありますが、
・文句はたぶん普段からふつふつと溜まっているやつ
・人任せな姿勢じゃたぶん解決せん
と伝えています。ご査収ください。
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妊婦さんの男性パートナーへ。
出産立ち会い時には、女性パートナーのいろいろな「顔」を見ることになるでしょう。それを笑ったり茶化したりするようなことは厳禁です。
産後何年経っても、そうしたことで受けたショックは覚えているもの。
うちわやマッサージも大事ですが、心情への配慮を忘れずに。
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なお、当然ながら中年〜高齢男性全てに全体化して話しているわけではありません。また他の年代にもそういう人はいるでしょう。
ただ、そうした人が短い散歩の時間内に何人もいたことを目の当たりにして、やはりショックでした。
物理的な力や体格で相手を選んでいるんだな、と。
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今日は銀座周辺を散歩しました。天気が良く気持ちよかったんですが、「中年〜高齢男性がすれ違う女性を腕で押し除けながら人の多い中を歩く」姿を何度も目にしました。
私はこうしたことをされた経験がほぼありません。中には背の低い高齢女性が押されて少し体勢を崩していました。
やめましょうよ。
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産婦人科の救急疾患。 一刻も早く病院に来てほしいものとして、
・妊娠中の胎盤剥離(急な腹痛や性器出血、胎動減少など)
・異所性妊娠(予定の月経が遅れていて急な腹痛)
・卵巣嚢腫の捻転(卵巣の腫れの指摘があり左右どちらかの急な腹痛)
など。
連休中でも迷わず電話していただきたい疾患です。
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【ゆる募集】
オトナの男性への性教育として、専門家(産婦人科医)から伝えておくべきこと、伝えてほしいこと、知っておいてほしいこと。
*攻撃的な表現のリプ等には反応しません。
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いい歳した人が、低用量ピルを飲んでいるという女性に対して「え、お盛んなの?」とか「付けないのが好きなんだ」と発言するのはマジで恥ずかしいというかその瞬間に言われた女性からの人としての評価が地に落ちる(たぶん)し不快この上ないと思うので認識を改めておいた方がいいです。
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もちろん、きちんと検査の必要性を説明する必要があるし、内診や経腟超音波をするときの不快感や痛みに配慮する必要はあります。
患者さんの気持ちを聞く必要もある。
ただ、例えば子宮外妊娠だと「子宮内に胎児成分がない」ので中絶薬が全然効かない可能性は考えられ、破裂したら死に直結しうる。