きっと、ほぼ全ての産婦人科医が以下のような帝王切開の感想を持ってる↓ ・楽で簡単な手術だと微塵も思っていない ・予想外に出血が多くてかなりヒヤヒヤした経験あり ・出てきた赤ちゃんを見て涙ぐんだお母さんを見てこっちがウルウル(同上) ・経腟分娩とどっちがすごいとか考えたことすらない
女性の健康支援について話すと 「女性だけのサービスは福利厚生や地域サービスとして不公平だ」 みたいな声をもらうことがあります。 これって本当に前提の認識がずれていて、 「女性というだけで抱えている健康負担があるんだから、それへの支援を十分にしてやっとゼロベースになれる」 んです。
【Yahoo!ニュース記事を公開しました】 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi… 「産婦人科は妊娠したらいくところ」という考えが、日本ではいまだに多いように感じています。 ただ日本も海外も、思春期のうちに一度は産婦人科を受診するよう推奨しているんです。 学生さんも保護者の方も、ぜひご覧ください↓
大事なことは定期で。 ・産後の骨盤の歪み→"歪む"ことはないので矯正は必須じゃない ・子宮の血流が悪い→整体や触診で診断、治療は不可能 ・リンパ液の流れが悪い→触診じゃわからず不妊や月経痛に影響するとは考えらていない 好みで施術を受けるのは個人の自由ですが、まずは医学的根拠の確認を。
写真や誰かの話から、自分が知らないお母さんやお父さんが存在していたことをなんとなくわかり始め、じゃあ自分はもっと前にどうしてたんだろうと考えます。 そこで赤ちゃんの存在を知ると、「じゃあどうやって赤ちゃんはできるの?どこにいたの?」と考えるのは至極当然な思考回路なんですよね。
Yahoo!ニュースにコメントしました。 news.yahoo.co.jp/articles/8673a… 「(不妊症の)原因の9割9分は堕胎」という表現には、医学的に何の根拠もありません。 不妊症に悩む女性にとって、大きな精神的苦痛になり得る発言だと思います。 この様な事実はない、ということをぜひご理解ください。
女性特有の健康課題に対する支援について話すと 「女性だけのサービスは福利厚生や地域サービスとして不公平だ」 との声をもらうことがあります。 これは前提の認識が大きくずれていて 「女性という身体だけで抱えている健康負担があるんだから、支援を十分にしてやっとゼロベースになれる」 はず。
異物はステンレスの微小な破片だったとのこと。 確かに複雑な気分にはなりますが、医学知識を持つ身として個人的には ・注射針を通過する可能性は非常に低い ・もし通過しても全身へ重篤な影響が及ぶとは考えにくい と思い、自己消化できます。 もちろん回収と再発防止は徹底してほしいですが。 twitter.com/MHLWitter/stat…
低用量ピルには多くのメリットが。 月経痛は軽くなり、出血量が減り、周期が安定しやすく、PMSにも一定の効果。 長期的には卵巣がんや子宮体がんのリスクが減少します。 副作用のリスクもあるけど、多くの人にメリットが上回ると期待できます。 ただ、正しく理解して服薬することが大事。なのに、
時々、「布ナプキンに変えたら子宮筋腫も内膜症も治る!」みたいな誤情報を見かけます。 仮にそれが真実であれば、そんなに低コストかつ簡便に婦人科疾患を治せる方法は世界的に巨大なインパクトであり、必ず大規模研究により確かなエビデンスが蓄積されているはずです。 そして学会も推奨するはず。
ご冥福をお祈り申し上げます。 "不正出血で受診、子宮頸がん。 検診は大事、でも受けていてもなることはある。恥ずかしい病気じゃない。 10時間に及ぶ手術。病気になってよかったと思ったことなんてひとつもない。 今はHPVワクチンで予防できる。" こんなに大事なこと。私はこれからも伝え続けます。 twitter.com/frau_tw/status…
性教育が大事だということは大賛成だし私も日頃からそういった活動をしています。 日本における性教育が不十分だと考えているなら、それをどう早急に解決していけるかを本気で考えてどんどんアクションを起こせばいい。 全然手足を動かしてないのに口だけというのはどうにも賛同しかねます。
HPVワクチンの定期接種年代は「小6〜高1相当」と設定されていますが、「12-13歳で接種した方が16歳頃に接種するより子宮頸がん予防効果はかなり高い」ということも重要な事実です。(既に海外からのデータあり) どうぞ知っておいてください。 そして、男性(男子)も接種することが非常に重要です。
コロナワクチン接種後、どのくらいの期間母乳に抗体が含まれているか最新の研究結果。 特異的抗体は、最長で6ヶ月間母乳に含まれており、乳児への移行が期待できることが示唆されました。 妊娠中〜授乳中の女性にとっては朗報ですね。 乳児がコロナから守られますように。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34981122/
COVID-19の診断がついた妊婦に関するSR/MA. pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34221361/ ・62の研究から31,016人の妊婦が含まれた ・平均年齢は30.9歳 ・8割近くが妊娠後期 ・6人に1人が重症化していた ・約7%が集中治療室に入室、8%が人工呼吸、2%が死亡していた ・1/4で早産だった ↓
ひどい記事を見つけました。 「お隣さんの娘さんの学校の子」 が、 「ワクチン打って子宮破裂して全摘した」 と。 10-20代の女性がワクチン接種後に子宮破裂で全摘? メカニズム的に理解不能だし、もし本当なら副反応報告あり+世界初の事例で大ニュースでしょう。 しかも発信元は助産師。許し難い。
中学生になる頃に包括的性教育を受け、 月経痛への痛み止めの効果的な使い方や低用量ピルなどの選択肢を知り、 避妊法を把握し主体的な避妊ができ、 プレコンセプションケアを10代で知っておき、 HPVワクチンを初交前に早期接種する。 これで得られるメリットは計り知れない。
コロナで自宅療養中の妊婦が出血し救急要請するも搬送先が見つからず自宅出産(早産)となり、新生児が亡くなりました。 心よりお悔やみ申し上げます。 早産では多くの場合に、出生直後に医療介入が必要。 どうにか妊婦の搬送先は確保してあげたい。。 そしてワクチンを。 www3.nhk.or.jp/shutoken-news/…
これは研究に携わっていないとなかなかわからないでしょうが、「論文」といっても、最近ではきちんとした査読(複数名の専門家によるチェック)なしでも掲載できたり、内容にほとんど価値はなくとも掲載料さえ払えば掲載される三流雑誌というものが数多くあります。 それらはエビデンスと呼びません。
新型コロナワクチンによる「妊娠能力への影響」について、米国や英国の産婦人科専門機関は、過去の知見や作用機序、安全性プロファイルを元に、「影響はないと強く考えられる」としています。 「将来の不妊の危険性が高い!」などと公式に言っている公的専門機関は現状ありません。 ↓参考資料
周産期うつについて書きました。 一個人の意見というよりは、なるべくデータに基づいて客観的な内容にしたつもりです。 (なのでちょっと堅い文章ですみません) ぜひ、病状について誤解なきよう、全ての人に知っておいていただきたいです。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
これは生物学的な事実としてですが、35歳以降での妊娠では色々なトラブルの可能性が高まります。 不妊症や初期流産はおよそ25%以上となり最初の壁に。 妊娠糖尿病や妊娠高血圧なども起こりやすい。 帝王切開率も高まる。 個人の知識獲得+社会の理解&支援、をしっかりできる国にしたいものです。
私は「ああ、やっぱり手術を実際に受ける人は大きな覚悟をしているんだ。帝王切開なら赤ちゃんの分も。毎回毎回の帝王切開を真剣に担当し、必ず無事に終わらせよう。」と決意したことを覚えています。 その旦那さんを批判する意図はないのですが、やっぱり気持ちをわかってあげてもらえたらなと。
これまで海外のデータでも目にしてきましたが、コロナワクチン接種者と非接種者での感染状況の違いが天と地の差になってきてます。 中等症〜重症を診ている病院でも、気管挿管や集中治療室管理となるのは非接種者ばかりのよう。 英国からは、感染妊婦で重症化した中で接種者はゼロと報告されてます。
つわりで亡くなられた妊婦さんについてのツイートを拝見しました。 まず、心よりご冥福をお祈り申し上げます。 現代の先進国では悪阻で死亡に至ることは非常に稀です。ただ、心身の負担は人によって非常に大きく、中絶や自殺との関連を調べる研究がこれまでにも多数あります。 ↓続く