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以前、外来で「生理痛がひどい」と受診された20代半ばの患者さん。これまでも辛かったが、親に「生理なんか女性はみんなあるんだから痛み止めで我慢できるでしょ」と言われ続け、ひたすら耐えてきたようでした。
診察すると、子宮内膜症が進行しており、卵巣も腫れ、早期の手術が必要な状態。
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少し前になりますが、10代の女の子から「初めてのセックスを先日したが相手がシャワーも浴びずコンドームも付けずされて、終わった後から出血が続いてて心配です」という概要のご相談を受けたことが数件ありました。
普段仕事では感情の起伏をほとんど出しませんが、男への怒りが収まりませんでした。
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帝王切開は概ね1時間程度で終わる手術ですが、
・常に緊急手術の可能性あり
・赤ちゃん出るまで全身麻酔できない(基本)
・出血量がトップレベルに多い
・難しいケースも多く術者の技術や経験が大切
・癒着胎盤など命に直結する合併症もある
・自分の病気を治すための手術ではない
です。
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厚生労働省の妊産婦向けコロナ関連リーフレットが超絶パワーアップしています!(本日公開版)
mhlw.go.jp/content/119200…
これは全ての妊婦さんとそのご家族に届いて欲しい。
ぜひシェアしていただければ嬉しいです。
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4-5歳のお子さんに「赤ちゃんはどこから来るの?」と聞かれた場合、それは性行為のことを想像しておらず、「自分はもっと前にどこにいたんだろう?」という単純な疑問です。
それは、脳の発達により時間や空間というものを認識し始めるから。
なので、大人が勝手に恥ずかしさのあまり否定するのはNG。
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Yahoo!ニュースのコメント欄を見てみたらひどいものだったので、オーサーコメントを書いておきました。
必ず一番上に表示されるので、こういう時はありがたい。
少しでも、早計すぎる誤解と恐怖、不安をなくせれば。
よろしければシェアしてください。
news.yahoo.co.jp/articles/46949…
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これは本当に危険なので絶対にやめていただきたいです。
妊娠の可能性がある、または妊娠中の女性は、コロナ予防目的などのイベルメクチンは飲まないでください!
催奇形性=胎児の生まれつきの異常を引き起こす可能性、です。
参考に、薬剤の添付文書の該当部分を貼っておきます。 twitter.com/MIKITO_777/sta…
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骨盤内の状況から、ほぼ不妊の状態だとも判断されました。
こうしたことは、実は珍しくありません。
「月経痛は鎮痛薬で対処可能」ではあるけど「潜在的な子宮内膜症の悪化を止めることはできない」です。
10代でも、月経痛が辛い人はまず一度、産婦人科に相談しましょう。
ご家族もご理解下さい。
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「月経中は毎回痛み止めを飲んでる」
これだけで、
「治療が必要な可能性の高い月経痛(=月経困難症)」
だと思ってください。
「少しは我慢しなさい」
「私はそんなこと全然ないけど大袈裟じゃない?」
「月経の話するなんて恥ずかしいからやめなさい」
こんなこと言う人の意見はスルーでOKです。
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妊娠中絶薬が1年以内に国内でも承認される見通しとのこと。これは「特殊な薬」ではなく、世界数十カ国ですでに使用されてきた薬です。
効果も十分高く、安全性も国内の臨床試験で確認されました。
女性のSRHRを守るための大きな一歩。
オーサーコメントを書きました。
news.yahoo.co.jp/articles/48677…
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カフェで仕事していたら、同じフロアに座っていた大学生数名が大きな声でずっと喋っていたんですが、途中で友人に電話して「今夜数人で泊まりに行ってもいい?え、風邪っぽいの?全然いいよー気にしないから!じゃ後で!」と話していた。。
なかなか厳しい現実を見た気がする。
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産婦人科オンラインでは、女子中学生、高校生、大学生など学生のみなさまからでも直接ご相談いただけます。
(年齢制限なく8/31まで無料で利用可能)
・月経不順
・月経痛
・月経前後の体調不良
・避妊やセックス
・おりものの変化
・ピル
など、なんでもご相談くださいね。
obstetrics.jp
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私は男なので月経がなく、毎月痛み止めを買うこともないし、月経が少し遅れることで妊娠可能性に不安を抱えることもなく、不正出血があったことで産婦人科を受診する手間も生じない。
逆を言えば、多くの女性はこうした不安や負担を日々抱えているということ。
これを誰もが想像・思慮できてほしい。
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「処女ならHPVにもかからないし子宮頸がんにもならない。なら中学生にはワクチン不要でしょ。」という意見を耳にします。
現実を知らなすぎます。
我々産婦人科医には、緊急避妊の相談で小学生も中学生も来ます。大抵は不安と恐怖を抱えて。
誰にも初回は予想できない。だから「予防」が大事。
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なんか、HPVワクチンや緊急避妊薬、妊娠中絶薬の話になると、ほぼ必ず「これで性に奔放になることへの懸念が大きい」な意見が出ますが、まず性活動を楽しむこと自体は悪いことではないし、男女ともに性感染症なんかにかかりたくないし、妊娠してもいっかいう発想になる女性は全然多くないでしょう。
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未だに見かけますが、
・産後の骨盤の歪み→歪むことはないので矯正は不要です
・子宮の血流が悪い→整体や触診で診断、治療は不可能
・リンパ液の流れが悪い→触診じゃわからないし不妊や月経痛に影響するとは考えられません
好みで施術を受けるのは個人の自由ですが、医学的根拠は正しく理解を。
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私が患者さんのご家族への病状説明で唯一泣いてしまったのは、子宮頸がんで複数の抗がん剤(化学療法)が効かず、余命わずかということを小さなお子さんを抱えている旦那さんへ伝える時でした。
あれほど悔しく無力感に包まれた時はなかったです。
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子宮筋腫って病気があります。
子宮にできる良性のコブで、できる場所や数、大きさによって症状が変わります。多いのは過多月経や頻尿(膀胱圧迫)など。
ただ、時に命に関わることも。
過多月経による多量出血→貧血・ショック状態もありますが、私が経験して一番怖かったのは「交通事故」でした。
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みなさん、ご自身が初めて誰かとセックスしたとき、それを事前に自分の親へ伝えましたか?
きっとほとんどの方は「そんなわけない」と思うでしょう。
だからこそ、小6あたりにHPVワクチンのお話を子どもにしてあげる必要があるんです。誰にも(本人にも)初交がいつかなんて分からないんですから。
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【HPVワクチンを接種した女性では明らかに子宮頸がんが減る】
nejm.org/doi/full/10.10…
世界的な医学紙に、ついに上記論文が出ました。
これまでは「前がん病変」が減るから、その後の「頸がん」も減るという「ほぼ確実な理論」まででしたが、これで「頸がん自体が減る」ことが直接示されました。
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私はこれまで1000件以上のお産に立ち会ってきましたが、そんなごく一部の経験内でも、
・ずっと健康だった妊婦さんが出産時に多量出血で大量輸血&集中治療室へ
・出産時に胎児心拍が落ちてきてへその緒が首に4or5周巻きついて新生児蘇生へ
などは複数回ありました。
「安全神話」はないんです。
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今日のNHKおはよう日本。
しっかりとHPVの特集を、科学的エビデンスに基づいて放送して下さいました。
今は、ワクチンによる子宮頸がんの予防効果が非常に高いこと、そして重い副反応との因果関係は認められてないこと、これが分かっています。
歴史的な瞬間で感慨深い。。
#みんパピ
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以前、帝王切開を執刀し、術後に患者さんの状況を見に行ったら、私の目を見て涙を流しながら「ありがとうございました」と言って下さった方がいました。隣の旦那さんは「大袈裟だなー1時間で終わったじゃん笑」と。
でもその女性は「たった1時間でも、私も赤ちゃんも死ぬかもしれなかったんだよ」と。
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人のセックスに基本、口は出せません。趣向も関係性もわからないので。
でも、健康や人権に関わることはやはり包括的性教育として全男女にきちんと提供しなきゃいけない。
改めてそう感じています。
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妊娠中の方から、「産院では12週を超えるまでコロナワクチンを接種できません、と言われてしまい困っています」と相談を受けることがあります。
厚労省も産婦人科の関連学会も、妊娠週数にかかわらず接種できると明言しています。特別な理由がない限り、残念ですがその産院の勝手な独断です。
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