ワーナーが下した重大決断が業界を震撼させる中、「オーシャンズ11」「コンテイジョン」のスティーヴン・ソダーバーグ監督が、“映画館ビジネスが消滅することはありえない”と発言。世界で10億ドルを稼ぎ出す可能性があるのは劇場公開モデルだけで、スタジオがその収益をあきらめるはずがないとのこと。
「デューン」「ゴジラ vs コング」の製作会社レジェンダリー・ピクチャーズが、ワーナーを法的に訴えることも検討している模様。劇場公開と配信が同時になることでワーナーには利益があるかもしれないが、製作会社にとっては不利益しかなく、契約の見直しが絶対に必要というのが彼らの主張。
世界中で大人気のNetflixドラマシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」のスコット・フランク監督&主演のアニャ・テイラー=ジョイが新作で再タッグか。ウラジーミル・ナボコフ著「Laughter in the dark」の映像化で、裕福な美術評論家から財産を奪い取ろうとする女優志望の若い女の魔性が描かれる。
「キングスマン」ユニバースが超拡大。来年2月に全米公開を予定している「キングスマン:ファースト・エージェント」&現在製作中のドラマシリーズの他に7本の映画を作る構想があるとのこと。また、キングスマン世界を共有する2〜3のシリーズも計画している模様。世界中の紳士エージェントたちが始動?
クエンティン・タランティーノが自身の構想に基づく「スター・トレック」新作映画の脚本を、「レヴェナント: 蘇えりし者」のマーク・L・スミスと共同で執筆。オリジナルシリーズのエピソードを下敷きに、ギャングがはびこる30年代の地球を舞台にした物語で、カーク船長も登場するとのこと。
クリストファー・ノーラン監督がワーナーの重大発表を激しく批判。“偉大なフィルムメイカーや映画スターたちは最高の映画スタジオと働いているつもりでいたのに、朝起きてみたら最悪の配信サービスのために働いているのに気づいた”。“誰にも言わず決めるやり方がひどい。不信感でいっぱいだ”。
今回のワーナーの決断は多方面から糾弾されているが、製作者サイドからの信頼を失ったことは最大の損失。クリストファー・ノーラン監督のようなお抱えのトップクリエイターが離れていけば、作品の質の低下を招き、長期的には大きなブランド毀損になるのは避けられない。ワーナーの出方は?
「第9地区」「エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督が、コロナ禍のさなかに新作の撮影を完了していた模様。タイトルもプロットも謎に包まれているが、超自然的なホラー映画になるとのこと。「エイリアン」や「ロボコップ」新作のプロジェクトが頓挫したブロムカンプだが、謎の新作の正体は?
「羊たちの沈黙」から1年後、現場に復帰したクラリス・スターリング捜査官の姿を描くドラマシリーズ「Clarice」特報。ハンニバル・レクター博士と運命的な出会いを果たしたクラリスの人生は、どのように変わっていくのか?オーストラリア人女優レベッカ・ブリーズ主演。
ハリウッド実写版映画「モンスターハンター」の全米公開日が1週間前倒しの12月18日へ。同日公開予定だった「ワンダーウーマン 1984」との競合を避けるかたちだが、コロナ禍の厳しい状況のなか、限定的とはいえ無事に公開にこぎつけそう。日本では来年3月26日より公開。
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」に続くシリーズ第3弾に、「スパイダーマン2」(2004年)に登場したドクター・オクトパス役でアルフレッド・モリーナが出演する模様。「アメイジング・スパイダーマン2」のエレクトロ役を再演するジェイミー・フォックスとともに多次元宇宙の担い手となる。
トム・クルーズ主演作「オール・ユー・ニード・イズ・キル」続編の脚本に、“ヴェルダンの女神”こと女戦士リタ役で出演したエミリー・ブラントが太鼓判。2014年の第1作公開以来長らく企画が練られているが、あとは多忙な出演者たちのスケジュール次第で、実現は“時間の問題”とのこと。
ニコラス・ケイジがNetflixに降臨。Netflixのオリジナルコメディシリーズ「History Of Swear Words」のホストとして、あらゆる放送禁止用語の期限や文化的な影響、そして使用例を解説していく。Amazonでも別企画が始動中のケイジ、配信プラットフォームで再びキャリア黄金期を迎えるか?
スターロードことクリス・プラットが今度はカラテを操る黒帯の導師に?新作コメディ「The Black Belt」で、内気な10代の少年を導いていく型破りなカラテの達人を演じる模様。プラットはかつて人気ドラマ「パークス・アンド・レクリエーション」で“ジョニー・カラテ”という役を熱演していた。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のジョージ・ミラー監督による待望の新作映画「 Three Thousand Years of Longing」が撮影開始。ティルダ・スウィントンとイドリス・エルバが主演すること以外、映画の詳細は不明だが、監督曰く”アンチ「マッドマックス」”映画になるとのこと。来年9月全米公開。
「デッドプール2」プロデューサーによるクロエ・グレース・モレッツ主演最新作「Shadow in the Cloud」予告編。第二次世界大戦中を舞台に、航空機B-17に乗り込んだ若き女性乗組員の身に降りかかる悲運を描く。予告編のラストはなかなかのハジケっぷり。来年1月1日全米公開。
トム・ホランド主演「スパイダーマン」第3弾に、Netflix版「デアデビル」のチャーリー・コックスが出演との噂。すでに過去作のエレクトロ、ドクター・オクトパスらの登場が報じられており、さらにトビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールドら歴代スパイダーマンの再出演も噂されている。
「燃ゆる女の肖像」を観る。これはすごい。驚いた。画家とモデルという記号的な設定を、これほど美しい物語に昇華させるとは。絵画のごとき映像にしのぶ数々の伏線がきれいに回収されていくあたりも本当にお見事。そしてこの設定で考えうる最上と思えるラストシーンの物言わぬ雄弁さときたら!必見。
「燃ゆる女の肖像」の日本版ロゴ、よく見れば「肖」の字が逆転している。画家とモデル=見る側と見られる側という図式に留まらず、実は逆もまた然りという劇中の2人の関係性を表していて素晴らしい。
ディズニーが投資家向けに重大発表。次の数年間で、合わせて20本のマーベル&スター・ウォーズ作品、および15本の実写・アニメ・ピクサー作品をDisney+で配信すると発表。ギアを一気にTOPに。劇場公開との兼ね合いは不明だが、ボブ・チャペック会長曰く、“我々は配信事業を最優先している”とのこと。
「ベイマックス」監督最新作となるディズニーアニメの新作「ラーヤと龍の王国」が、来年3月5日より劇場公開と同時にDisney+のプレミア アクセスで配信リリース。明言はされていないが、「ブラック・ウィドウ」などその他の作品も同様のリリース方式になる可能性?
ディズニーが米国以外の地域で新たな配信サービス「Star+」を来年2月にリリースへ(日本は来年後半)。20世紀スタジオやFXなどの映画やドラマ、ESPNのスポーツ番組、各国のオリジナル作品などを配信する。ヨーロッパやカナダなどいくつかの国では既存のDisney+サービスに統合される模様。
2021年の全作品を劇場&配信同時リリースするというワーナーの発表に対し、今度はほぼすべての有力な映画監督を会員に持つ全米監督協会が待ったをかける。協会によれば、今回の決定は昨年11月にワーナーCEOと話し合った内容と矛盾しており、早急な話し合いが不可欠とのこと。事態は深刻化。
ユアン・マクレガーがジェダイの騎士オビ=ワン・ケノービを演じるドラマシリーズ「Obi-Wan Kenobi」のオフィシャルロゴが公開。「シスの復讐」から10年後が舞台で、映画版EP1〜3に主演したヘイデン・クリステンセンがダースベイダー役で再登場するとのこと。Disney+で配信。
MCUドラマシリーズ「Loki」より待望の予告編が初公開。「アベンジャーズ/エンドゲーム」劇中でスペース・ストーンと共に姿を消したロキのその後が描かれる。トム・ヒドルストン、ググ・バサ=ロー、オーウェン・ウィルソン、リチャード・E・グラント出演。Disney+で配信。