1026
日本でもウクライナからの難民を受け入れようという動きに対して、「日本も大変な時にそんな余裕はない」という声も。逃れてくる人々を単に「重荷」ととらえ、「どこまで、どのように受入れが可能か」という議論さえ閉ざすような言葉に、私は賛同しません。
d4p.world/news/15472/
1027
1028
「もちろん私が経験したことは戦争ではないけどね、それでも逃げる人たちの様子を見てると、11年前を思い出して胸がざわつくのよ。どんなに大変な思いをしてるか……」
ウクライナで今起きておることを、東日本大震災で被災した、岩手県陸前高田市の人々の声から考えました。
d4p.world/news/15472/
1029
「ウクライナへの侵攻に反対するなら現地に行って戦え」と、「政治に不満があるなら政治家になってから言え」は重なると思う。誰しもに、侵攻にNOを言い、政治に対して発言する権利はある。むしろ権力者が人々の口を塞ぎ、沈黙させることこそ、社会をより不健全な方向に突き落とすのだと思う。
1030
2016年も、ロシア軍によるシリアでの空爆で、多くの人々の命が奪われていた。この年の12月に日ロ首脳会談が行われ、ラブロフ外相は「(シリアやウクライナ問題について)日ロ両国の立場は一致している」と表明していた。
news.tv-asahi.co.jp/news_internati…
1031
ロシア軍によるクラスター弾使用も、病院への攻撃も、以前からシリアで繰り返し指摘されてきたこと。
jiji.com/jc/article?k=2…
1032
「岸田首相は広島選出ですし、広島、長崎で起きたことを繰り返してはならないことをもっと強く表明すべきです。核兵器を使うという脅しには、今以上に踏み込んで反論していくことが求められます」(川崎哲さん)
今進むべきは、安倍元首相も触れた「核共有」ではないと思う。
d4p.world/news/15432/
1033
一部であがっている「ウクライナが核兵器を放棄したから侵攻された」という声。
ICANの川崎哲さんは、歴史的経緯も踏まえて指摘します。
「もし今ウクライナに核兵器があれば、危機をエスカレートさせることはあっても、危機を収束させることはありません」
d4p.world/news/15432/
1034
「被爆者一人ひとりが語り続けてきた小さな声は、プーチン大統領には届いていないのか、あまりにもか細い声だったのか――」
プーチン大統領の、核兵器を引き合いに出した威嚇ともいえる発言について、長崎市生まれの被爆者、和田征子さん、ICANの川崎哲さんに伺いました。
d4p.world/news/15432/
1035
今だからこそ観てほしい映画。実在した駆け出しのジャーナリストが1933年、ソ連に入国し、監視を振り切って都市部から離れ、ウクライナへと潜入。そして彼は、見渡す限り雪に覆われた凍てつく大地で、飢えに苦しむ人々の窮状を目の当たりにする。もっと歴史を知らなければ。
note.wowow.co.jp/n/n3e0ba9f0e55e
1036
ロシア軍がシリアで無差別な空爆を繰り返し、凄惨な事態を引き起こしているときに、どれほど世界は関心を払ってきたのか、とシリアから逃れた人から声が届く。「自分たちを本当に苦しめてきたのは、世界から無視されていることなんです」と切実に語ってくれた方の顔が思い出される。
1037
難民支援協会のインスタより。
「ウクライナにロシアが侵攻し、多くの方が命の危険から逃れ、難民となる状況が報道されています。
日本でウクライナやロシアに帰国できないことを表明する庇護希望者に対しては、迅速な保護が必要です」
instagram.com/p/CaZHuO8BRjs/
1038
侵攻に踏み切った政権の行いに対する批判は大切ではあるけれど、その国にルーツのある生徒がいるのであればなおさら、「国家と、市民・ルーツを持つ人を同一視して、理不尽な中傷をすることは違う」と伝えることも教育の場で必要なはず。 twitter.com/CHANGHAENG/sta…
1039
そして、同じ友人に、「人間である限り、戦争って終わらないのかな」と尋ねたことがあった。「人間だからじゃない。”どうせそういうものだ”って諦めてしまう、人の心がそうさせる」。彼は静かに答えてくれた。忘れない言葉。「戦争反対」の言葉を無意味に揶揄する大人にこそ聞いてほしかった言葉。
1040
「戦争がはじまるとね、僕たちはチェスの駒なんだ。チェスは駒ばかりが傷ついていく。駒を動かす人は決して、傷つかない」。いつかのイラクの友人の言葉を思い出す。
ウクライナから追いやられてしまう市民も、「チェスの駒」ではなく人間なのに。
nikkei.com/article/DGXZQO…
1041
ウクライナはベラルーシ、ポーランドと国境を接している。記事にも書いているように、昨年末、両国の間で移民・難民の人々がたらいまわしにされ、国境で過酷な状況に置かれた。周辺国がそのような状態で、寒空の下、軍事作戦から逃れようとする人々の受け皿はどうなるのか。
d4p.world/news/13782/
1042
《身体的な暴力は罪に問われて当然なのに、言葉の暴力が放置されるのはおかしい。言葉の暴力を許さない社会にするべきだ》
《フェミニストが憎んでいるのは「男性」ではなく「性差別や性暴力」であり、その構造やそれに加担する人々である》
本当にそう。
gentosha.jp/article/20462/
1043
父が在日コリアンだと知ったのは、死後だった。父の生家は京都朝鮮第一初級学校跡地近く。かつて、差別を扇動する集団が学校を3度に渡り襲撃。事件の映像を見て思う。父はルーツを「語れなかった」のかもしれない。父のことも「あなたのルーツを教えて下さい」に綴りました。 d4p.world/store/14342/
1044
サンデーモーニングで、大阪市のヘイトスピーチ条例に合憲判決が出ことにも触れました。一方、この「ヘイトスピーチ」という言葉の意味を恣意的に捻じ曲げるような動きにも注意が必要です。差別被害の深刻さを益々見えづらくしてしまうからです。
d4p.world/news/14956/
1045
今朝のサンデーモーニングをご覧下さった皆さま、ありがとうございました。コメントでも触れましたが、自宅療養する陽性者を訪問し医療対応する医師・看護師には加算がある一方、訪問介護ヘルパーにはこうした手当てがありません。「理不尽で不公平な状態」を変えるために。
d4p.world/news/15186/
1046
『あなたのルーツを教えて下さい』が、少しずつ書店に並びはじめました。ルーツについてのインタビュー、名古屋入管で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの軌跡、ヘイトデモと川崎・桜本の人々についても書きました。ぜひ、読んで頂けたら。 d4p.world/store/14342/
1047
Dialogue for Peopleは2022年1月より認定NPO法人となりました。これまでも多くの方に支えて頂きながら国内外の取材・発信を続けてきましたが、引き続き活動をサポートして下さるワンタイム・マンスリーサポーターを募集しています。よろしければぜひ詳細ご覧下さい。
d4p.world/donate/
1048
3月公開。アンネが「キティ」と名付けた日記が、少女の姿で現代に表れる。アンネは崇拝されることを望んでいない、というキティの言葉が響く。
日記を見ようと早朝からアンネの博物館に並びながら、その傍らで凍える難民たちには見て見ぬふりをする人々—その姿が意味するものをずっと、考えている。 twitter.com/anne_movie2022…
1049
改めて、思う。生前、差別発言をまき散らし、散々人を引き裂いた権力者に対し、悼む気持ちを持つ人の内面まで否定しようとは思わない。ただ、差別の矛先を向けられ、命や安全を脅かされた人たちに対して「お疲れ様と言えないのか」と強いることこそ暴力的だと私は思う。差別は単なる「暴言」ではない。
1050
冒頭は、ヘイトスピーチをした個人や団体を公表する大阪市の条例に、最高裁が合憲判決を出したニュース。
差別は、矛先を向けられた側の「自由」を踏みにじるもの。川崎・桜本を脅かす被害も今起きている。「表現の自由」は「差別の自由」ではない。
👉 youtube.com/watch?v=d2ROK0… #d4p