「政治に言いたいことがあるなら投票で示すべき」とデモを否定する声があるけれど、民主主義=選挙ではないと思う。投票=全権委任でもない。選挙後も政治に疑問があれば、投票とは違う方法で投げかけていくことは大切。むしろ選挙期間以外に政治家が何をしてきたのか知らなければ次の投票もできない。
父が在日コリアンだと知ったのは死後だった。なぜ父は家族と縁を絶ち、出自を隠したのか。家族は朝鮮半島のどこから渡ってきたのか。もう死者に尋ねることはできない、と諦めていた。ところが今年、外国人登録原票が交付され、そこには確かに家族の生きた証が刻まれていた。 d4p.world/news/8032/
以前、「日本は法治国家、酷い差別はない」というコメントを頂いたことがある。大切なのは「私の周りで差別を見たことがない」=「他の人のところにも存在しない」ではなく、気が付いていないだけで私の周りにもあるかもしれないし、他の場所でもあるかもしれない、という想像力なのだと思う。
牛久の入管施設で2014年、カメルーン人男性が体調不良訴えるも放置され亡くなった事件。床の上を転げ回るほどもがき苦しんでいるにも関わらず、職員は監視カメラで様子を観察しながらも適切な処置をしなかったとされる。検証を求めます。この日本社会で起きていること。 mainichi.jp/articles/20190…
首相会見、黒川氏の辞任を巡る質問に、「批判を真摯に受け止めたい」「職責を果たしていきたい」と、これまでもテンプレのように繰り返されてきた文言で返すのみ。知りたいのは「どのように」その責任を取るのかということ。
例え自分が投票した候補が落選したとしても、「がっかり」「もう終わった」ではない。今度はその選挙区から当選した別の候補が、国会でどんな発言をし、どんな行動をしていくのか見続ける。私たちは改めてその、「スタートライン」に今立っているのだと思う。
「死者は少ない、だから大丈夫だ」という声があるけれど、亡くなられた方一人ひとりに生活があったし、事態の深刻さを示すのは死者の「数」だけではないと思う。30代の知人は日常生活が送れないほど重い後遺症に苦しんできた。緊張状態で働き続け、わずかな休憩も黙食のみという看護師さんのお話も。
感染拡大の影響で、誰しもが政治と無関係ではない、という実感も広がってきているようにも思う。大切なのはそのつながりを、こちらから手放さないことだと思う。「民主主義」は決して楽な制度ではないけれど、おかしいことには「おかしい」って声をあげたい。 #検察庁法改正案に抗議します
小池知事が続投となったけれど、選挙戦で彼女が何を「語った」のかだけではなく、何を「語らなかった」のかに目を向けることが大切だと思う。きっとこそに、置き去りにされがちな声があるはずだから。
見出しが独り歩きしているけれど、年間4500万円の手当は「一人あたり」ではなく「総額」。会員数は約200人。受け手が釣られないことも大事だけれど、なぜこのタイトルをあえてつけたのか、なぜ加藤氏はこの言い方をしたのか?そして追及されている点には詳細説明がないまま。 news.yahoo.co.jp/articles/dc94d…
コロナ禍で改めて痛感した。どんな政治家を選ぶかが、どれほど人の命を左右するか。その実感を、どう実際の投票行動につなげていくかが問われているのだと思う。
5月25日、私が中学3年生の時に亡くなった、兄の誕生日。その兄が、過労の末に亡くなっていたことを、ここに初めて書きます。あれから18年。社会が人を追い詰めてしまう、ということは繰り返されている。だからせめて、教訓にしたいと思い、この「手紙」を書きました。 d4p.world/news/4297/
なぜか奈良県立医大病院に”クレーム”の電話をしている人たちへ。そこで働く人たちを、あなたの感情のはけ口にしないで下さい。それは何にもつながらないどころか、病院関係者の心身に負担でしかない行為です。
すでに投票を済ませた人にも、これからの人にも届けたいな、と思い、綴りました。私たちの体は、「国益」のためのものではないし、「生産性」のために生きているわけではないはずだから。読んでもらえたら、嬉しいです。 《子どもを産まないことは“不完全”なのか》 d4p.world/news/17628/
本日、差別書込をした二名を提訴しました。いずれの書込も、父のルーツをたどる記事に対して投稿されたものです。日本社会にはいまだ、包括的に差別を禁止した法律も、独立した人権救済機関もありません。今回の訴訟が、必要な法整備につながる一助になればと願っています。 d4p.world/news/14148/
別の映像には「うける」と、路上で見ている人たちの茶化すような声。「この程度でデモをするのか」という人にこそ知ってほしい。「外国人なら何をしてもいい」かのようなことはこれまでも繰り返されてきた。国連から再三「拷問にあたる」と指摘されてきた無期限収容も、クルドの人たちを苦しめてきた。 twitter.com/mainichi/statu…
国連女性差別撤廃委員会に参加したアイヌ民族や在日コリアンの女性たちについて、杉田氏はブログで「民族衣装のコスプレおばさん」などと呼んでいた。杉田氏の問題はもちろん、岸田首相の任命責任も問われる。毎日新聞のコメント掲載頂きました。 mainichi.jp/articles/20220…
「ありがとう」、「おめでとう」、そして「ごめんなさい」がしっかり言えるのが素敵な大人、というのが私が尊敬する人の教え。ちなみに形だけの謝罪や、「結果的に誤解を与えた」という「弁明」は、「ごめんなさい」とは違うと思う。
この数年間、政治の動きを見ていて思うのは、権力は不都合を隠そうとする、ということ。それを防ぐためには、適切な監視の目が機能しなければならないはず。これだけの混乱の最中に法案を通してしまおうということ自体、国会も市民も軽視していると思う。 #検察庁法改正案に抗議します twitter.com/ChooselifePj/s…
小山田圭吾氏の過去記事、書き手もいじめを「エンターテイメント」として消費しているし、小山田氏の言葉にも障害者差別と民族差別が入り混じっている。このまま「今」の言葉で何も語らず五輪突入なのだろうか。いじめって、人が死ぬことだってあるんだよ。
宝島社の広告には、「政治に殺される」とありました。ここに記されてる「私たち」は、誰を指すのでしょうか。この出版社の本には、深刻なヘイトを含む本がたくさんありました。ヘイトもまた、人を殺すものです。この件で宝島社に注目が集まった今、そんな実態にも、目を向けられたらと思います。
置き去りにしてはならないこと。新国立競技場建設の過酷な労働から、2017年に23歳だった男性が過労自殺。短い工期でも人手が足りず、早朝5時に車で出勤して車内で仮眠、深夜0時過ぎに帰る日々だったという。亡くなる前の2月の残業時間は、193時間だった。 digital.asahi.com/articles/ASKB2…
菅首相会見、「オリンピック・パラリンピックには世界の人々の心をひとつにする力があります」というけれど、「ひとつ」とは何か。五輪開催に対する批判を「感情的だ」とする声があるけれど、精神論ばかりを並べてきたのはどちらだろうか。
森喜朗氏の後任とされる川淵三郎氏への批判に対し、「思想にまで踏み込むのか」という声があがっていますが、これは差別や人権に対するスタンスの問題です。女性差別に声をあげられるのであれば、あらゆる差別にNOといえるはず。そうした軸で後任を選んでいるのか、その過程も含め不透明なのも問題。
「丸刈り」が「反省を示す」ことだとは思わないし、「これが禊(みそぎ)だ」と示すようなことを政治家が続ければ、中高生の部活動で「全員丸刈り!」みたいな理不尽な”連帯責任”もなくならないと思う。 digital.asahi.com/articles/ASN6V…