BiotechMania(@BiotechMania)さんの人気ツイート(いいね順)

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ワクチンの臨床開発の何と大変なことか! 有効性を示すには万単位の被験者(と本来は年単位の観察期間)による治験が必要で、かつ治験中に一つでも関連性が疑われる重篤な有害事象が出るだけで開発中止の危険性すら出てくる。 だからこそワクチン開発を熟知している専門家ほど開発成功を楽観視しない。
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ファイザーとバイオンテックに続きモデルナ #MRNA のCOVID-19 mRNA ワクチンの第3相試験初期結果も非常に有望な成績。 3万人以上の被験者での中間解析で95人COVID-19発症。プラセボ群90人に対しワクチン群は5人で発症。発症抑制有効率推定94.5%。11人は重症で全てプラセボ群。 investors.modernatx.com/news-releases/…
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COVID-19ワクチン開発で先頭を走るアストラゼネカ・オックスフォード大が開発するCOVID-19ワクチン候補薬の第三相試験がイギリスで重篤有害事象が疑われる事例があったため臨床試験一時差し止め (Clinical hold) との速報。詳細は現時点で不明です。 statnews.com/2020/09/08/ast…
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効果について様々な情報が錯綜する中、日本はギリアドのレムデシビルの迅速承認を首相が宣言。 医薬品の承認非承認は医学的・科学的な観点からするべきで、決して政治的な観点からすべきではない。効きそうだから、効いている人がいるからは、効くことの証拠ではありません! fiercebiotech.com/biotech/gilead…
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ニューヨークタイムズ誌にワクチンが出来るまでのプロセスと時間、世界で開発中のCOVID-19ワクチンを概説した好記事。 昨日のトランプ大統領が表明した年末まで1億人分のFDA承認COVID-19ワクチンを用意するという「ワープスピード」プロジェクトがいかに非現実的かが分かる。 nytimes.com/interactive/20…
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オックスフォード大で開発中のCOVID-19ワクチン(アデノウイルス骨格)をアカゲザルに投与した論文草稿。ワクチンで細胞性・液性免疫を惹起し、ウイルス感染は鼻腔等に限局化し、肺には及ばず肺炎を起こさない。抗体依存性感染増強(ADE)は起こらず。有望ですね😄 現在治験中。 biorxiv.org/content/10.110…
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日本では定期予防接種の結核に対するBCGワクチンが新型コロナウイルスに対する免疫を高める可能性があるかどうかを調べる無作為試験がオランダで始まる。引用されている論文も興味深い。国別の致死率とBCGワクチン摂取率の間に関係はあるのだろうか? cell.com/cell-host-micr… sciencemag.org/news/2020/03/c…
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モデルナ社がCOVID-19 mRNAワクチンの第1相試験の詳細なき情報開示で批判されたが、アンジェスは「動物へのワクチン投与で抗体価上昇が確認できた」とだけの開示。動物種、中和抗体か否か、PCRでの鼻腔と肺での感染状況、ADE(抗体依存性増強)、症状の有無、持続期間、全て闇。 anges.co.jp/pdf.php?pdf=cT…
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COVID-19に対し最適化されていない抗体反応を起こすワクチンの危険性を警告するイェール大学の岩崎明子先生 @VirusesImmunityの論説がNature Revue Immunology誌に掲載。皆がワクチン実用化を慌てる中で、改めて安全性と効果を評価する前臨床試験の重要性を指摘されています。 nature.com/articles/s4157…
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アンジェス:ワクチン開発の熱狂も開発者自身から冷ましが入り始めた。 「森下教授は、感染者が減少している日本だけで大規模試験を行うのは難しいとみている。一方で海外で実施できる資金力や組織体制もない。」 「抗体価を高めた第2世代のワクチン開発にも着手している」 chemicaldaily.co.jp/%e9%98%aa%e5%a…
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最近CNNを見ていてChief Medical Correspondent (主幹医学専門記者)の活躍が目覚ましい。メディアの中で安定して議論や報道の方向性を議論できる「専門家」が大事。 若い医師には医師の職場選択としてこのような方向性があることも知って欲しい。 cnn.com/profiles/sanja…
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アストラゼネカ開発のCOVID-19ワクチン候補薬の治験は中断後UKでは再開されたがアメリカでは未だ中断中。NIH上層部が横断性脊髄炎とされる重篤有害事象を深刻に捉え、詳細情報開示や検体提供を求めている。同様の事象がもしもう1例起きれば開発中止だろうという専門家までいる cnn.com/2020/09/15/hea…
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軽症~中等症COVID-19に対し症状回復までの期間をアビガンと偽薬で比較した1231人の被験者による二重盲検試験で主要評価項目未達。FDA承認も望み薄。 日本であれだけ大騒ぎしたがCOVID-19に対するアビガンの治験もこれでトドメ? 情報開示もアッサリ appilitherapeutics.com/newsfeed/Appil… nikkei.com/article/DGXZQO…
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イェール大学の岩崎先生@VirusesImmunityの研究室からCOVID-19の免疫応答に関するNature掲載論文が続いている。男性は女性よりCOVID-19が重症化しやすいが、免疫応答の性差がある可能性が高い。高齢男性では明らかにT細胞応答が悪く、重症化と相関があるとの興味深い報告。 nature.com/articles/s4158…
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COVID-19の回復患者と死亡患者の少数サンプルで初期液性免疫応答プロファイルをみたImmunity論文。 両群でSARS-CoV-2 IgGが増えるが、回復群でスパイクへの抗体が豊富なのに対し、死亡群はヌクレオカプシド(核を包む殻)への抗体が増える。多くのワクチンの開発方針は正しそう cell.com/immunity/fullt…
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臨床開発の規模と速度がCOVID-19で飛躍的に進んだことを考慮せず、数百人規模の治験で「国産」だからという理由だけで上市させようと当初目論んだ某A社、PMDA、政府は反省して欲しいと思います。万が一緊急上市しても、サイエンス未準拠では他のどの国もそのワクチンもどきを使う要望は来ないでしょう
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日本でのCOVIDワクチン接種政策について科学的な正論に基づく批判的記事。日経新聞では珍しい。大事な指摘。 「日本のワクチン政策は安全性を最優先する医療の枠組みに拘泥するあまり、医療の世界で本来はありえないゼロリスク志向から抜け出せず、世界に大きく遅れた。」 nikkei.com/article/DGXZQO…
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退役軍人病院で368人のCOVID-19症例に標準治療にヒドロキシクロロキンやヒドロキシクロロキン+アジスロマイシンを加えた場合と標準治療だけの場合の比較観察研究結果のプレプリント。ヒドロキシクロロキンは有意に死亡率を上げる。もうCOVID-19へのクロロキン神話は封印すべきだろう。 twitter.com/AndyBiotech/st…
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中国雲南省でハンタウイルス陽性の男性が死亡。 ハンタウイルスは腎症候性出血熱などの重篤感染症を起こす致死率が高い強毒ウイルスとして有名。 新型コロナウイルスパンデミックの折、単なる偶発、孤発例だといいですが、、、 newsweek.com/what-hantaviru…
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FIH (ファーストインヒューマン) の第一相試験を慎重に始めることの教訓になる3つの事例紹介するブログ。 抗 CD28 スーパーアゴニスト抗体TG1412のイギリスでの事例は衝撃的でした。 特にワクチン開発は桁外れの健常者に投与するので慎重な上にも慎重に開発していただきたい。 luna1105kablog.com/entry/clinical…
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各種COVID-19ワクチン開発で「治験」(臨床試験)に注目が集まる。今まで治験の進行状況がここまで世間の話題になることはなかったと思う。 この機会に医薬品が「開発され販売され使用されなくなるまで」のライフサイクルに関する理解を広げ、医薬品開発は「科学」であることが世間一般に浸透して欲しい
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ギリアドが開発する抗エボラ薬:レムデシビルのCODIV-19に対する第Ⅲ相試験でシカゴ大学での113人の重症例に対し良好な結果が出ているらしい。正式な論文等での発表が待たれます。 ただし「テレカンファレンスのビデオを入手した」というのは限りなくインサイダー情報ですね。 statnews.com/2020/04/16/ear…
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COVID-19の治験は本来全世界の治験を管理・統括することが必要だった。 小規模で有効性が証明できる可能性がほぼない治験が乱立。治験参加者の約35% (23万人余り)がヒドロキシクロロキン・クロロキンの治験に偏り、多すぎる上に無駄な労力となった。 為政者の罪は重いだろう statnews.com/2020/07/06/dat…
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今更感ある日経記事「医薬敗戦、バイオ出遅れ」 30年間の負の蓄積を好転させることはほぼ不可能。アカデミアの基礎研究、基礎と臨床の橋渡し、臨床開発とそのための資金調達、全てが負の連鎖となり、金も人材も枯渇。国際的に今や日本のバイオ企業も製薬企業も壊滅的状況です nikkei.com/article/DGXZQO…
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スパイバー:「クモの糸」の開発をあきらめていたことを今知りました。 「強靱(きょうじん)性はポリエステルやナイロンといった既存素材と同レベルだという。天然クモ糸が持つ鋼鉄の340倍といったレベルではない。」 看板が大きすぎだったのか、期待とはやや違いますね。 nikkei.com/article/DGXMZO…