1
もし仮に医薬品に「ゼロリスク」を求めるなら、医薬品投与はできなくなります。
水(プラセボ)ですら投与後の有害事象(死亡を含む)は起きるわけですから、極論すれば「ゼロリスク」信仰は「医療」そのものの否定とほぼ同じと言ってもいいと私は思います。
2
インドでのSARS-CoV-2変異株によるCOVID-19の猛威。医療崩壊、酸素不足による死者の増加。
このCNNニュース画像は必見だと思います。
細胞免疫があるから、BCG接種を受けているから、インドでは感染者が少ないと一部の人達が信じ訴えた、その1年後の現状をよく見て下さい!
edition.cnn.com/videos/world/2…
3
塩野義の手代木社長は安全性に問題がなさそうというだけでヒトには効果があるかないかも分からない段階で、治験結果もなく「承認申請」や「生産増強」というお話しが多い。単なる大風呂敷かもしれないが、製薬会社トップとして「科学」を軽視していると感じる。
nikkei.com/article/DGXZQO…
4
孫さんはCOVID-19パンデミックでも自然災害時のようにマスク、PCRキット、抗体テスト等「足りないものを大量提供する」寄付を社会貢献と考えているようだが、ビル・ゲイツのようにパンデミックを終息させるワクチンや新薬開発に資金を投じるのが本当の社会貢献であり未来への貢献ではないだろうか? twitter.com/masason/status…
5
塩野義:開発中の経口COVID-19治療薬の第2b相臨床試験で抗ウイルス効果は追認したが、症状改善効果の主要評価項目未達で、改善傾向あるが有意差がなかった。これで条件付き早期承認が認められれば、サイエンスを軽視した日本のガラパゴス薬誕生です。これでいいのでしょうか?
shionogi.com/jp/ja/news/202…
6
Facebook #FB はDNSが壊れ、社員IDも認識されず、社員がFacebookの社内へ入れないばかりか、社内メールも使えない状況で復旧もままならない状況になっているそうです。Facebook社員がTwitterで連絡を取り合っている状況でネット社会の脆さを露呈しています。 twitter.com/Joyce_Karam/st…
7
常に歴史は未来への警告
キセナラミン事件
1965年、興和がかぜへの新規抗ウイルス剤の主に安全性を調べるため「上司により強制的に人選が行われ」密かに約200人の社員に二重盲検臨床試験を行い多くの健康被害が出た。
社員の愛社精神を利用した非倫理的な人体実験に近い。
cool-susan.com/2015/10/29/%E3…
8
何度もツイートしていますが、国産ワクチン「周回遅れ」を挽回する策は
『最終治験を完遂しないことを許可したり、日本限定で上市の障壁を低くしたりする』
ことではありません!!
国際的基準の科学的エビデンスを満たすワクチンの開発こそが必要なはずです。
answers.ten-navi.com/pharmanews/210…
9
政治家が医薬品開発に口を挟み、まるで自分の成果のように宣伝するのは万国共通で憂うべき事態。ただ塩野義は医薬品開発のガイドラインを遵守しない姿勢が目に余る。国際的に医薬品開発は科学的裏付けが最優先であり無意味なロビー活動は邪魔でしかない。折角有望な医薬品を開発している社員が可哀想。 twitter.com/Akira_Amari/st…
10
メディアには明確な科学的根拠のない中で特定の医薬品が効くかのような世論作りをするのではなく、医薬品の有効性が確認され承認されるまでのプロセスを多くの人に知ってもらう努力をして欲しい。それが今の、そして今後の医薬品開発への理解と協力に繋がるはず。
11
トランプ大統領、現時点で酸素投与はなく軽症のCOVID-19であり、症状安定。リジェネロンの抗体カクテル療法(治験薬)に続き、レムデシビル投与。
それにしても逐一、治療内容が公表されることに驚きを感じます。アメリカの創薬力、臨床開発力を全世界に知らしめる目的もあるのでしょうか? twitter.com/DrEricDing/sta…
12
切断された神経回路をつなぐ人工シナプスオーガナイザーたんぱく質(CPTX)が小脳失調、アルツハイマー病、脊髄損傷モデルマウスで投与後数日以内にシナプス再形成とそれぞれの病態の著しい改善を示すとの慶応大学柚﨑研からのサイエンス論文。素晴らしい成果。動画も必見!
science.sciencemag.org/content/369/65…
13
今の時代、研究者が終身雇用 (テニュア) ポジションを得るのは厳しい。
ノーベル化学賞を受賞したシャルパンティエ博士は25年間、5つの国で9つの研究施設でポスドクとして働き、ドイツのマックス・プランク感染生物学研究所所長となる。
2016年のニューヨークタイムズ紙の記事
nytimes.com/2016/07/14/ups…
14
塩野義:臨床試験という科学ではなく、政治で医薬品承認をごり押ししようとするガラパゴス創薬は1年半前のアビガン騒動と重なります😔
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
15
アンジェス:マウスとラットでワクチン接種後COVID-19に対する何らかの「抗体」ができたというだけで、大阪大学と大阪市立大学の医療従事者が「政治介入」もあって期日付きで、まるでアカゲザル(リーサス・マカク)のようにFIHの治験が開始される。憂慮すべき事態だと思う。
nikkei.com/article/DGXMZO…
16
17
今更ですが、アビガンがCOVID-19に対し効くという根拠になっていた武漢でのアルビドールとの非盲検比較臨床試験結果が4月8日にVer3に改訂。
当初有望とされたアビガン優位を示す主要評価項目は未達で、非重症(軽症と中等症)のみのサブグループ解析で有意に優位という結果。
medrxiv.org/content/10.110…
18
楽天メディカルの光免疫療法、承認とのこと。おめでとうございます。
RCTの成績もなく、希少癌の適応でもなく、個別化もされていない抗癌剤が科学的根拠なく条件付き早期承認を得られる状況は、日本の国民皆保険制度を窮地に追いやり、日本から世界標準の医薬品開発の芽を逆に摘んでいるように思います twitter.com/IPI_editors/st…
19
30年間集中治療に従事され、ALSを発症した医師の「人生の教訓」が重い
〇 本当に愛する人達と仕事を
〇 充電のために休む方法を見つけろ
〇 家族を最優先に
〇 終末期の病気も持ったように毎日を過ごし、最も重要なことに集中しろ
Intensive Care Medicine (IF 17.4) に掲載
link.springer.com/article/10.100…
20
『アンジェスのワクチン、6月30日治験開始 大阪市長』
完全に政治色がついたワクチン開発。続々と欧米でのワクチン開発品の非臨床結果が公開される中で未だ詳細情報はなし。有望かどうか外部から推測もできない中、大阪市大医学部付属病院の医療従事者が治験に狩り出される。
nikkei.com/article/DGXMZO…
21
この塩野義・手代木社長のインタビュー記事は参考になります。基本的にCOVID-19のワクチン開発については完全に欧米や中国の各社に負け、今からでは第三相すら出来ない状況。よほど利点がなければ国産ワクチン開発に拘るより敗北を今後にどう活かすかが肝心だと私は思います。
business.nikkei.com/atcl/gen/19/00…
22
未熟な「一実験」結果を府知事と市長同席で発表する意味が不明。科学はいつから政治が都合良く利用するだけの存在になってしまったのだろう?
政治家も「一実験」結果を誇大広報することが社会に対して「百害あって一利なし」であることが分からないのだろうか?
nikkei.com/article/DGXMZO…
23
「そもそも科学というものは、見返りを求めたら成り立ちません。(中略)日本では評価のタームが数年単位とあまりに短すぎるんです。何も無駄なことをさせてくれと言っているわけではなくて、数年で成果が上がりますという研究は科学じゃない。」(By 大隅良典先生)
dailyshincho.jp/article/2020/1…
24
コロナ禍を経て日本のバイオベンチャー全体で信用を失い、それは全企業の時価総額の下落となって現れた。
できもしない日程や見込みを開示、その反面臨床試験に進む前のデータを非開示、中には完全な嘘や政治家を巻き込む工作。実績はほぼ皆無。
日本でのバイオ投資再開には信頼と実績の回復が不可決。
25
新年早々、AIによるマンモグラフィーの乳がん予測・診断の論文がGoogleからNatureに掲載。
AIシステムが専門医と同等かそれを以上の成績を示し、2人の専門医のダブルチェックの2人目をAIに任せ同等の成績で大幅に診断時間を短縮。
医療AIの優秀な研究者が益々Googleへ行きそう
statnews.com/2020/01/01/goo…