中東の食は、カリッとしたクリスピーな食感を大事にする。炊き込みご飯に、ピーナッツやカシューナッツを入れたり、クリームコロネにクラッシュ・ピスタチオをまぶしたり。サラダに揚げた薄型パンをふりかけたり。味が深みを増すので一石二鳥とも言えそう。シリア、ヨルダン、イランにて。
ナツメヤシの種類によって、ドライデーツの味や食感、色も違ってくる(写真はモロッコの古都フェズ )。日本でいうと干し柿のような感じ。干し柿が、どちらかというと古い食べ物になっているのに比べ、中東でデーツの存在感は大きく、世界にも広まっている。日本も干し柿文化を大事にしていかなきゃ。
イランの首都テヘランにあるガラス・陶器博物館に展示されるガラス器の美しさは印象的だ。奈良の正倉院の宝物、白瑠璃椀と似たものもあるし、戦争に行った夫の帰りを待つ妻が使ったとされる「涙壺」もある。一度、壊れてしまったガラス器は元に戻ることはないだろう。 #IranianCulturalSites
広大なシルクロード地域に広がっているコメ料理「プロフ」。東京都内だけでも、ウイグル式からウズベキスタン式、ロシア式などが食べられる。各地で微妙に味や具材が違うので、チャーハンやピラフなどの炒め飯が好きな人は、各店の食べ歩きが面白そう。 #世界を知るための10皿 note.com/ethnicneighbor…
ヨルダン料理は酸味がポイントだと、改めて気づく。ホンモスの材料にもなるゴマペースト「タヒーナ」味のシチュー。スパイスのきいた棒状ハンバーグ「コフタ」やジャガイモに味がしみている。初訪問の大阪・西天満のアラブ料理店「七つの丘」で。シェフはヨルダン北部アジュルン出身のアハマドさん。
イチジクは、中東だと生で食べるか乾燥したものを食べるか。珍しいものではクルミをはさんだものもある。日本だと少しかためのしっかりしたタイプのパンに入っているのもあり、美味しい。
昔の人々の知恵が生み出した美味。干し柿の一種だが、石造りの部屋で煙でいぶすことで、スモーキーな独特の味になる。岩手県の釜石湾に注ぐ甲子(かっし)川の上流で昔から作られていて、甲子柿と呼ばれる。煙で渋味を抜くことを考えついた人は偉大。出荷を待つ人は多く、盛岡の物産店は長蛇の列だった。
中東の前菜の定番、ひよこ豆のペースト「フムス(ホンモス)」。東京のアラブ料理店10軒それぞれの個性が光る味や食感を、映像作家の比呂啓さんが詳細レポート。コロナ感染が収束したら、フムス好きにとって格好の食べ歩きガイドになる。#世界を知るための10皿 @hirokay #note note.com/ethnicneighbor…
中東のあちこちの街角で目にする、ゴマ付きの輪っか状のパン「シミット」。かみごたえがあってじんわり甘い。小腹が空いた時にちょうどいいからか、カフェを渡り歩く少年も。輪投げの標的のような棒にさして運ぶのはとても合理的だと思える。写真はカイロ、ディヤルバクル、エルサレムにて。
東京・板橋区、都営三田線・志村坂上駅近くの「ブラッスリージェルバ」。チュニジア人が作る、羊背骨肉のクスクス、マカロニチキン、牛肉のメルゲーズ(腸詰め)、焼きサラダ。ボリュームたっぷりで食べごたえあり、味ももちろん本格派。チュニジアワインと。こじんまりとした店内は北アフリカの雰囲気。
中東、特にイランでは、羊や鶏肉などをヨーグルトベースのつけだれにつけて焼いて食べる。特に羊あばら肉を使った「シシリク」が有名。岩手県特産のヨーグルトを使ってシシリクを焼いてみたら、びっくりするぐらい美味しかった、という料理体験記です。 note.com/cafebaghdad/n/…
京都の高瀬川沿いに5月、レバノン料理店がオープンしていた。「汽」といい、ファラーフェルやシャワルマなどがある。オーガニックの野菜やハーブをふんだんに使っているのが売りのようだ。ヴィーガニズムとも親和性が高いスタイルの新アラブ料理。公式サイトにメニューあり。 gojyorakuen.com/menu/ twitter.com/nano_723/statu…
トルコのアナトリア高原で発見された謎の鉄塊は、現在のカザフスタン由来である可能性を惑星科学者の松井孝典が提示。鉄を生み出したのはヒッタイト帝国という定説が覆る可能性もあるという。TBSテレビ「世界ふしぎ発見!」で放映。鉄塊を発見したアナトリア考古学研究所の大村幸弘所長も出演。
東京・浜松町のアラブ料理テイクアウト店「ビブロス」が7月6日、1日3種15食限定のアラブ飯弁当の販売を始める模様。レバノン出身のシェフ、ナジーフさんからチラシをいただいた。ひき肉ケバブ・クフタや、ご飯のブドウの葉包み、ファラーフェルなども。いよいよ日本でアラブ弁当が食べられる時代。
東京・JR中野駅北口に開店予定のアラブ料理店「ゼノビア」新店舗の場所を初確認。サンモールというアーケード街にある。日曜日、行き交う人も多かった。店主の故郷の国、シリアの首都ダマスカスの旧市街のハミディーエ市場のアーケードを思う。日本で、シリアのことを思う場所がひとつでも増えたなら。
東京・下北沢の商店街「一番街」の入り口にある広場。トルコ・コーヒーを提供するキッチンカーの「モスク・コーヒー」(THE MOSQUE COFFEE)が、店を構えている。トルコのコーヒーハウスによくある、熱砂に小鍋を差し込んで煮詰める本格的ないれ方。紙コップ使用だが、挽き方が極細で滑らかな舌ざわり。
東京・新大久保のハラール系焼肉店「アリババ」(パキスタン系)の店先にトルコ系のファストフード店が。薄焼きピザ「ラフマジュン」や、松屋銀座への新規出店が話題の中東菓子バクラヴァもある。甘くないヨーグルトドリンク「アイラン」もたっぷり入って200円、チャイは100円。手軽にトルコを楽しめる。
東北地方では、青森県と並んでサイゼリヤ空白県だった岩手県に6月23日、初店舗がオープンするそう。場所はイオンモール盛岡。羊肉串アロスティチーニも提供されると思うが、大手チェーンの出店をきっかけに、ジンギスカンなど岩手の伝統的な羊肉食文化がさらに盛り上がってくれたら。
デーツ(ナツメヤシの実)は、種類がいろいろあって、アレンジ法もいろいろあるので、想像以上に幅の広いフルーツ。カルダモンのきいたアラビア半島スタイルのコーヒーとの相性もよい。
NHK総合テレビ「世界はほしいモノにあふれてる、京都KIMONOスペシャル」で紹介されたパレスチナの刺繍帯。長期的視野に立って帯作りに取り組む山本真希さんの活動を紹介するとともに、中東の伝統工芸で和服の帯を作ることの意味を考えてみました。#せかほし note.com/cafebaghdad/n/…
里芋とタロイモ、要は同じ種類のイモらしい。エジプト料理の「タロイモスープ」を岩手県北上市特産の「二子さといも」で作ってみた。独特の粘り気が生む食感が素晴らしい。スイスチャードの代わりには小松菜。新刊「世界のスープ図鑑」に載っていたクルカースというスープ料理。みなさんもお試しあれ。
ウクライナは、カラフルで緻密な刺しゅうでも有名。毎年5月に、日本に住むウクライナの人たちが、刺しゅう入りの民族衣装をまとって、東京・銀座をパレードしていたはずだが、今年は果たして開催できるだろうか。実現できたら、コロナ蔓延長期化で沈んだ日本を明るくすることにもつながりそう。
アラブ料理の冷前菜の定番、ホンモス(フムス)とラバネ(ヨーグルトチーズ)3種盛り。真ん中はスタンダード・ホンモス、左はベイルート風ホンモス、右がラバネ。東京・浜松町で、テイクアウト専門店から、客席ありに改装してプチレストランに進化した「ビブロス」。レバノン北部出身シェフの腕が冴える。
サウジシャンパンと合わせて食べたい地元料理といえば、豪快なコメ料理「カブサ」。香辛料の効いた肉入り炊き込みごはんで、子羊丸焼きがまるごと乗っかっているものもある。街のレストランには肉とごはんを分けた孤食用もある。サウジは観光ビザ発給も始まっているから、コロナが収束したら是非。
東は岩手、西は愛知まで、日本全国からイスラム教シーア派信徒(パキスタン系)が集まった。7世紀の指導者イマーム・フセインの死を悼むシーア派特有の儀式「アルバイーン」が茨城県常総市で。黒装束姿で旗印を掲げ、田園の道を隊列を組んで進む姿は、日本にかつてあった「野辺送り」の葬列を思わせた。