ミャンマーの豆腐は、大豆ではなく、ひよこ豆で作る。東部シャン州の食文化らしい。揚げ豆腐「トウフジョー」は、外はカリっ、中はトロっと。甘辛いタレをつけて食べると、さわやかな飲み口のミャンマービールに合う。東京のリトルヤンゴン、高田馬場の神田川に面したミャンマー料理店「ルビー」にて。
スパイスには、体をぽかぽかと温める効果がある。口で食べるのはもちろん、目で鑑賞する場合でも。中東の香辛料店の色彩には、冬に温もりを感じさせる何かがある。モロッコ のマラケシュ、イランのケルマンシャー、トルコのイスタンブールにて。
「ブックカバーチャレンジ」が回ってきて、元英外交官が著した「失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて」を紹介。ゾロアスター、ドゥルーズ、ヤジーディ、カラーシャ族といった中東の宗教的少数派のルポに関するルポ。浮かび上がってくるのは、イスラム化以前の多様で混沌とした中東の姿。
【速報】中東ワインインポーター「エインシャント・ワールド」の東京・荻窪の新店舗オープンは、10月26日(土)になる見通し。トルコ東南部クルディスタンやレバノン山岳部で、キリスト教徒が醸すワインやシリア産蜂蜜を販売。中東を代表するお菓子バクラヴァ(イラク製)の試食もあるそうだ。待ち遠しい。
横浜中華街の関帝廟前に、中東のワインなどを輸入販売する「エインシャント・ワールド」の店舗が6月1日オープン。トルコ・クルディスタンでキリスト教徒が醸造する「シルーフ」やレバノン山岳部にある醸造所「クロ・ド・カナ」などがある。いずれも日本での取り扱いはここだけ。「横濱バザール」2階。
羊のスネ肉がドン、とのったアラブ料理「ウージー」。イラク料理で、羊肉のうまさを楽しむのにぴったり。かなりの満足感。東京・中井駅近くの「シュクラン中井」にて。現シェフのアシュラフさんはイスラエル・ハイファ 出身で神田の「アル・ミーナ」にいたベテラン。中東菓子バクラヴァも焼いている。
東京・神楽坂に開店したアラブ料理店「アブ・イサーム」。店主はエジプト人イブラヒムさん。ひよこ豆ペースト「フムス」(ホンモス)も出す。材料として欠かせないゴマペースト「タヒーニ」は、日本製のゴマを使った手製とのこと。現地産を活用しようという努力。新型コロナに負けず、繁盛して欲しい。 twitter.com/hirokay/status…
埼玉県で味わう西アフリカ・セネガルの名物料理「チェブジン」。鯛や野菜をぐつぐつ煮込む鍋の蒸気を利用して米を炊き上げるという高難易度の調理。魚と野菜のうまみがダブルで染み込むから、日本人の口にもとても合う。比呂啓 @hirokay さんの案内で訪ねた北坂戸駅近くにある「シェ・ヤ・ビゲ」で。
北アフリカ・チュニジアの缶入りお菓子。マジパン菓子とバクラヴァなど全アラブにある伝統菓子の詰め合わせ。お土産でこんなのをもらったらうれしい。10年前、「アラブの春」の政変を経験したチュニジア。西洋とアフリカの境、地中海に突き出した砂漠と青い海の国。
東京・高田馬場の中央アジア料理店「ヴァタニム」が、4月半ばに中野に移転するようです。中央線沿線の食がさらに多様化することになりそうです。 twitter.com/cafebaghdad/st…
モロッコなど北アフリカではミントティーをよく飲む。お茶は緑茶で、豪快に生ミントを入れることもある。今は緑茶は中国製が主らしいが、かつては日本からも輸入していたと聞く。そこで岩手花巻の産直で買った乾燥ミントを入れ、チャイグラスに日本緑茶を注いでみた。葉がふやけるほどに芳香が広がる。
アラブ圏からクルディスタン、トルコにかけてのお菓子は、端正なデザイン、彩り、ナッツなどによる食感など、和菓子と重なる部分も結構ある。東京・浜松町にオープンした「ビブロス」が、アラブでよく使われるデーツあんに加えて日本風のあずきあんを使い始めたのは、とても鋭い着眼のような気がする。
古代ペルシャ帝国の首都だったペルセポリスの遺跡。ここは2000年以上前にアレキサンダー大王軍の攻撃で廃墟になった。わずかに残った遺構や壁画などが後世の人々にとっての貴重な財産になっている。一度失われたものは、未来永劫もとには戻らない。写真を見返してそう思う。#IranianCulturalSites
中東のカフェの風景に、ネコは自然な感じで溶けこんでいる。人間とネコの長い親密な歴史をなんとなく感じながら、コーヒーやお茶を飲んだり、水タバコを吸ったりするのは気持ちよい。写真は、エジプト・カイロ、レバノン・ベイルート、チュニジア・チュニスにて。
ヨルダン料理は酸味がポイントだと、改めて気づく。ホンモスの材料にもなるゴマペースト「タヒーナ」味のシチュー。スパイスのきいた棒状ハンバーグ「コフタ」やジャガイモに味がしみている。初訪問の大阪・西天満のアラブ料理店「七つの丘」で。シェフはヨルダン北部アジュルン出身のアハマドさん。
世界の発酵食品の雄、ヨーグルトの力に改めて驚く。スーパーで買った豪州産ラム肉と国産チキンで、イラン風ケバブを焼いた。ヨーグルト+タマネギジュースに漬け込むのがミソ。すっぱいもの好きのイランではレモン汁だが、代わりにつぶしたコリアンダーとクミンをいれてみた。肉の柔らさにびっくり。
東京・十条の「メソポタミア」は、日本初のクルド料理店と言われるが、これまでも日本にクルド人が営むケバブの店などはあったはず。「メソポタミア」がそれらと異なるのは、文学や文化を紹介しながら、正面から「クルド」を打ち出した点にある。@cafebaghdad|note(ノート) note.mu/cafebaghdad/n/…
真っ赤な生デーツは、シャリシャリ感がありジューシー。それを乾燥させていくと干柿のようなもっちりとした食感になり、さらにカラカラにすると甘い干し魚のような凝縮された味わい。保存食ナツメヤシの実のめまぐるしい変化は、乾いた空気によって作られる。中東の人々の生活の知恵。
イチジクは、中東だと生で食べるか乾燥したものを食べるか。珍しいものではクルミをはさんだものもある。日本だと少しかためのしっかりしたタイプのパンに入っているのもあり、美味しい。
中東各地で食べられる伝統菓子バクラヴァ。トルコでは夏、アイスクリームをのせて食べたりもする。甘味の二重奏はしつこいと思いきや、バクラヴァが甘さか勝るからか、アイスクリームの甘さはそれほど感じなかった。トルコ南東部のクルディスタンの中心都市ディヤルバクルのカフェ「レバント」にて。
2月10〜12日に東京・南青山で開催の「中東クラフト市」の場をお借りして、トルコ地震被災者救援・チャリティーカフェを開催。中東のドリンク2種を提供、被災地ガジアンテップ産のピスタチオ、ピスタチオコーヒー、トルココーヒーなどを販売し、全売り上げを寄付します。 note.com/cafebaghdad/n/…
トルコのエルドアン大統領、イスタンブール旧市街にあるアヤソフィア博物館をモスクに変更する大統領令を発出。天蓋に描かれた聖母マリア像は今後、礼拝するイスラム教徒たちを見下ろすことに。建設から1500年、キリスト教聖堂→イスラム教モスク→世俗主義下で博物館→再びモスク、という数奇な運命。 twitter.com/thedukeorigina…
東京・六本木のイラン料理店「アラジン」が12月26日で閉店するというので、名残を惜しみにランチへ。最後と思うと絞りきれず、ひき肉ケバブ「クービーデ」のチェロキャバブと、緑野菜&豆のシチュー「ゴルメ・サブジ」を。日本に中東料理店が少なかった1990年代後半からお世話になった。感謝しかない。
メソポタミアにあったとされる「バベルの塔」のように積まれた中東菓子バクラヴァ 。イスタンブール旧市街の西に位置しリトル・ダマスカスと呼ばれるアクシャムセッティン通りには、シリア式の甘さ控えめの菓子を売る店が並ぶ。人々が内戦で国を追われたことがシリア菓子の高名を広めるという皮肉。
あれ、イスタンブール名物サバサンドって、昔はバゲット風パン(エキメッキ)にはさんであった気が。旧市街側エミノニュでも、新市街側カラキョイでも、薄型パンにくるんであった。ひょっとして、薄型パンを好むアラブ人観光客が急増していることが影響しているのかも。興味深い現象。 #トルコ12日間の旅