モロッコの古都フェズは、陶器でも有名。旧市街の陶芸店をはしごするのは楽しい。ヨーロッパで人気が高い東洋的な柄と、北アフリカの先住民ベルベル人の伝統デザインが一緒に並んでいて、不思議な雰囲気を醸し出す。 #モロッコ彼女たちの朝 #映画で旅気分
東京・浜松町にできたアラブ菓子テイクアウト店「ビブロス」。もちろんバクラヴァも売っている。都内のバクラヴァ事情については、以下の記事がとても参考になります。 #世界を知るための10皿 という #note マガジンに収録されています。バクラヴァ の拡大がもう止まらない。 note.com/ethnicneighbor…
「おお、ピラミッド型に積まれたスパイス」と思って、後ろに回ってみたら、無残にも削りくずされていた。中のスパイスは一種類で、おそらくターメリックだろうか。店からすれば、飾りだけでなく、ちゃんと売れている訳で、通りすがりの人間も一緒に喜ぶべきだろう。トルコ東南部ガジアンテプの市場で。
日本と中東では、食事の中でのご飯の位置付けが決定的に違うと、一般的には思われている。でも、トルコの食堂あたりでは、日本の定食並みにご飯が重要な位置を占めているのもある。日本人としては、なんとなく落ち着く感じ。トルコはやっぱりアジアなんだな、と感じる風景でもある。
ふと見上げると、高さ約2メートルのケージの上から見つめられていた。エジプトから日本にやってきてはや4年の元捨て猫。古代エジプトのバステト神のようないでたち。春は間近。
エジプト人のアラビア語学者を父に、日本人を母に持ち、日本で日本語で文筆活動を続けるエッセイストの師岡カリーマさんの言葉だからこそ説得力がある。「『単一民族』の何がそんなに自慢なのか」という問いかけ。日本は中東と同様、民族が交錯してきた歴史があるし、これからも交錯し続けるだろう。 twitter.com/danketsu_renta…
イラン人がすっぱい味を好むのは歴史的なことのよう。ササン朝ペルシャの王の大好物はシクバージという「甘酸っぱい牛肉の煮込み」だったらしい。その後、魚のシクバージが登場し、地中海を経由して欧州に伝わり、魚のマリネ「エスカベシュ」になったらしい。かなり壮大な話。note.com/cafebaghdad/n/…
松屋のジョージア料理全店展開といい、サイゼリヤの羊串焼きといい、日本の外食が中東(含カフカース地方)化している感じ。なぜなんだろう? 概して美味しいし、日本人の口にも合うことは間違いないのだけど。 twitter.com/Bronica_66/sta…
どろりとした独特なトルココーヒーを入れるための屋台は金属製。専門店では、コーヒーのカップ以外の食器類にも金属製が使われることがある。中東の旧市街に行くと、金属細工の職人さんが槌音を響かせている風景によくでくわす。トルココーヒーは、そうした中東の手仕事も組み合わされた文化遺産だ。
北アフリカの先住民族ベルベル人のファッションといっても、地域によってかなりバリエーションに富んでいる。日本の華やかな振り袖を思わせる色遣いのものもあれば、カーキ色基調のシックなもの、黒地に金色の模様の正装っぽいものも見かけた。
東京・赤坂にハト料理専門店「鳩肉屋」がオープン。千葉の自社農園で飼育、エジプトでポピュラーな「焼き鳩」も食べられる。「オリエンタル」がテーマといい、ネパールの炒り米で伝統的な保存食「チューラ(チウラ)」やミャンマーの発酵茶葉「ラペソー」なども提供するそう。 gnavi.co.jp/dressing/artic…
スイカは、イランなどで使われるペルシャ語では「ヘンダワネ」という。形は、まんまるより長円のものが多い。アフリカ大陸のエジプトだと、スイカの象徴のような表面のギザギザがないものが目立つ。果肉の色は赤だったり黄色だったり。ジュースにされてカフェのメニューになっている。
ナツメヤシの種類によって、ドライデーツの味や食感、色も違ってくる(写真はモロッコの古都フェズ )。日本でいうと干し柿のような感じ。干し柿が、どちらかというと古い食べ物になっているのに比べ、中東でデーツの存在感は大きく、世界にも広まっている。日本も干し柿文化を大事にしていかなきゃ。
中東で乾燥イチジクが売られる単位は、ひとカゴとか、ひと箱とかだったりして、スケールが違う。それでも日本の個人ベーカリーで、イチジク入りパンを売り出すところが増えたのは朗報。あのじんわりくる味わいを楽しめる。写真のパンは、岩手県盛岡市の「カンパーニュ」と花巻市の「ルーツ」のもの。
ピスタチオチョコとか、チョコパイとか、ピスタチオプリンとかが、日本で続々と発売されているらしい。値段を度外視できるなら、カラ付きのものをぼりぼり食べるのが一番おいしいと思うけど、様々な菓子・デザート類に利用できるところが、ピスタチオの偉大なところ。
北アフリカ・アルジェリアのお菓子は、アラブ流とフランス流が取り入れられている印象。緑の木の葉など自然の造形を模したもの、イタリア・シチリア島のシンボル、トリスケル(三脚巴)を意識したようなものなど、デザインに凝っている。アメリカでアルジェリア菓子としてネット販売している業者もある。
メソポタミアで数千年前から栽培されていたというイチジクは、人類と最も付き合いの古い果樹のひとつ。みずみずしい愛知県産を食べたところ、中東の乾いた気候が生み出す乾燥イチジクの味を思い出した。イランのカラカラに乾いたもの、トルコのしっとりしたもの、それぞれに味わい深いものがあった。
東京・浜松町のアラブ料理・菓子テイクアウト店「ビブロス」。店には行けていないけど、#文学フリマ東京 のため上京した時、差し入れをもらって初めてお菓子を食べた。レバノン出身の店主ナジーフさんは、東京・中井のアラブ料理店「シュクラン中井」のシェフだった人。軽食も含めて確かな味との評判。
にぶい金色に輝く陶器の絵皿。イランで約800年前に広く用いられたラスター彩という技法。18世紀にはいったん途絶えてしまったが、日本の陶芸作家の手で数十年前に再興。写真は、その「弟子」のイラン人陶芸家、アーテフェ・ファーゼルさんの作品。ラスター彩最盛期の頃の作風をしっかり継承している。
岩手・一関の道の駅「厳美渓」のレストランにある「和風もちセット」。8種類のモチは、甘いのとしょっぱいのが半々ずつなので、交互に食べるとどれだけでも食べられる気がする。一関は古くから餅食文化が盛んで、冠婚葬祭さまざまな機会にもちを食べるそう。その回数は年に60回以上とも言われる。
サハラ砂漠の北、北アフリカの真ん中にあるアルジェリア。フランスに130年間植民地支配され、街を歩くと、一見フランスの影響が色濃い感じもする。だが、陶芸、お菓子、民族衣装などに、先住民族ベルベル人の美意識が投影されている。東からイスラム教とともにアラブ人がやってくる前からいた人々。
パレスチナ難民などの女性たち制作の刺しゅうを和服の帯に加工。その美しさを日本の美と重ね合わせたファッションショー。中央アジア・ウズベキスタンなどの民族衣装も加わり不思議な幻想の世界。東京・九段下の洋館「KUDAN HOUSE」での「シルクロードの美」展。中東と日本とのつながりを改めて確認。
中東のあちこちの街角で目にする、ゴマ付きの輪っか状のパン「シミット」。かみごたえがあってじんわり甘い。小腹が空いた時にちょうどいいからか、カフェを渡り歩く少年も。輪投げの標的のような棒にさして運ぶのはとても合理的だと思える。写真はカイロ、ディヤルバクル、エルサレムにて。
テレ東の「大食い王決定戦」で3連覇した「魔女菅原」こと菅原初代さんが大腸がんで死去。岩手に住んでいた時、盛岡の菅原さんのベーカリー「カンパーニュ」によく行っていた。表面つやつや、中もっちりのベーグルなど、ハード系のパンがとても美味しかった。いつも笑顔で応対。心から冥福を祈ります。
トルコのパンといえば、バゲットの原型とも言われる「エキメッキ」が有名だが、東に行くと、平たい円形の「ピデ・エキメッキ」になる。特に焼きたてはモチモチしてうまい。では境界線はどの辺にあるのか。ハタイ県アンタキヤのホテル朝食はエキメッキ、さらに東のガジアンテプまで行くと「ピデ」だった