モロッコ の古都、フェズの陶器コセマは、アラベスク幾何学文様や、先住民ベルベル人の伝統デザイン、果ては中国風や日本の伊万里風など幅広いデザインがある。アラブ式コーヒーを入れるカップは当然としても、和食を盛りつける皿にもしっくりくる気がする。フェズの小間物屋にたくさん売っていた。
モロッコの古都マラケシュにある通称「スパイス広場」。祭壇のように飾られたスパイスだけでなく、オリーブ石鹸やラグ、毛糸の帽子など色々売られていて、ぶらぶら歩くだけで楽しい。夕暮れ時には、市場全体がマラケシュのシンボルカラーのバラ色に染まる。 #モロッコ彼女たちの朝 #映画で旅気分
トルコに行ったら、存分に楽しみたいトルコ式の朝食。先月、東京・原宿の在京トルコ大使館で行われたギュンゲン大使主催の朝食会でも、色々な種類が登場した。ハルミチーズは焼かれたものが出てきた。しめのトルココーヒーを飲んだ後。大使館スタッフが全員、コーヒー占いの嗜みがあるのには驚いた。
民俗学者の柳田國男は、日本で儀式用に作られた餅は「人間の心臓の形を、かたどったものではないか」という仮説を唱えた。岩手県一関市には「もち本膳」という、改まった席で出される儀礼食が継承されている。椀入りの様々な味付けの餅を次々と食べる。生命力への切なる思いが込められているのだろう。
イスラム教徒は、ウロコのない魚貝類をほとんど食べないと言われる。タコも、その戒律の範ちゅうなのかも知れないが、チュニジアなど北アフリカの市場では、結構よくみかけた。アルジェリアの食堂では、タコ足のみじん切りとイタリアンパセリをさっと炒めた料理が出て、食文化に根づいていると思った。
羊肉汁やスパイスなどで炊き上げたご飯に、豪快に丸焼き羊を載せた「カブサ」。サウジアラビア・ペルシャ湾岸地域の伝統料理。結婚披露宴など大人数の宴会で出される。コメ料理でもあり、羊肉好きの日本人にはたまらない一品。
教会のチャペルを思わせる建物。蔵の街・川越のスターバックス。秋が深まり、紅葉が進めば、窓の外の木々を眺めながらのコーヒーも味わい深くなりそう。
ミニストップで新発売のチキンキエフとちまき「世界のライスぼうや」。本格中華料理店に行かなくても、日本全国のコンビニで気軽にちまきを食べられる時代が来るとは。岩手県の店でもちゃんと売っていた。カオマンガイ味は、ちょっとタイ料理が食べたいと思った時にちょうどいい。
トルコと並んで、#バクラヴァ の2大潮流の地、シリアのバクラヴァが日本で製造されるとのニュースは朗報。イスタンブールには、内戦を逃れたシリア人たちが10万単位で暮らしていて、彼らが愛するシリア式バクラヴァが作られている。ヨーロッパ側のアクシャムセッティン通りあたりには店がたくさんある
フェイスシールド、イスラム教徒のベールの代わりになりそうなものや、メガネが装着されているものなど、世界でどんどん商品が増えている様子。ディストピアっぽいと言われれば確かにそうなのかも/Face Shield Face Mask Adults Face Mask Washable Face Shield | Etsy etsy.com/listing/794834…
モロッコにも伝統的なスリッパがあって、「バブーシュ」という。羊皮のものは、薄くて柔らか。とても軽く、履いている感じがあまりないほど。色もいろいろあり、自分の好みを選べる。写真は古都マラケシュやフェズ の旧市街にある専門店で。
古民家風カフェの2階ギャラリーに、中央アジアの刺繍布スザニが壁一面に飾らる。スザニ収集家・美濃正氏のコレクション。ソ連崩壊後、国外に流出したものをイランやトルコなどで買付けたもの。美濃氏自身は一度も現地を訪れたことがないそう。ソ連時代のありし日々の手工芸品。東京・清瀬「縁」にて。
#ナーディルギュル#バクラヴァ は、オーブンで焼く前までの工程をトルコで行ってから空輸し、日本でオーブンで焼き上げるという。日本には、全工程を国内で行うバクラヴァ店もすでにあるが、生地を作ることができる腕のいい職人を日本で確保するのは難しいのだろう。
ニンジンサラダといっても、フランスっぽい「キャロット・ラペ」のような千切りではなく、ゆでたニンジンペースト状にしてオリーブオイルやニンニクなどを加えたもの。チュニジアの家庭料理で「ウンマク・フーリーヤ」という。チュニジアには「焼きサラダ」というものもあり、ユニーク料理の宝庫。
乾燥させた香草ディルがまぶされた長粒米のピラフ。さわやかなハーブの香りが鼻腔をくすぐる。イラン料理の「サブジ・ポロウ」。千葉県佐倉市の工業地帯にあるインド・イラン料理店「サダフ」のランチビュッフェの一品。これもイラン独特の料理、ご飯のおこげ「タフチン」。これが食べ放題とは魅力的。
岩手県では、冷やし中華を「冷風麺」(れいふうめん)と呼ぶのが一般的。独自ネーミングをしているだけあって、盛り付け方の美にこだわっているところも多い。盛岡市肴町の蕎麦屋「丸友」では、カラシを輪切りキュウリの上に載せる。岩手は、そば屋の中華(そば)が何気においしい。
今年は、2010年以来のマツタケ大豊作らしい。岩手県花巻市東和町のきのこ専門店には、大小とりまぜ、ところせましと売られていた。近くの山でとった人たちが持ち込むらしい。いったい値段が安いのか高いのか、感覚がマヒしてしまう。ポツポツとは売れているようだった。
国際文化イベント「伝統工芸が結ぶ シルクロードの美」(2023年1月27、28日)で行われた、パレスチナ刺繍の和服帯や中央アジアの織物を紹介するファッションショーが、とても素晴らしかったので、以下、個別作品ごとにご紹介したいと思います。会場は東京・九段下の洋館・九段ハウス。 @silkroad_beauty
広大なシルクロード地域に広がっているコメ料理「プロフ」。東京都内だけでも、ウイグル式からウズベキスタン式、ロシア式などが食べられる。各地で微妙に味や具材が違うので、チャーハンやピラフなどの炒め飯が好きな人は、各店の食べ歩きが面白そう。 #世界を知るための10皿 note.com/ethnicneighbor…
ナツメヤシの実(デーツ)、中東では季節によっては、乾燥ではなきフレッシュなものも市場に並ぶ。こちらも乾燥ものと同様、色、食感はさまざま。シャリシャリとした食感で、さわやかなジューシーさを感じられるものもあった。
トヨタの工場の近くには、だいたいパキスタン料理店がある。仙台から北にバスで1時間、小雪が舞う宮城県大衡村にあるパキスタン料理店「シャハジー」。マトンビリヤニ、シシケバブ、チキンティッカマサラ、チキンカダイを無発酵のパン「ロティ」と一緒に。おそらく本州最北のパキスタンレストラン。
中東のあちこちで見た、バナナを吊るしたり、ぶら下げたりして売る風景。おそらく、黒ずんで見栄えが悪くなるのを防ぐためなのだろう。日本ではあまり見かけない。バナナを吊るして売る文化の東限は、どのあたりなんだろう。
中東、特にイランでは、羊や鶏肉などをヨーグルトベースのつけだれにつけて焼いて食べる。特に羊あばら肉を使った「シシリク」が有名。岩手県特産のヨーグルトを使ってシシリクを焼いてみたら、びっくりするぐらい美味しかった、という料理体験記です。 note.com/cafebaghdad/n/…
世界の地表で最も低い死海沿岸でとれるミネラル成分が入った石鹸。東地中海の高品質オリーブオイルに月桂樹オイルが加わったオリーブ石鹸。などなど。中東のあちこちで見かける石鹸は無骨な見た目のものも多いが、長い歴史が培われた重厚さが感じられる。一度使うと、忘れられなくなる。
アイスコーヒーは、意外に世界各地にあるらしく、イタリアでは、カクテルグラスにクラッシュアイスとともに注がれて出てきた。イランのテヘランではカプチーノかというほど泡立って出てきた。それらに比べると日本のアイスコーヒーは平凡かも知れないけど、どこで飲んでも一定の共通規格で安心の味。