東京には、世界中のものが満ち満ちていて。中央線・吉祥寺駅のまわりを少し歩いただけで、東急百貨店のフェアでシリアのバクラヴァ。トルコのケバブ屋台には、これまであまり見たことがない、焼いたモッツァレラチーズをはさんだイズミルサンド、気のいい女主人が営むアフリカ料理店。ほんと旅行気分。
東京随一の無国籍タウン、大久保にある ネパール料理店30店の場所が分かる地図。ネパールの代表的な家庭料理、豆のスープごはんの「ダルバート」が500円で食べられる街。首都圏の南アジア料理を食べ歩くテイクアウト・アーティストのじょいっこさんの力作 @joycooonote #note note.com/joycooo/n/n2c2…
結構冷え込むイラン北部の冬のイメージは、サモワールで入れた濃い紅茶。北西部アゼルバイジャン地方の茶葉が有名。黄金色の砂糖の結晶棒「ナバド」をかき混ぜると特別感が増す。色はサフランの色素。普段は口に含んだ硬い角砂糖をお茶で溶かして飲む。日本とイラン、茶へのこだわりは甲乙つけがたい。
埼玉・飯能や東京・渋谷で地中海アラビア料理店「カールヴァーン」を営む会社が、「アラビアンおせち」をオンラインで予約販売。ひよこ豆ペーストのホンモスとモロヘイヤを合わせた前菜をはじめ、クミン、ハリッサといった調味料を使った肉魚料理、デーツなどの組み合わせ。 fareastbazaar.net/products/y-4
冬が近づいて、朝夕の冷え込みに備えるかのように胸毛を充実させていくエジプト生まれの元捨て猫、ヨシミ。日本での暮らしにも適応していく生存本能はさすが。岩手で2回目の越冬。
左、スフィンクスのような態勢で警戒するエジプト猫。右、忍び足で境界をまたごうとするペルシャの猫。中東の両雄対決いかに。
東京・新大久保のハラール系焼肉店「アリババ」(パキスタン系)の店先にトルコ系のファストフード店が。薄焼きピザ「ラフマジュン」や、松屋銀座への新規出店が話題の中東菓子バクラヴァもある。甘くないヨーグルトドリンク「アイラン」もたっぷり入って200円、チャイは100円。手軽にトルコを楽しめる。
東欧や中東のにおいがする香草ディル、生ハムやこってりしたヨーグルトチーズにも合う。繁殖力があるので、小さなプランターに種をまいてもどんどん成長していく。これから夏に向けて、食べ切れなくなっていく予感がする。
イスラム圏のどの都市にもある「アッタール」は、中世の面影を残す薬局。かつてはスパイスや薬草などが、病気の治療法の中心だった。エジプト南部のナイル川べりの街アスワンのアッタールには、色とりどりのスパイスがまるで祭壇のように並んでいた。
トマト、キュウリ、玉ねぎなどを刻んだサラダは、中東のあちこちで見かける。トルコでは「チョバン(羊飼い)サラダ」。イランでは、「シーラーズ・サラダ」とイラン南部の都市名がつく。エジプトでは「オリエント・サラダ」とよく言われていた。東方から伝わったサラダ、というニュアンスがあるのかも。
東京・板橋区、都営三田線・志村坂上駅近くの「ブラッスリージェルバ」。チュニジア人が作る、羊背骨肉のクスクス、マカロニチキン、牛肉のメルゲーズ(腸詰め)、焼きサラダ。ボリュームたっぷりで食べごたえあり、味ももちろん本格派。チュニジアワインと。こじんまりとした店内は北アフリカの雰囲気。
イランの首都テヘランは、空気の乾燥度は高いものの、イメージは、砂漠というより水と山。街の北側にアルボルズ山脈の山々がそびえ、冬には冠雪し、スキーリゾートもある。最高峰のダマバンド山は、5610メートル。市内からは見られないが、飛行機の窓から白い円錐状の神々しい姿が見られる時もある。
ネスレがトルコで売り出している「バクラヴァチョコ」。ピスタチオと、バクラヴァのかけらが入ったホワイトチョコレート。中東菓子ファンなら一度食べて味を確かめたいと思うかも。 twitter.com/nestledamak/st…
サウジアラビアから空爆を受けている内戦下のイエメンからの難民が韓国・済州島が押し寄せている。この島は韓国のリゾート地で、かなりの外国人がノービザで来ることができる。極東で、あのうまいイエメン料理が食べられるほぼ唯一の場所になっている。 twitter.com/hirokay/status…
魚の鮮度をアピールする方法は国・地域によってかなり異なりそう。真っ赤なエラを引っ張り出して見せるトルコ。輪切りにして身を見せるチュニジア。タコのカラストンビを見せるように足を開いて並べたり、魚のえらを大きく広げたり、口を大きく開けたりするのは、むしろ人の目を引きつけるためかも。
中東の菓子 #バクラヴァ は、キロ単位かせいぜい500グラム単位での購入が基本。松屋銀座に出店したイスタンブールの老舗 #ナーディルギュル が、1個からの販売を始めたことは驚きに値する。かなり高価で大量買いが想定しにくいという面もあるが、個食が進む日本の社会環境を投影すると言えなくもない。
年の瀬にうれしいニュース。シェフ不在になっていた東京・中井のアラブ料理店「シュクラン中井」に新シェフが登板。「中東料理とスイーツをこなす」チュニジア出身の方だそう。大好きな「ウージーラム」も継承されているみたいだ。イラクのクージーの味を楽しめる数少ない店。 shukrannakai.com
イランでは、インコに運勢を占ってもらうことができる。街頭でおじさんが抱える箱の中には、イランの14世紀の国民的詩人ハーフェズの詩の一節が書かれた紙片が詰められている。あるいは、ハーフェズ詩集を開いて、そこに書かれた詩の内容で未来を占うやり方もある。イラン人にとって詩は大事な指針。
東京の総武線大久保駅近くの青果スーパーでは、当たり前のようにタンドリーチキン弁当が売られている。揚げ物のサモサは1個単位。大根のアチャールはタッパー入り。レジでは南アジア出身とおぼしき男性が流暢な日本語でテキパキ客をさばいていく。日本各地で間もなく当たり前になるかもしれない風景。
八角とラー油がハーモニーを奏でる汁麺。東京・茅場町のビャンビャン麺の店「秦唐記」。平たい手延べ麺はコシがある。たぐると、まとわりついた汁がビャンビャンはねる。紙エプロン必須。テレビ朝日の「タモリ倶楽部」に今週登場するらしく、さらに激こみになる前に行ってみたほうがいいかも。
香りとうまみが強烈な、香茸というキノコがとれ始めた。岩手県岩泉町のイタリアンレストラン「アックア・モンテ」で、香茸のクリームソースニョッキ。トリュフを連想させる芳香。ソースに濃厚な味わいが加わり、岩手の秋を堪能できる一品に。ボードには、岩泉産マツタケのピザもあると書かれていた。
トルコのドーナツ形のパンというと、シミットという歯ごたえがあるやつが有名。カフェにいると売り子が、かけ声とともにかついできたりする。もっとフンワリとしたドーナツ形の「アチュマ」というパンもあることを知る。埼玉・狭山なかあるキプロス島出身者が営むハーセルフーズ社製。発送もある。
山形県庄内町議補選で、エジプト出身のスルタン・ヌールさんが初当選。エジプトのみならず、アラブ圏出身の政治家は日本初のようです。「これからが大事」と語ったとのこと。 twitter.com/press_yamashin…
モロッコの旧市街を歩いていると、さまざまな感動や驚きにでくわす。野菜をかたどったお菓子の山。祭壇風のスパイスのディスプレー。ショーケースで眠る猫。地中海の海の色のような陶器。歩きがいがある街。いずれも古都のフェズ 、マラケシュの旧市街で。#モロッコ彼女たちの朝 #映画で旅気分
西アジアの夏には、スイカがよく似合う。イランやトルコの市場には大玉が山積みになって売られている。乾燥した気候が、果実に甘さやみずみずしさをもたらすというのは、不思議なようでもあり、自然のようでもある。写真はイラン北西部タブリーズと、トルコ南東部ディヤルバクルにて。