AIの進化によりロボ制御の在り方も大きく変わり始めています。工場の産業設備は人が細かく制御を行っていますが、将来は賢い学習モデルさえ入れれば生産性を上げることが出来るかもしれません。ウチの工場でいうと射出成形機のサイクル向上に使えそうです。
小型衛星CubuSatを自動で製造する装置が開発されています。何だか凄い時代に突入してきました。構造体の造形、切削、電子回路の印刷、電子部品の配置、ユニット化を全て自動で行います。ソーラーパネルや加速度計などのセンサ類も自動で埋め込んでくれます。自動で小型衛星がポコポコ作られる未来。
凄いロボが研究されています。テンセグリティ構造を活用した、伸縮・曲げ、ねじりの動作が可能なソフトロボットです。エア駆動でモータやギアを組み込む必要がなく、柔軟性のある構造のため、狭い空間や人と接触するような場所で活用できます。モジュール式で様々な組み合わせも可能です。
身体障害をテクノロジーで克服することを競う、興味深い大会が開催されています。義足や車いす、ロボスーツなど8つの競技が開催されます。全世界の15%は何かしらの身体障害があり、課題を抱えて生活していると言われています。この大会を通して資金や興味が集まり、福祉器具が進化すれば素敵です。
新しいコンセプトの惑星探査機が研究されています。先端にグリッパを搭載した伸縮アームを4つ用いて、移動や岩石の移動など様々な動きを実現します。研究では伸縮アームにコンベックスが活用されています。地球上ではすこし重たそうですが、微小重力化ではなかなか良い移動方法になるかもしれません。
チタン製の大型鋳造品を3Dプリント化する取り組みが始まっています。チタンの大型鋳造品を製造できる企業は世界的に少なく、ロシアなどに限定されます。米海軍で使用されるチタン製ポンプのリードタイムは通常1~2年ですが、3DPできれば1~3か月に短縮されます。調達安定化のメリットもあります。
おっさんみたいな文章しか書けないので、インスタはchatGPT頼りになりそうです。 若者風に書こうとするとここまでおっさん臭くなるとは 笑
SNSの炎上対策はchatGPTが有効かもしれません。担当者任せの企業SNSがたまに炎上しますが、無償(今は)で第三者目線のチェックができるchatGPTは使えそうです。そのうち各SNSに標準搭載されて、投稿時に警告やエラーが出てきそうです。弊社もインスタ運用を担当者に任せるので試してみる予定です。
F-35戦闘機用シミュレータのコックピットが3Dプリントされています。従来は多くの金属部品で構成されていましたが、3DP化により金属部品点数を70%削減、部品調達時間を75%削減することに成功しています。そのうち本物の戦闘機も3DP化が進んでいくかもしれません。
低コストで容易に金属3Dプリントを実現する方法が考案されています。金属めっきとDLPを組み合わせたような仕組みで、アノードを選択的にONすることで、溶液中の金属イオンを希望の形状でカソード側に電着していきます。従来の金属3DPは環境構築や後処理が複雑でしたが、この手法で簡素化されます。
馬用トレーラーが3Dプリントで開発されています。米では人件費と材料費の高騰により製造コストが上昇し、馬用トレーラーの価格が2,000万円(数年前の約1.5倍)に達しています。3DPにより部品数や工数削減が可能となり半額の1,000万円で製造可能です。今年の夏にはフルサイズの試作が完成予定です。
大学のロケットサークルが3Dプリント部品を活用したロケットの打ち上げに成功しています。6回の打ち上げを行い、高度3,350mまで到達しています。3DP部品の詳細は不明ですが、ラティス構造により強度を維持しながら軽量化を行っているようです。3DPはオンラインサービスに依頼して行っています。
マリオの新ステージを言葉から作る「MarioGPT」が研究されています。「たくさんの土管」「たくさんのブロック」「敵なし」などの言葉を入力するだけで生成が可能です。実際に88%のステージはプレイ可能なレベルになっています。今後数年でソフトの概念が大きく変わりそうです。
ケニアで3Dプリント製の住宅街が建設中です。全52棟の内、10棟の壁を1台の3DPで造形しています。10棟分の造形は10週間で完了しており、住宅価格は一般的な価格から20%削減される予定です。今年は世界中で3DP住宅街が完成していくので、どのような結果を迎えるのか楽しみです。
ハンドルやペダルの無い完全な自動運転タクシーが、乗客を乗せた公道運転を世界初で成功させています。今後は従業員向けのシャトルバスとして公道試験を行いながら、商用化を目指します。まだ先と思っていた自動運転タクシーですが、意外とXデーは近そうです。物の物流にも大きな変化を与えそうです。
世界初のエアレスバスケットボールが3Dプリンターで作られています。内部のフレーム形状を適切に設計することで、既存ボールと同等の性能があります。ボール内部にセンサなども設置しやすく、今後のスポーツの楽しみ方が大きく広がりそうです。スポーツゲームのコントローラにも使えそうです。
ドローンが危険箇所の検査装置として活躍しています。洋上プラントでは設備の検査を人が行っていましたが、事故リスクが高いためドローンが活用されています。Visual SLAMを搭載しているため高度な障害物回避が可能となり、高度な運転技術が不要になっています。ドローン検査はもう当たり前の時代です.
映像を表示できるスマートコンタクトレンズが3Dプリンターを用いて研究されています。従来、拡張現実ARを楽しむためにはゴーグルなどの装着が必須でしたが、この研究によりARやVRをコンタクトだけで使える未来がやってきます。動画の青い矢印と文字が表示された映像で、ナビとして活用されています。
バクテリアを活用した3Dプリントの研究が面白いです。材料に炭酸カルシウムを生成できるバクテリアを混ぜ込むことで、3DP後に数日かけて無機化されます。従来、セラミックを3DPするには高温処理が必要でしたが、この手法なら簡単な設備だけで無機物3DPが可能になります。骨の修復にも使えそうです。
有人ドローンレース用の機体が発表されています。3Dプリント製の水素エンジンを搭載し、車体重量約1トン,最高時速360km,航続距離300kmを予定しています。現時点では少しハードルが高いかもですが、もし実現されれば新しい空のF1スポーツになるかもしれません。移動手段としても革命がおこります。
NASAが月に3Dプリント用いてパイプラインを建設予定です。極地に水分から酸素を生成するプラントを建設し、パイプラインで月面基地まで輸送する計画です。パイプを地球から運ぶのは現実的ではないため、レゴリスからパイプを造形します。月面を3DPで開発するというSFの世界が確実に近付いてます。
複合現実 MRとRFIDを組み合わせた、かなり面白い研究が行われています。MRヘッドセットにRFIDのアンテナを取り付けて、箱内にあるRFIDタグを読み取るだけですが、MRの視覚情報と組み合わせることで、まるで箱が透視されているように情報が表示されます。これは倉庫以外でもかなり使える...!
電源を持たないクライミングロボが研究されています。ヤモリが吸着する仕組みを応用したパッドと紫外線で変形する素材を組み合わせて出来ています。片方のパッドを磁力で補助して吸着させた後、もう片方のパッドが紫外線照射により変形する素材に追従して離れます。これを繰り返して動作させています。
エア駆動のミミズロボットが研究されています。ミミズが体液の圧力で筋肉を順番に伸縮させて移動する動作を、空気圧とゴム製バルーンで再現しています。今は移動速度が時速0.005kmと低速ですが、速度アップを行い地中探査や救助活動での利用を目指しています。動きが気持ち悪いような可愛いような。
体内の臓器に細胞を3Dプリントする研究が進んでいます。腹腔鏡手術の器具の先端に3DP機能を追加することで、人体に空けた10mm程度の穴を介して体内で3DPを行います。電気メスで対象部位を切除した後、洗浄し、3DPで細胞を造形することで組織の早期修復を狙います。ついに生体内に3DPがやってきた!