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この北の地では寒さに適応できないやつは死ぬしかない。幸い人は寒さに抗い、暖をとる技術を生み出した。だからオレたちは「ここ」で「生きている」。だが、色の無い中にも、秋の色っていうのは意外に多い。北方だからこそあるものもある。オレたちは…「雪の匂い」を知っている。
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「京都で大雪が降ってるようだな」
「雪が降るとどうなる?」
「知らんのか」
「貴船神社と金閣寺に行くカメラマンが増える」
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・徴兵保険の話
ある川沿いの民家に残るブリキ板には「徴兵保険」なる文字が書いてある。かつて日本には徴兵保険という民間保険があり、入っておくと被保険者の徴兵時に保険金が下りた。これはその当時の看板というわけだが、つまりは少なくとも70年は経過しているというわけで…。
110/365 #斜陽暦
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そら古事記の頃から「九州にクマソという反抗的な男がいました。ヤマトタケルと言う若者はクマソを討つため、叔母に服を借り女装してクマソの宴会に出ました。気に入られたヤマトタケルはクマソに寝床へ呼ばれた(意味深)ところで尻から剣を刺して倒しました」とか書いてる国だからね。仕方ないね。
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「山陰と山陽間を結ぶ高速道路の名前が『陰陽道』じゃないのはおかしい」と114514回は言ってる。
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暦ってもんを誰が決めたかはしらねェ。オレたちは運動会は5~6月にする。10月には冬タイヤにする。そして…真冬は暖房をガンガン焚いた部屋で半袖でアイスを食う…。一歩外に出りゃ-10℃なのにな…。ジョニィ、LESSON1。『妙な期待はするな』
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東北・北海道には、動詞を「〜ささる」と活用するだけで「わざとじゃない。間違ってやっちゃったんだよ不可抗力でそうなっちゃったんだ。いやマジですまん」的ニュアンスを加えられるという日本人の心と相性がいい方言語彙があるので、全日本人が使うべきだと主張している。(例:ごめん押ささった!)
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アサガオの花には多様な色があるが、本来黄の色素は作らない。現代科学でも遺伝子操作で無理やり再現して創るしかなかった。そんな代物を江戸時代の人は作り出し、栽培していたのだから、そこにかける試行錯誤、変異の研究熱は計り知れない。現代科学が一番進んでるなんて畏れ多くて言えないぜ…。
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「子どもの頃に戻りたい」という言葉があるが、あれは正確には「子どもに戻りたい」のではなく「子どもの頃の時間に戻りたい」だと思う。私はあんな貧弱な身体でかつさまざまな制限を加えられ、なおそれに抗うすべもない子どもという存在になんて二度と戻りたくない。魂の牢獄だったよあんなものは。
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日本は災害大国と言われるが、こうしてみると、現代において地震や火事、台風、津波の対策は盛んに行われている一方で、水害対策は治水治山事業がメインで、個人や家庭レベルでの対策は昔に比較すると小さくなっている気がしなくもないなあたしかになあ。なんて思っていた。