「京都で大雪が降ってるようだな」 「雪が降るとどうなる?」 「知らんのか」 「貴船神社と金閣寺に行くカメラマンが増える」
冗談でもなんでもなく釧路以東根室までの道は、厚岸と厚床の街以外、本当に街も施設も、いや家がほぼないんです。風光明媚な美しい原野と草原と海を征く120㎞を、北海道を走り慣れている者でもなければそう耐えられるものではないんです。高速道路?そんなものはない!あるのは120㎞の虚無だッ!
この時期限定で田んぼに現れる者たち。
古い旅館や鄙びた宿に泊まる趣味をしている。しかし、この趣味、「宿は1日1つしか泊まることができない」という根本的問題がある。同じ地域に泊まりたい宿が4つあるとすると、最低でも4泊しなければならない。だが、同じ場所を起点に動くにも限度がある。つまり特定の地域に何度も行く必要がある(続く)
「すてたらい」ってそういう方言なのかなあと思ったけど、数秒後「…もしかして『すてたらいかん』か?」ってなった四国の山道。
東北・北海道には、動詞を「〜ささる」と活用するだけで「わざとじゃない。間違ってやっちゃったんだよ不可抗力でそうなっちゃったんだ。いやマジですまん」的ニュアンスを加えられるという日本人の心と相性がいい方言語彙があるので、全日本人が使うべきだと主張している。(例:ごめん押ささった!)
古い民家の軒下にはさまざまなものが貼ってあるがまさか…呪符があるとは(山陰にて)
この時期、北海道の山野にはルピナスという花が局所的に咲く。だがこの花は本来北海道に自生せず、明治以降、北海道へ入殖した人々が植えたものの生き残り。つまり今、この花が咲いている山野はかつて人がいたはずの土地なのだ。そういう意味で、私にとってルピナスは北海道の廃村の象徴だ。
現地へ行って心底理解したが十津川村は大規模豪雨で水害や土砂災害、陸路が絶たれて孤立が発生しやすい条件が揃った地形でな…。おまけに奈良県内で最も面積が大きい自治体かつ人口は3000人台という。明治大水害の際は「もとの村に戻すのに30年以上はかかる」とさえ言われたという。勘弁してくれ豪雨。
いくら外界と隔絶された山村だからってオート三輪が玄関先に置いてある土地がまだこの世にあったとは…。
六角形の空間がある廃医院。玄関と診察室の間にあり、ここから「入口」「診察室」「處置室」「藥局」「非常口」「便所」すべてへつながっている。辺鄙な土地の、昭和一桁台の木造建築であるがかなり先進的で機能的なデザイン。 285/365 #斜陽暦
漆喰に竹で骨組みを作り、針金でヒゲや角、脚を、眼球はガラスを使ってリアルな質感を持たせている。円の土台には波文様が施されており、まるで本物の龍が壁(水面)から飛び出して来るようなうねりと表情の迫力がある。この造形を、トクサはコテだけで作り上げたのだ。…本当に人間か?
高知市の桂浜方面への途中にあるバス停「孕橋(はらみばし)」 地名自体が「孕(はらみ)」と言って、孕西町や孕東町がある。河口に深く広がる浦戸湾の袋状の地形が由来らしい。高校の時にこの名を知って数年…ようやく来れた。天気が良く気持ちがいいが、この孕ではある怪奇現象が報告されている(続)
九州にある、壁に穴が開いたトンネル。トンネルの中から夜空と月が見える不思議な空間…。
在留中国人が行くタイプの料理店で中国メイカーのココナッツミルク頼んでみたんだけど、缶のカラーリングがどう見ても飲み物じゃないの好き。殺虫剤か置く花火やんこれ(なお、味はかなり美味しかった)
そういえば先日新幹線に乗ってる時、近くにセンスの塊みたいな無線LAN飛ばしてる人がいたな。
「馬出没注意ってなんだよ」と思われるかもしれないが、北海道でもこの付近では、戦後まで飼育されていた駄馬(荷物を運ぶための馬)が野生化してそのへんにいる。つまり、私の実家の周りには「野良馬」がいる。北海道は今でも競走馬を多く生む馬産地だが、やっぱりモンゴルか何かなのでは。
北海道の札幌・根室間を車で移動する際の考察と感想です。美しい風景は時として「人間」を破壊する。しかし、あの「何もない」風景こそが道東や道北の魅力でもある。楽しいヨ。いや本当に。
岡山の県北にある川の土手たち。
基本的に私の目指すものは「VOW」の精神なので、こういう頭悪い名前に本当に弱い。北海道だと、「エクシードヴィラてるおちゃん」ってマンションの名前が最高に好き。
ちなみになんで毒展に白粉が展示されていたかといえば、当時の白粉は鉛や水銀といった重金属を含み、慢性中毒にかかる人が多かったため。それでも貴重品だったので紀伊半島、特に伊勢や伊賀で生産された白粉「射和軽粉」は大正頃まで化粧品や医薬品として使われ続けた(写真は島根県内の廃医院にて)
田舎の小さな漁港によくある船揚げ用のレールを見るたび、幼い頃親に「あれは海を走ってる列車の駅だ」とウソ知識を教えられ、暫く信じてたのを思い出す。地元が漁師町で、青函トンネルの話を中途半端に聞いてたから、近所の港で魚釣りしながら「今日も列車来ないなあ」とか思っていた。(山口県にて)
・しょう失のダイジン屋敷 約4年前、山陰のある街の航空写真を眺めていた時のこと。赤い屋根瓦が並ぶ古い町並みに、明らかにそこに家があったであろう名残を見かけた。大きな門でまるごと囲った内側だけそっくりそのまま消えてしまい、門だけ残ってるような、まさに屋敷の抜け殻とでもいうような…(続)