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「お師匠」
トウに呼ばれて振り向く善児。
人が来たのを分かっていても声を掛けられるまで敢えて振り向かない者の様子ではないんですよね。
気づいていない。
一幡の粗末な墓。
そばにいるのはかつての暗殺者ではなく、無邪気に笑う幼子の顔が浮かんでしまうばかりのただの老人。
#鎌倉殿の13人
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私財を投げ打って栄一の恩に報いた古河市兵衛。
無一文となるも、後に足尾銅山の経営に乗り出した彼に、栄一はその人徳を買って巨額の出資を行いました。
銅山の成功により古河財閥が誕生。今に続く古河電気工業の前身です。
#青天を衝け
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大隈さん、ブツクサ言いつつも若手に自由にやらせてくれたり、アンガーマネジメントを身に付けていたり、全て自分の責任と上に頭を下げてくれたり、方針の必要性を幹部に説いてくれたり、実は理想の上司なのであるのであ〜る!
#青天を衝け
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松平容保・定敬兄弟を演じるのは、コヒさんこと小日向文世さんの長男・小日向星一さんと次男・小日向春平さん。やはりよく似ておいでですね。
#青天を衝け
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ざらりと太刀を抜く足利義輝。
塚原卜伝の愛弟子として一の太刀をふるい、敵の薙刀を奪って二刀流に。
終始哀しい闘いでした。
三日月宗近、大典太光世、鬼丸国綱、骨喰藤四郎、薬研藤四郎、大包平、大般若長光、山伏国広…
数々の名刀を愛した将軍でした。
彼の最期を見取ったのは……
#麒麟がくる
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金栗四三がストックホルムで野の花を摘んだのも、歌を詠んだのも、また史実だとか。
奮闘の声もとどろに吹きならす
スウェーデンの野に夏花ぞ咲く
道ばたの野バラをつみてわが部屋に
いけて眺むるここちよきかな
ふるさと日本の花と似たものを、好んで押し花にして残していたそうです。
#いだてん
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亀姫に渡された着物を身につけた鳥居強右衛門。
図らずもその名にぴったりの鳥の足跡をあしらったこの着物を剥がれて、彼は磔にされた。
獣のようだと蔑まれた彼に笑顔を向け手を握ってくれた亀姫。人としての尊厳を示すのがその着物。
それを彼は、死の前に奪われたのだ。
#どうする家康
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よく知られた話なのでネタバレしてしまうけれど、本多正信はこの後帰参を許され、武勇に優れた家臣団の中で異彩を放つ参謀として重用されます。
家康の心を最もよく理解していたとも伝わりますが、家康が亡くなったのが元和2年4月、そのわずか2ヶ月後に亡くなった佐渡。ズッ友かよ!
#どうする家康
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「こんなにはしゃいでいていいのだろうか…」
知ってる。
この大河では、いい年をした大人が、家族でわちゃわちゃとはしゃいだ後がしんどいんだ。
まあ未だに予測変換で出てくる「オンベレブンビンバ」ほどではないけれど。
#鎌倉殿の13人
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タイトルロール #鎌倉殿の13人 の回収を次回に控え、「結局13人って誰だっけ」となる視聴者に予告が先回り。
北条時政、比企能員、和田義盛、安達盛長、大江広元、中原親能、北条義時、三善康信、二階堂行政、三浦義澄、足立遠元、八田知家、梶原景時。
覚え方は「ひかわなにお ほほはあみあみ」。
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TL騒然のzoom廃藩置県。
よく見ると、松の絵だの建具だの庭だの尊王攘夷の掛け軸だのという同じ背景があります。
え、zoomみたいにバーチャル背景設定が選べるの?
#青天を衝け
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聞いてない…こんなの聞いてない…
文官である大江広元が強いなんて聞いてない。
頼朝以来の文書や記録を自ら背負って戻ってきて、髑髏の持ち出しにまで私がと名乗り出て、挙句こんなに腕が立つなんて、ほんっっっとに聞いてない!
しかもこの劇伴だと今から死ぬやつなのに!!
#鎌倉殿の13人
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あの雨の日から、慶喜は笑うことを忘れてしまっていたのではないか。
慶喜に微笑みを浮かばせるのが円四郎。
近習が戸惑うほど腹を抱えて笑わせるのが栄一。
円四郎、本当にあなたは大した奴を連れてきてくれたもんだ。父の話に慶喜の心がほわほわと温まる。次は懐も温かくしてあげて。
#青天を衝け
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「徳川慶喜」ではなく「源慶喜」。
代々の将軍は清和源氏の流れをくむものとして、正式な場でその名を名乗ることがありました。それは江戸幕府を開いた家康も同じ。
パリ万博と同じ年、慶應3年に結ばれた日本デンマーク修好通商航海条約にも「源慶喜」の名が残されています。
#青天を衝け
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「多くのファンが日曜の夜に声援を送り、作品の背景に関する知識を持ち寄るようにエピソードの逸話が語られ共有された。それはまるで45分の放送がばらまく大量の歴史情報を、SNSがジグソーパズルのように組み上げていく集合知の光景だった」
そう。Twitterも最高。
#いだてん
a.msn.com/07/ja-jp/AAK7n…
143
士農工商はもう古い。
毎回出てくるだけでざわつかせる徳川家康が、更に茶の間をざわつかせる。
鎌倉幕府が「いい国つくろう」じゃなかったり、最古のお金が和同開珎じゃなかったり、足利尊氏と思われていた肖像画が別人だったり、教科書も新説を取り入れている。大河ドラマもまた然り。
#青天を衝け
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具足が本当に立派になりました。
藁だらけだった平岩親吉こそこの場にいない(岡崎の信康のそばに)ものの、昔はみな藁を使っていたし、無課金と言われた小平太でさえも。
……って、大久保忠世の前立てが胡蝶蘭みたいになってます。さすが色男!
#どうする家康
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歴史に詳しい方は安政の大地震で藤田東湖が母親を庇って亡くなることをご存知ですから、先週の予告の時点で「それを東湖に言わせるか〜っ」って号泣しておられました。
かたや、諍臣の突然の死に驚き嘆く方もそれは多数いらして。
知っていても知らなくても楽しめる、それが大河ドラマ。
#青天を衝け
146
土方歳三から日野の実家への手紙を託されたのは、小姓の市村鉄之助だろうか。
一緒に死ぬといって聞かぬ若者に、手紙や遺髪、あの有名な写真を渡し、最後の命令をした土方。生きて必ずこれを届けよ、と。
その手紙には、「使の者の身の上頼み上げ候」と認められていたという。
#青天を衝け
147
「八重さんが好き」ではなく「八重さんが笑っているのが好き」。
自分のことより、好きな人の幸せだけを考える小四郎に、八重が笑って言う。
「お帰りなさいませ」
私たち視聴者も本当に久しぶりに見た、八重の心からの曇りなき笑顔。
小四郎の目に、涙が溢れそうになる。
#鎌倉殿の13人
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これまでの大河において、秀吉の母なかは武家社会に馴染めぬ田舎者という描写をされることが多かったけれど、銀粉蝶さんだと、相手の素性を知っていて敢えて乗り込み、妻子の人質話を持ち出して光秀と幕府の仲を裂こうとしているようにしか見えない…
あの佐々木藤吉郎の母ですよ…
#麒麟がくる
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どんなに新しい光秀像が描かれようと、どんな大河ドラマになろうと、「茶釜を抱えて爆死」というエピソードを期待されてしまう吉田鋼太郎氏演ずる松永久秀。
お召し物からして何ともド派手な「花火風」🔥🔥🔥
#黒地花火風乱れ花変わり織
#麒麟がくる
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拳二つ分と言われて揃って実際に拳をぱん!と合わせる兄弟も尊いし、何かと仲違いしているようでいてぴったりと膝を合わせて座る姉妹はさらに尊い。
でも、もう本当に一つのところには戻れない。
父はもう分かっている。
これが最後の家族の時だと。
#鎌倉殿の13人