1
2
「あれは変わったな。肚のうちを見せなくなった」
厭離穢土を陰気くさいとこき下ろし、三河武士は田舎者と笑い、氏真を無能と断じる。
今までの家康なら、おろおろと慌て、無理な愛想笑いをし、目を剥いて怒っただろう。
信長は全て分かっていて、家康を試したのだ。
「化けおったな」
#どうする家康
4
大河ではどうしても文字を読んでしまうけれど、絵に目を転じれば、采配をしているのはどう見ても松潤殿だし、松重さんの石川数正だし、優男の万千代がいるし、木材を運んでいるのは瓢箪をぶら下げた平八郎と小平太だし、いだてん茶屋四郎次郎の鼓で酒井忠次が海老すくいを踊ってるし😄
#どうする家康
5
信長の小姓、森乱。
よく知られているる「森蘭丸」とは、後の世の軍記物で呼ばれたもの。
真田信繁→「真田幸村」といえば、2016年の大河ドラマ『真田丸』を履修してきた方々にはご納得いただけるかと。
#どうする家康
6
「ただの腑抜け」。
忠臣たちにそう言われてしまう家康が、独りで薬を煎じている。今はもう、彼の身を案じて薬を用意してくれる瀬名はいないのだ。
このシーンの意味するもの。
ただ今は亡き妻を想うのか。
恨みに思う自らの心をすり潰すのか。
はたまた、
#どうする家康
7
泣きじゃくる彦に代わって瀬名の介錯を終え、飛びすさって平伏する大鼠。
信康の介錯を命じられたものの斬れなかったと伝わる半蔵の逸話を写したかのようだ。
ドライな忍びかと思っていたが、築山の床下で聞いた夢が彼女を動かすのか。
服部党の2人が大きな痛みを胸に事件の幕を引く。
#どうする家康
8
第一話駿府にて。
女雛だけを花一杯の舟に乗せた直後、瀬名は母たちに見つかって連れ戻されてしまった。
そして今日も。
家族だけでひっそり暮らしたいと願った瀬名は、国を、徳川を守らせるため、彼岸へ渡っていくのだ。
またひとり、家康を置いて。
#どうする家康
9
燃え盛るような紅葉の中で、信康が命を散らす。
派手な血飛沫よりも、印象的な赤の世界。
#どうする家康
10
服部半蔵はいつも労ってすらもらえず、けなされてばかりだけれど、名前を間違えられ続けた夏目広次(吉信)のように、「忍び」「忍びではない」ことが伏線となる日が来るのでしょうか。
彼の最大の活躍の場といえばもうすぐ……
#どうする家康
11
知ってる。家族団欒の後は地獄が待ってるって去年習った。
松本潤さんが家族写真を撮ろうと声をかけたとき、五徳役の久保史緒里さんが外れようとしたのを皆が引き戻してくださったと語る。
そういえば去年「こっちは北条家だから」って小池栄子さんに追い出された大泉洋って人がいたw
#どうする家康
12
かつて家康とその子らが、今回も家康と孫娘たちが着ていたカニの柄の着物。予告では瀬名までもが身につけている。
それは彼女にとって、家族の幸せな日々の象徴。
しかし真の幸せは、はるかに遠い夢。
なお、家康の『薄水色麻地蟹文浴衣』は徳川美術館に残っている。この夏展示予定!
#どうする家康
13
「人心が離れます!!」
密約を反故にするという勝頼を諌める穴山梅雪。
思わず語気を強めるとき、それは言葉の上で人のことを指していても、自分自身の思いが出たものだ。
この主人は信じられない。
最早、ついてはいけない。
この出来事が、彼の今後を大きく左右することになる。
#どうする家康
14
「私はもう、誰も殺したくはありません」
そう語る信康の後ろで、門番となった八蔵が大きく頷く。
「岡崎クーデター」を起こした大岡弥四郎たちは、凄惨な死を迎えた。
あれ以来彼はずっと、すまぬすまぬと詫び続けてきたのだろう。もう二度と繰り返したくはないと。
#どうする家康
15
本日のオープニングアニメは、築山の床下に潜む「女大鼠」に差し入れられたおむすびころりんでした🍙
#どうする家康
16
五徳が信長に送った十二箇条の訴状。
後世には残っていないその書状には、「狩の帰りに出会った僧をなぶり殺しにした」「唐の医師滅敬と密通し、甲斐と繋がっている」など信康や築山殿の悪行が書き連ねてあったとされている。
真偽不明なエピソードをも盛り込んでじわじわ攻める脚本。
#どうする家康
17
「瀬名はただ草花が好きなたおやかな妻じゃ」
千代との連絡に使われた花は、「可憐で清楚な日本女性」や「撫でるように大事に育てられた子」を表す撫子。
夫の頭の中に居るたおやかな妻は、虫も殺せぬ優しき信康を守る強き母であり、戦国を生き抜く強かなおなごでもあったのだ。
#どうする家康
18
「我が父は裏切りは決して許しませんから
義母上。我らも気をつけねばなりませぬな」
後ろを窺いながら五徳は呟く。
彼女は瀬名に踏みとどまって欲しいのだ。
信長へ書状を綴るその目には涙が溢れていた。
『甲斐の歩き巫女が度々築山殿を訪ねてくる』
それは紛れもない事実なのだ。
#どうする家康
19
「信長様の御下知でござる」
秀吉に「猿の脳みそ」と揶揄された佐久間。
信長の手の癖を真似る、まさに猿真似しかできぬ。
#どうする家康
20
お主は分かっておろう?
“猿”の脳みそでは到底分からんことで
猿と呼ばれる秀吉の言葉だから自分が分かっていない演技と謙遜に聞こえるけれど、その実本当に分かっていない佐久間を指して、『猿並みの頭』と笑っている。
目の前でなく遠くに置く黒の一手は、先の徳川を見据えている。
#どうする家康
21
これは戦でございますか?
これは…嬲り殺しじゃ
「やあやあ我こそは!」そんな平安や鎌倉時代の名乗りが無くなっていった戦国でも一騎打ちは行われていた。しかし長篠では、将や兵の区別なくすべてが、金と数の暴力で薙ぎ倒されていく。
信康が願い鍛錬してきた戦の姿はここにはない。
#どうする家康
22
「御旗楯無ご照覧あれ!」
武田の家宝である天皇から下された日の丸と楯無という鎧。
非常に不利な状況に穴山や山県は撤退を進言。
その中で棟梁のこの言葉は、先祖への誓いであると同時に、通常は合議制で決定する武田家において、以後は家臣の反論を許さぬという宣言となるのです。
#どうする家康
23
24
次回予告「設楽原の戦い」。この馬防策と火縄銃の組合せの絵面を見ると、これは長篠の戦いでは?と思われる方が多いでしょう。
細かく区分すると、今回描かれたのが長篠、次回が設楽原。
「長篠・設楽原の戦い」と一連の流れで呼ばれることが多くなっているようです。
#どうする家康
25
のちに亀姫は、約束どおり奥平信昌に嫁ぐこととなります。
ちなみに国宝の太刀・大般若長光も、この長篠の戦いの功績を讃え、家康から彼に贈られたのでした。
#どうする家康