かかまつ(@kakamatsukk)さんの人気ツイート(新しい順)

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ぽっかりと空いた上座を前に。 これからのことを考えて悲しみに暮れる暇もない者、後継を巡り様々な思惑を持つ者。 そんな火葬の場と違い、安達盛長だけが佐殿の死を悼んでいる。彼だけが、悲しむ時間を与えられている。流人の頼朝に付き従い、その我儘に付き合ってきた彼だけが。 #鎌倉殿の13人
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首を取られたとき髻からこれが出てきては笑われると洞窟に置いていった観音様。3歳の頃からずっと共にあった観音様。義経の助命嘆願に訪れた比企尼に、あれは捨てたと言い放った観音様。 神の加護は無くなったと言いながら、やはり常に我が側に。 #鎌倉殿の13人
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「ようやく三浦にも出番が回ってきたか」 ニヤリと笑う三浦義村が、我らが山本耕史すぎて。 鎌倉殿の後継に源氏の血を引く女子を横からあてがい、強大な力を手に入れる乳母を頼まれてさらに皆を黙らせるための条件をつける。 隠居するだなんて、やはり彼には早すぎる。 #鎌倉殿の13人
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「口封じとして、馬と砂金を渡しては如何でしょうか」。 オープニングに皆が恐れるあの名はない。 プリンス畠山重忠が善児の出番を封じた! #鎌倉殿の13人
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頼朝の死の中で、和田義盛と巴の大変なシーンが挟まれてきた。 梶原は巴を側女にしたと伝えたが、我々は彼がこれまで彼女を如何に丁寧に遇してきたか知っている。敵だ女だと力任せにすることはあり得ない。 先にしなだれる巴。少し戸惑いを見せる義盛。 きっとこのときが初めてだった。 #鎌倉殿の13人
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死に抗うことをやめて吹っ切れた頼朝が、ずっと側に居てくれた藤九郎としみじみ語らう道すがら、突然言葉が出なくなり手に麻痺が出る。 義経の亡霊を見て驚き落馬したという亡霊説は取らない。 字幕に出ない最後の台詞は「ああ…九郎」。 見えたは亡霊ではなく、先で待つ笑顔の弟か。 #鎌倉殿の13人
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「ううっ、死ぬかと思った〜」 Twitterで有名な水曜どうでしょうのあの場面以外の何者でもない頼朝の中の人と、ノリノリで当て書きしてくる三谷幸喜。 #鎌倉殿の13人
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「意気地なしが2人、小さな盃で」 笑って去っていくりくさんは本当に頭がいい。 鎌倉に留まる頼朝を臆病と煽りながら、鹿と犬を例にその強さを強調する。夫の背信を質されて否定するでもなく、そんな大それたこと考えてくれたらと返す。 一歩間違えれば相手を怒らせる絶妙なラインで。 #鎌倉殿の13人
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実は小池栄子の回だった。 丹後局に田舎者と罵られながら、大姫を制し、声を張ってできる限りの返答をしてみせた外の政子。 死の床に着いた愛娘の答えの出ない問いに、声を揺らしながら、母として最大の言葉をかけた内の政子。 この方のお芝居が、また一段と好きになった。 #鎌倉殿の13人
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もう少し付きあってくれよ。 酒のことじゃないぞ。 族滅の道を辿る鎌倉。それでも三浦義村は最後まで北条義時の盟友であったという。 八重さんを死なせたことが平六の枷になったのか、そう思ったこともあったけれど。 小四郎と平六は変わらない。 この酒に誘ったのも小四郎からかな😊 #鎌倉殿の13人
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「お召し物が良くお似合い」「田舎の人はよいものですね。どんな言葉も素直に受け止める」 丹後局の言葉に「流石京ことば〜〜!!」ってTLが盛り上がっていますが、すぐに「これは嫌味ですよ」って教えてくれるのは、京都の人にしてはとっても優しいと思います。← #鎌倉殿の13人
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曽我五郎の太刀は薄緑(膝丸)。 源平合戦後に義経が「兄弟の仲和らげしめ給へ」と箱根権現に奉納したものだ。 義経の願いは儚く散り、曽我兄弟も志半ばで果てる。頼朝はこのとき髭切を所持していたとされるが、薄緑を再び箱根権現に奉納。 二振一具のはずの両刀は、またすれ違う。 #鎌倉殿の13人
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「以上でございます」 そう言って立ち去る義時をじっと見送る。 関わった自分も救われた。 しかし時政の表情は安堵ではない。 上総介のことも義経のことも知っているが、変わった息子の姿を目の当たりにして初めて、いつか息子が自分から離れていく不安を感じずにはいられない父の顔。 #鎌倉殿の13人
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10歳くらいでしょ⁉︎と先週の予告でトレンド入りした坂口金剛。そのツッコミを想定してくるのが三谷脚本。 1183年生まれの北条泰時の生年月日がドラマで描かれた上総介広常誅殺の日とするならば、寿永2年12月20日。 富士の巻狩のこの年、満9歳、数えで11歳。 まさに成長著しい金剛。 #鎌倉殿の13人
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曽我兄弟の仇討は、日本三大仇討として浄瑠璃や歌舞伎、戦前の教科書にも取り上げられ、日本人の常識となっていました。 古典芸能や時代劇離れで忠臣蔵を知らない世代が増えたと聞いて驚きを禁じ得ませんが、新選組すら知る人ぞ知るものとなる時代が来るとしたら、とても寂しいです。 #鎌倉殿の13人
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「九郎殿は亡くなったがその名は語り継がれる。戦の何たるかも知らぬ愚か者として梶原景時の名もまた残る」 義経を偲ぶ輪から外れた梶原景時。 そこに前へと進むいつもの険しい顔はない。 愚か者と自嘲しながら、共に名を残す恍惚感すら滲む。彼と私の伝説が完結した。全てが終わった。 #鎌倉殿の13人
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そのお声が特徴的すぎて、住職が話し始めた瞬間『阿笠博士⁉︎』でTLが埋まる緒方賢一さん。 とはいえ、私にとっては一休さんの桔梗屋さんでありヤマトのアナライザーであり、プリンプリン物語の軍曹でございますですよ! 西郷どんや麒麟がくるに続き、2年おきの大河ドラマ御出演。 #鎌倉殿の13人
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戦場での軽い約束も律儀に守る、それが畠山重忠。 #鎌倉殿の13人
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悪気があろうがなかろうが 余計なことばかり言う世の人たちに 首根っこ掴んで聞かせてやりたい政子の名言。 これだけ端的にズバリと言える人間になりたい。 #鎌倉殿の13人
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兄が命を狙ったのではなかった。 ならば自分が兵を挙げたのは何だったのか。 その刹那、義経は眠る子を飛び越えて、妻の胸に刀を突き立てる。 里は逃げない。避けようともしない。 一瞬で怒りを行動に移す義経。 一転謝罪を繰り返し泣く義経。 どちらも直情の人、義経そのものだ。 #鎌倉殿の13人
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画面では分かりにくいが、義経の首桶は床ではなく台の上に置かれている。 罪人などではない。 頼朝が語り合う相手として、対等の者として、そこに。 #鎌倉殿の13人
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『帰ってきた義経』 三谷幸喜氏の脚本は、しばしばサブタイトルに二つの意味を持たせてくる。 愛する御館のもとに帰ってきた義経。 愛する兄のもとに帰ってきた義経。 どちらも義経を可愛がった。 どちらも義経を利用した。 それでも義経は、死んでも二人の元に帰りたかったのだ。 #鎌倉殿の13人
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「戦から戻ったら語り尽くそうぞ」 「いかにして平家を滅ぼしたか。夜を徹して兄上にお話しする日を夢見て九郎は戦って参ります」 あの約束を頼朝は忘れていない。 兄弟であっても義経は御家人の一人、駒の一つに過ぎぬ。それが政治。弟を想う心は見せぬ。 「さあ、話してくれ。九郎…」 #鎌倉殿の13人
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「来た道を通っていけ」 愛する静を使い、愛した兄を憎むように焚き付けた男を、義経は逃がそうとする。そこを通れば自分も無事に逃げられることを知りながら。 北から海から、鎌倉を攻め落とす策もある。それを鎌倉に知らしめる。最早この策を使うことはない。 義経の未来が、閉じる。 #鎌倉殿の13人
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「戦のない世で、私のような者はどうやって生きていけばよいのだ」 ハッとする程美しい義経の横顔に見惚れるてしまう。 自分の生き方は変わらない。変えられない。 あれだけ義経を自由自在に描いてきた脚本が、その真っ直ぐさを変えぬまま、語り継がれた悲運の義経像に着地させていく。 #鎌倉殿の13人