エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(リツイート順)

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冷戦真っ只中の20世紀半ば、武器を持たない非武装中立国家アイスランドとイギリスは緊張状態にあった。死者こそ出なかったものの互いに艦艇が砲撃や衝突を繰り返す。 漁業権に端を発するこの諍いは冷戦(cold war)をもじって、タラ戦争(cod war)と呼ばれた。
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黒船来るは別に日本に限った話ではない。タヒチの青年マイは1767年、イギリス海軍のHMSドルフィンと遭遇し、砲弾によって負傷するも、その火力に魅せられる。 「あの大砲を手に入れられれば……!」 彼の数奇な運命はそこから始まった。
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革命前、旧体制(アンシャン・レジーム)下のフランスは厳格な身分社会で、平民が一代で成り上がるのはとても難しかった。 しかし、唯一、完全な実力主義が貫かれていた世界がある。それが料理人。身分が高くても、お金があっても、コネがあっても、舌は誤魔化せない。
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幽霊ばなしに目がないイギリス人だけど、彼らをして『イギリス最大のお化け屋敷』と称せしめるのがボーリー牧師館。 1862年に建てられたこの屋敷は2000件以上の心霊現象が報告され、『お化け屋敷の特徴の全てを持っている』とされた。
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1809年11月。オーストリアでイギリスの外交官が煙のように消えた。秘書や従者の見ている前での事だった。以後、彼の行方は杳として知れない。 ドラえもんでも取り上げられた有名な神隠し事件のひとつ。さて、この外交官の身に何があったのか、今日は話しましょう。
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19世紀末、ロシア帝国で大規模なユダヤ人迫害であるポグロムが起こると、ロシアに住むユダヤ人達は他国に亡命した。 イギリスにも12万ものユダヤ人が亡命してくるけど、彼らの殆どは貧しく、手に職もなく、貧民街のイーストエンドに定住した。
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あなたが17世紀を生きる小売店の店主だったとして、如何にしてお客を呼び込む? 新聞広告を打つと言うのは一つの手だけど、もっと安上がりで、かつ効果的な手段があった。それが、トレードカード。
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おはよう。今朝のTIPS。 スイスの人口一万人程度の小さな自治体、ローマンスホルンにはポケモンに似たゆるキャラ、モックモックがある。結構可愛いわね。 しかしこのゆるキャラは結構な騒動を引き起こす事になった。
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第一次世界大戦時、イギリス領だったカナダは本国の参戦によって自動的に参戦義務を負った。 しかし建国以来アメリカと多少小競り合いをした程度のカナダは軍隊をあまり必要としない国で、ましてや外征軍など思いもつかない。 そんな中、真っ先に派遣されたのが、パトリシア王女立軽歩兵連隊だった。
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妻売りはなんと20世紀まで続けられたと言うけど、1857年、離婚がそれまでより簡単になるとほぼ終息する。19世紀の初めごろには流石にその光景は悪趣味なものとも捉えられていた。 一見酷い光景に見えても、それは過度に道徳的で現実に即さない法に対する逃げ道だったのね。
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おはよう。今朝のTIPS。 このとても大きなグレートデーンはヌイサンス(迷惑屋)と言う名前で、南アフリカのイギリス海軍基地のマスコットだった。 海軍基地のある小さな街の水兵酒場の店主の飼い犬として育ったヌイサンスはとても人懐こく、町の有名犬で、皆から可愛がられる。
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ヴィクトリア朝時代のイギリスではとある植物が人気を博していた。それがシダ。 半世紀に渡るシダ流行はプテリドマニア(シダ狂い)と呼ばれるマニア達をイギリス中に産み、ありとあらゆるモチーフにシダが使われるようになった。
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これはポリスボックス。 グラハム・ベルが電話を発明して僅か1年後、アメリカ警察は警察署直通の電話ボックスを各所に設置して通報に役立てる。イギリスもこれに倣い、同種の電話ボックスを都市に建て始める。 日本のように交番を持たないイギリスでポリスボックスは簡易な警察署として機能した。
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お昼のTIPS 童話とは歳を取ると共に訳が分からなくなるものもある。『ジャックと豆の木』もその一つね 主人公のジャック少年は牛を売りに行ったところ、道中、不思議な老人と出会い、天まで伸びる木の豆と牛を交換してしまう 怒った母親は豆を投げ捨てるも、翌朝、その豆は天まで伸びる大木になった
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お昼のTIPS。 ヨーロッパの草原ではしばしばこうした円形状に草が枯れてたり、外周部だけ妙に成長しているのを見る事がある。これは、フェアリー・リング。 妖精達が月夜の下、夜通し円を描いて踊った事によって出来たサークルとかつては考えられ、異界への入り口とされた。
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17世紀、イギリスの道路はボロかった。 道路の整備と維持運営には不断の努力と巨額のお金が要る。ただでさえ辺境の二流国なのに、内戦を終えたばかりのイギリスにそれをなんとかするだけのお金がある訳がなかった。 こうして導入されたのが、ターンパイク。
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48歳の若さで亡くなったソワイエだけど、食の大衆化を推し進めた功績はあまりに大きい。 かつて、美食は権力者やお金持ちの特権で、料理人はその奉仕者だった。 しかしソワイエ以後、どんな階級の人であれ、相応に美味しい料理を食べることができるようになる。
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1940年。イギリスの空をドイツ戦闘機が行く。メッサーシュミットbf109。ドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)の象徴で、幾多の武勲で諸国を震え上がらせた名機だった。 それに挑み掛かるはスーパーマリン・スピットファイア。王立空軍(RAF)の切り札で、後に救国機と呼ばれる名機。
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西側諸国との会談をジューコフは心待ちにするようになる。コーラを飲みたい。 大戦の英雄がこんな状態にある事を知ったトルーマン大統領はコカ・コーラ社に何とかしてあげられないかと相談した。 コカ・コーラ社はウォッカに偽装し、ラベルにソ連の象徴である赤い星をあしらった白いコーラを作る。
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話題の『底辺』企業、見てみたら『Fラン大学』とかも平気で使ってて、多分日頃からこういうやり取りを身内とやってて、危険領域が分からなくなってたんだろうな。
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照明のために使われていたガスをソワイエは厨房に転用する事を思いつき、こうして世界初となるガスコンロが生まれた。当時世界で最も洗練されたインフラを持つロンドンだから出来たことね。 ソワイエの厨房は評判になり、彼はイギリスいちの料理人となった。
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ヘレン・ダンカンは1940年台の霊媒師。 貧しい生まれだったものの、霊能力があると子供の頃から思われ、やがて口から雲のようなエクトプラズムを吐き出し、霊体を実体化させると評判になった。 あからさまに怪しいけど信じる人は信じるのは今も昔も変わらない。
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スコットランド北西の島々、フラナン諸島は航海上の難所として知られており、1899年、船舶の安全のために最大の島であるアイリーン・モア島に灯台が設けられた 同島は無人島であり、6週間のサイクルで3人の男が灯台に常駐する事になる。島には不吉な伝説があった 『この島の妖精は、人間を好まない』
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イギリスがアメリカと敵対したことは3度ある。 一度はもちろんアメリカ独立戦争。 二度目はナポレオン戦争中の英米戦争。 そして三度目が豚戦争。
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なんだこれは。たまげたなぁ。美的センスのかけらも無い。きっと考案した人はよほどの野蛮人だと思ったらイギリス製だった。