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エリザベス女王はシーズンになると廷臣団を引き連れて家臣達の領地を旅行して回った。
もてなす側にとってこれは試練でもあり、またチャンスでもある。良い印象を残せれば立身出世に繋がるし、悪い印象を与えればもういいわと遠ざけられる。そんな訳で身分の高い家臣は戦々恐々とした。
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おはよう。今朝のTIPS。
ヒ素はよく知られた毒物だけど、中毒者はありふれた病気であるコレラと似た症状を引き起こした末に死ぬ事から、ヨーロッパでは伝統的に暗殺の道具として用いられた。暗殺を多用したと言われるイタリアのボルジア家の『ボルジアの毒』もヒ素と言われる。
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おはよう。今朝のTIPS。
百年戦争におけるフランスの勝因は色々ある。一番わかり易いお話としては、負け通しのところにジャンヌ・ダルクが現れて逆転した、って感じね。
しかし見落とされがちで、しかもかなり重要な役割を果たしたのがスコットランドの存在。
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お昼のTIPS。
1860年、イングランド南西部、ウィルトシャーの地方村で凄惨な事件が起きた。まだ4歳の男の子、フランシス少年が滅多刺しにされた上、首を切断寸前まで切り裂かれて殺害されたのだった。
フランシス少年は地元の名士で上流階級の父親の子であり、事件はセンセーショナルな衝撃を与える
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ところでソ連がキューバに持ってきた核ミサイルだけど、弾頭が抜かれていたと言う話もある。つまりハリボテだった。
核はあくまで政治外交的な譲歩を引き出すための道具であって、何かの間違いで撃たれては堪ったものではないとフルシチョフは思ってたのね。
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おはよう。今朝のTIPS。
エリザベス女王時代、アルマダの海戦に於いてスペイン無敵艦隊を打ち破ったイギリスは、世界中の海でスペイン商船を海賊戦法で拿捕して回り海洋大国への道を開いた。
……と、一般的には信じられている。
しかし現実は甘くない。イギリスは自国の制海権もままならなかった。
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おはよう。今朝のTIPS。
中世、行動中の軍隊は補給線と言うものを持たず、常に腹を空かしていた。
鉄道もない時代、継続的に後方から補給を受けることは不可能で、食糧は敵地で得るのが基本。
それは買い付ける事も出来るけど、手っ取り早いのが略奪で、騎行と称される。