エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(古い順)

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おはよう。今朝のTIPS。 日本人にとって大阪万博は体験したことが無いわたし達でも伝説的なイベントになった。 イギリス人にとっても第一回ロンドン万博は伝説的なイベントとなったけど、それを支えたのが廉価な入場料と鉄道だった。
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おはよう、今朝のTIPS。 ヨーゼフ・モールと言えば『きよしこの夜』の作詞家。オルガンが壊れてたから慣例に反してギターで演奏した話は有名な話ね。 その誕生にはちょっとしたエピソードがある。 モールは貧困の生まれで、父は傭兵、母はお針子で、しかも父はモールが生まれる前に母を捨てて行った
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お昼のTIPS。 普通、ワインと言うのは収穫したブドウを圧搾機にかけて果汁を搾り取り、発酵させて作る。 けど、ブドウを日光に晒して水分を飛ばし、干しブドウにした上で濃縮された僅かな果汁を使って作るワインもある。それがヴァン・ド・パイユ。
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不思議な絵画、マネ、『フォリー・ベルジェールのバー』。 一見、舞台を背負ったバーメイドに見えるけど、少しすると、背景が鏡である事に気づく。 しかし鏡だと気づくと今度は中央の女性の鏡像の位置関係に疑問を覚える。斜め右? 一緒に描かれてる紳士はどこ?
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実はこの絵は真正面からバーメイドを見る視点ではなく、斜めから見ている。 よって、絵画として表現すると不自然には見えるけど、現実を映し取った描写であり、嘘ではない。紳士はバーメイドと向き合ってるようで、実は鏡に映った観客席の白い服の美女を見てる。
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だからバーメイドの女性は紳士と目を合わせてないし、虚な表情なのね。 フォリー・ベルジェールはサーカスのショーやバレエが催されてたミュージック・ホールで、上流から下流まで人気を博したけど、実態はいかがわしい売春もやってた。このバーメイドの女性もそうだと思われる。
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おはよう。今朝のTIPS。 例年、元旦に世界中を沸かせるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートだけど、これが始まったのは1939年の大晦日。 ピンときた人も居るかもだけど、この前年にオーストリアはナチス・ドイツによって併合を受けてる。
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お昼のTIPS。 19世紀後半、アメリカは困っていた。 歴史がない! 18世紀にイギリスから独立して以来、西へ西へと拡張し、国土を広げ、インフラを通し、お金儲けに躍起になって来たアメリカ人だけど、ふと振り返ると自分達の固有の文化遺産が乏しい事に気付いた。
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そこでアメリカ人が飛び付いたのが、フランス本国では非主流派で冷や飯食いだった印象派だった。 彼らはまだ作品の点数が少ない。加えて、社会的評価も高くない。つまり贋作をつかまされる可能性が少ない。 アメリカ人が印象派の絵をフランス本国より先に評価したのは、こうした事情があったのね。
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お昼のTIPS。 第一次世界大戦が始まった時、イギリス政府は諸外国と同様にこれを従来型の戦争と捉え、戦争への貢献は海軍が主となり、陸軍は補助的なものとしていた。ナポレオン戦争と同じね。 ところがナポレオン戦争の頃とは敵国たるドイツの動員力、科学力は桁違い。
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おはよう。今朝のTIPS。 これはバーバリーのトレンチコート。イギリス発のファッションだけど、トレンチとはすなわち塹壕を意味する。 ことの発端は1899年、ボーア戦争。南アフリカのオランダ系アフリカ人を舐めてかかってイギリスが起こした戦争だけど、イギリスは苦戦。
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お昼のTIPS。 17世紀以来、文化の中心地であるフランス、イタリアに子弟を旅行にやるグランド・ツアーが流行したのは前から話してるけど、現地の風俗に馴染んだ若者達はイギリスに帰ると、イタリア仕込みの(?)奇妙なファッションを始めた。 これが、マカロニ。
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ヴェネツィアと言えばゴンドラ行き交う優雅な観光都市として知られる水の都だけど、12世紀から15世紀ごろまでは地中海の制海権を握る海軍大国で、海外の要所に港と要塞を構える広大な海上帝国で、推しも押されぬ列強国だった。 海と海上交易を支配する彼らは疑いなく中世で最も豊かな国。
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おはよう。今朝のTIPS。 今日は皆が知ってる話だけど、一人の騎士をご紹介。 ゴトフリート・フォン・ベルリッヒンゲンは16世紀ドイツ地方の騎士。大変血の気の多い性格だったんだけど、とても大きな特徴があって、隻腕だった。
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お昼のTIPS。 大戦中、男女平等を掲げるソ連は敵対するナチス・ドイツが絶滅戦争を仕掛けてきた事もあって、人類史上最大数の女性兵士を前線に送り出した。 リュドミラ・パブリチェンコもその一人。彼女は史上最も優秀な女性スナイパーであり、わずか2年で確定した戦果だけでも309人を狙撃した。
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おはよう。今朝のTIPS。 重要文化財だとか、国宝とか言うものは大体都会に集中しがちなもの。しかし、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の少し大きな島である大三島には、実に日本国から重文・国宝認定を受けた武器・防具のうち、実に8割もの数が集中している。
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これは大三島に祀られる主祭神、大山積神に由来し、大三島と言う名前そのものがそもそも大山積神を祀る大山祇神社の別名だった。 大山積神は古事記に曰く、日本の最高神である天照大神の兄神であり、イザナギとイザナミの子。即ち八百万の神の中でもかなり古い神格に当たる。
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大山積神の名が表す通り、全国の山の神であり、また同時に海と海上交通の神で、武神でもある。大三島は古来、神の住まう島と尊敬を集め、朝廷より『日本総鎮守』。つまり日本の霊的な守りの総大将と指定を受けていた。 こうした事から古くより武人達の信仰が篤く、武具の奉納が続いたのね。
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近代に入ってからも海の神かつ戦いの神という事で海軍軍人の尊敬を集め、歴代の海軍大臣や艦隊司令官が参拝。 終戦を迎えると、GHQによる重文の略奪を恐れて多くの刀剣の類が一時避難的に奉納され、神社は捨てたと言う名目で地面に隠して難を逃れた。
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現代でも海上自衛隊や海上保安庁など、軍人達に関わりが深く、また日本のどこの博物館にもないほどの武具の点数を誇ることから、『国宝の島』と大三島は呼ばれてる。 正しく日本の武の極みね。
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#歴史知らない人が嘘だと思うけど本当の事言え 旅客飛行船ってこんなに大きい。
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お昼のTIPS。 イギリスの記念艦と言えばネルソンの乗艦、ヴィクトリーだけど、第二次世界大戦からも少し地味な艦が一隻、記念艦として保存されている。それがHMSベルファスト。 ヴィクトリーや三笠のような戦艦ではなく、その2ランク下のカテゴリに属する軽巡洋艦。
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おはよう。今朝のTIPS。 昨日紹介した大三島の話だけど、鶴姫に言及する人が多かったので、ご紹介。 大山祇神社には胸の部分が膨らみ、腰がくびれているように見える鎧が一領残されている。 これは室町末期、水軍を率いて戦国大名、大内義隆から大三島を守った女傑、鶴姫のもの。
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お昼のTIPS。 ヨーロッパの草原ではしばしばこうした円形状に草が枯れてたり、外周部だけ妙に成長しているのを見る事がある。これは、フェアリー・リング。 妖精達が月夜の下、夜通し円を描いて踊った事によって出来たサークルとかつては考えられ、異界への入り口とされた。
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その正体は『菌輪』。 キノコを生やす胞子が地面に落ちると、菌糸を張りつつ円形に繁殖し、外周部では落ち葉等を分解するから恩恵に与った草が周囲よりも栄養を与えられて背が高くなる一方、すでに菌が張り切った内部では菌に栄養を吸い上げられて背丈が低くなり、綺麗な円形を描くと言うわけね。