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これはライフハックだけど、Twitterで暴れ狂ってる作家の名前を控えておくと、本屋に行った時に悪著を自然と排除できるわ。
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革命前、旧体制(アンシャン・レジーム)下のフランスは厳格な身分社会で、平民が一代で成り上がるのはとても難しかった。
しかし、唯一、完全な実力主義が貫かれていた世界がある。それが料理人。身分が高くても、お金があっても、コネがあっても、舌は誤魔化せない。
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以前、商人の中でも料理人の立場は相当に高く、家令や執事はおろか、主人その人ですら逆らえなかったと述べた事があるけど、庶民からのたたき上げでも、貴族や王侯のお抱えになれば、凄まじい栄光を楽しめた。
しかしそれは同時に大変な激務に晒されることを意味する。中には心を病む人もいた。
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おはよう。今朝のTIPS。
細々しく主人の世話を焼いてくれる使用人やメイド達だけど、考えてみれば仕えられる者と言うのは同時に玉座に座って使用人に仕えている事も意味する。気を回さないとならないからね。
だからスペインにはこんな諺がある。
『使用人と言うものは、避けようもない敵』
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おはよう。今朝のTIPS。
頻繁に森を焼かれるので有名なエルフ。
その源流は北欧神話のアールヴで、アルフヘイムと言う妖精郷に住まう自然の豊かさを司る存在。大きさは人間ほどで、ヴァン神族の長フレイが彼らを支配してた。
見た目は美しい人間のようだけど、牛の尾が生えてたりしたそう。
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おはよう。今朝のTIPS。
誰でも知ってるクロワッサン。有名な話しだけど、このパンにはトルコ軍にまつわるエピソードがある。
いわく、17世紀の第二次ウィーン包囲の折、トルコ軍のもぐら部隊が地面を掘り進んで城壁を地下から迂回しようとしたところ、早起きのパン屋さんだけが掘削音に気づく。
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お昼のTIPS。
イギリスは日本と同様に左側通行の国。世界的に左側通行は少数派で、35%程度と言われてる。その左側通行の国々も殆どはイギリスの旧植民地だから、イギリスがなければほぼ全て右側通行だったかもね。
ところで何故イギリスは左側通行なのか。
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こう暑いとお酒が飲みたくなるけど、ロシアにはみんなで盛り上がれるお酒のゲームがある。
たとえば飛行機ゲーム。
みんなで空港でお酒を開けて、前後不覚になるまで飲めば、起きた時にはそれぞれ買った覚えのないチケットを持ってどこだかわからない場所にいるとか。
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お昼のTIPS。
昨日の危険な飲酒ゲームが結構反響あったけど(まさか真似る人はいないと思うけど)、ロシアと飲酒は深く結びついてる。
何せ寒いし、昔からロシアの民衆は貧しい。そう言うところでは度数の高いお酒は単にお酒であると言うよりは現実を忘れるための庶民の副食だった。
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おはよう。今朝のTIPS。
大英帝国の黄金時代を作り上げたヴィクトリア女王だけど、実は彼女はその治世において8回もの暗殺未遂を経験している。
ただしその内、政治的な主張があったのはたった一度で、その他の全ては謂わば頭のおかしい人による突発的な犯行だった。
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イギリスと言えばシェイクスピア劇だけど、名誉革命前までは女優と言うのがなくて、お芝居は男性のみがやってたみたいね。女性役も男性がやってた。
この際、女性役をやる俳優は少年俳優だったとされてて、一見、変声期前の子供かな? と思う。
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おはよう。今朝のTIPS。
『リリー・マルレーン』は第二次世界大戦を象徴する音楽で、主に欧州戦線の全域で兵士達に愛好された。
歌い手のララ・アンデルセンはドイツのあまり売れない歌手で、キャバレーや小さな劇場で民謡やヒット曲を歌っていた。
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お昼のTIPS。
1981年、スウェーデンの領海でソ連の潜水艦が座礁し、行動不能になった。
よりによってそこは海軍基地の目の前で、しかも先だって度々スウェーデンの漁業網が何者かに切り裂かれる事件が起こっていたことから、スウェーデンは緊張状態に陥る。
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新米の航法士官が航法を誤り、何百キロも地形を誤ったまま操艦した結果、気づけばスウェーデンの軍港近くで座礁してしまったという、とんでもなくお粗末な事態だった。
言うまでもなくこれは大きな恥で、ソ連海軍の練度の低さを満天下に晒すスキャンダルだった。
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「ソ連海軍は酔っ払い揃いか!」
当該の潜水艦のNATO側のコードネームがウイスキー級だった事に引っ掛けて『ウイスキー・オン・ザ・ロック』と称された一連の事態は西側諸国からの嘲笑を浴び、ソ連海軍は程度の低さを敢えて発表せねばならぬと言う切腹ものの恥を公式自らがかくことになる。
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とはいえ、見方を変えれば、恥をかく勇気を少なくともソ連は持っていたとも言える。
後に日本でも中国の漢級潜水艦が領海に侵入した折、日米両軍から追い回されて世界中に恥を晒し、挙句に出てきた言葉が「騒ぎすぎだ」だったので不信感を持たれた事がある。
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もう恥をかいてしまったのは仕方ないんだから、この上でメンツに執着する事なく、凡ミスなんです。悪意はなかったんですと釈明するのも時には大事ね。隣国とは付き合い続けるしかないんだから。
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鉄条網は非常に頑丈なのは勿論だけど、細いワイヤーをよじり合わせた構造なので、砲弾の爆発による爆風も、撒き散らされる破片も受け流す事から、確実に排除するためには歩兵を投入してボルトクリッパーで一本一本切断するしかなく、鉄板より遥かに厄介だったみたいね。