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ジャガイモのチート性がよく言われるけど、もし豚がなければヨーロッパの歴史は大幅に異なるものとなった可能性が高い。人口を維持できないからね
因みに豚のような、というと完全に悪口だけど意外と脂肪は少なく、綺麗好きで、食べるものの種類も少ないみたい
人間のような、の方が悪口として適切ね
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伝統的にドイツで好まれる豚肉。ドイツ行ったらソーセージやハムベーコンを見ない日がない。
そんな豚だけど、第一次世界大戦中、大変な受難に晒された事がある。それが『豚殺し』ね。
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夫がダイナマイトの事故で亡くなった。食べていく手立てを失ったアリスは女ギャンブラーとして生計を立てる事を思いつく。
『ポーカー・アリス』の誕生だった。
物怖じしない性格と美貌、そして練り上げられたポーカー戦略は彼女を一躍、名うてのギャンブラーに上り詰めさせる。
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百年戦争のジャンヌと言えば、わたし達はジャンヌ・ダルクを想像するけど、ジャンヌは珍しくない名前なので、百年戦争中、彼女の他にもジャンヌは結構いる。
そして、中でも復讐に身を捧げた『怒りのジャンヌ』がジャンヌ・ド・ブレヴィーユ。またの名を『血塗れのライオン』。貴婦人の二つ名よ。
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お昼のTIPS。
1725年、オーストリア支配下のセルビアで奇妙な事件が起こる。
墓から蘇った農民が夜な夜な人を殺して回り、9人が犠牲になったと言う。
18世紀ともなれば教育を受けた層はもう相当に科学的な思考ができる時代で、村人の迷信を慰撫するために役人と聖職者が派遣された。
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お昼のTIPS。
15世紀から18世紀までヨーロッパの軍隊の主力は傭兵だったけど、無頼の集団である彼らは現地でしばしば軍行動から逸脱した破壊と略奪を働いた。
こうした傭兵達の行動を掣肘し、裁くためにフランスで生まれたのがマレショーセで、元帥の指揮下にあって憲兵、即ち軍隊の警察となった。
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お昼のTIPS
童話とは歳を取ると共に訳が分からなくなるものもある。『ジャックと豆の木』もその一つね
主人公のジャック少年は牛を売りに行ったところ、道中、不思議な老人と出会い、天まで伸びる木の豆と牛を交換してしまう
怒った母親は豆を投げ捨てるも、翌朝、その豆は天まで伸びる大木になった
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『豆の木』のジャック少年が殺した鬼は人喰いだと言う。しかしその場面は描かれてない。
野蛮な人喰いだから、押し込み強盗殺人をやっても正当化される。これはイギリス植民地主義と、人種差別へのジェイコブスの密かな皮肉だった。
自分自身もまた、偏見一つで殺される鬼なのだと言う自嘲と共に。
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お昼のTIPS。
中世前期、イギリスの警察行為は構成員の自助努力頼みで、犯罪が起これば誰かが声を上げ、後は皆で犯罪者を追い回すという牧歌的なものだった。
これはゲルマン人の支族であるアングロ・サクソンの伝統で、自力救済が原則とされてた事に由来すると思う。
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自分が14歳くらいの時にTwitterあったら激イタだったと思う人いいねして()
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お昼のTIPS。
独裁者の常だけど、ナポレオンはまず自らをこき使い、次に使える順番に部下たちをこき使った。
中でも酷い目に遭ったのが参謀長のベルティエで、戦争の天才ナポレオンの意図を理解し、それを現実の軍務に落とし込んで各指揮官を指導し、また現在の戦況をわかりやすく正確に伝えられた。
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