エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(いいね順)

126
19世紀後半、南アフリカに新たな民族が誕生した。その名を、アフリカーナー。 オランダ語でアフリカ人を意味するこの言葉はかつて黒人奴隷を指していたものの、やがてオランダ系アフリカ人の新たなアイデンティティとして選択される事になる。
127
イギリスで美味しい思いをしたければ、簡単な事だ。三食とも朝食を摂ればいい。 有名なエスニックジョークだけど、言うだけはあってブリティッシュ・ブレックファストとコンチネンタル(大陸式)ブレックファストは大分異なる。 ところで何でこうなったのか。
128
#歴史知らない人が嘘だと思うけど本当の事言え 旅客飛行船ってこんなに大きい。
129
「チャンス! アイスクリームはまだ殆ど誰も手をつけてないわ」 マーシャルは177種類のアイスクリームとデザートのレシピを収録した『氷の書』を著し、アイスクリームブームを作り出す。手持ちで気軽に食べられるよう、アイスをコーンに乗せるのも彼女のアイデア 彼女は『アイスの女王』と呼ばれた
130
自発的に船に残ることを決意した気高い人達が脱出するボートを見送る。タイタニックの楽団は自分と船の最期のために沈むまで演奏を続けた。 ジェソップは胸に抱いた子供共々生き延び、付近を航行していた船に救助され、生きてイギリスに帰ってきた。
131
本当に上手い演出だ。主人公に負けず劣らず敵の成長を描いている。 本当に傑出した漫画家だ。やはり人気雑誌の連載作家は他とは違う。
132
異世界転生した! どうしよう? 危ない! あなたは何も悪い事をしていなくても着てるものが理由で酷い目に遭わされるかもしれない。何故なら、中世から近代にかけて、大体の国では奢侈禁止令というものがある。自由なファッションはできない。
133
ヴィクトリア朝時代のイギリスではとある植物が人気を博していた。それがシダ。 半世紀に渡るシダ流行はプテリドマニア(シダ狂い)と呼ばれるマニア達をイギリス中に産み、ありとあらゆるモチーフにシダが使われるようになった。
134
天然痘の流行だった。最愛の弟が罹患して亡くなり、彼女の親しい友人も亡くなった。メアリー自身も罹患し、何とか生き延びたものの、彼女はまつ毛を全て失い、弱視となった。天然痘の恐怖をメアリーは正しく認識し、それに対する医療がおまじないレベルなのを知った。
135
「じ、事実無根……。昔から女が船に乗ると不吉と言われてるのって、つまりこう言う意味……。仕事は気に入ってたのに……」 ジェソップはやむ無しと次の船を探す事にした。当時、大西洋は最も人の往来の激しい海で、数多の船会社が鎬を削っている。代わりの船などいくらでもあった。
136
RMS(ロイヤルメールシップ。王立郵便船)マジェスティック号に2年間勤務したジェソップは何故若々しい女性が嫌厭されるのかを身をもって知った。男女トラブルに巻き込まれ、妻子持ちの男性と不倫関係にあると誤解されたのだった。 マジェスティック号の船長はこれを信じたのでジェソップは放り出される
137
妻売りはまるで奴隷や牛の売買を思わせる公開の場でのオークション形式となる。法的な離婚ではないので、売買する当人達、売られる妻、そして周囲に『彼女は売られた』と言う合意が形成されねばならなかった。 ために、オークションの形式だけど、実際には事前に話がついてて、買う人は決まってた。
138
第一次世界大戦で発射された砲弾の総数は15億発に及ぶ。 直近の戦争である日露戦争における全砲弾消費量をいち会戦で消費する大戦争で、各国は砲弾の製造に全力を尽くした。砲弾がないと攻勢も掛けられないから、砲弾の備蓄を待って作戦は立てられ、砲弾の量は政治的スキャンダルにすらなった。
139
歴史の中では普通の人達が突然、英雄の役割を果たす事がある。 周囲のために自己犠牲を選んだエヤム村は『疫病の村』と称され、全イングランドにその名を知られる気高い精神を今でも讃えられている。
140
中世終盤から近世の半ばごろまで、欧州諸国の軍隊の主力は傭兵が担った。そんな中、最強の名を欲しいままにしたのがスペイン・テルシオ軍団で、彼らは豊富なスペインの財源に支えられた常備軍であり、また常勝の軍団だった。 そのテルシオ軍団は1643年、圧倒的劣勢にあり、降伏を促されていた。
141
黒船来るは別に日本に限った話ではない。タヒチの青年マイは1767年、イギリス海軍のHMSドルフィンと遭遇し、砲弾によって負傷するも、その火力に魅せられる。 「あの大砲を手に入れられれば……!」 彼の数奇な運命はそこから始まった。
142
「畏まりました! しかし、あなたは!?」 男は寂しげに笑うと、首を横に振った。 「残念だがボートの数に限りがある。私はここで船と運命を共にしよう。オールヴォワール、ミス・ジェソップ。キミはいいスタッフだった!」 ジェソップは何も言えないまま、子供を抱いてボートに走る。
143
16世紀前半、スイスのチューリヒで大事件が起きた。 10数人の男達が小さく切り分けたソーセージ(一年間干されてたもの)をこれ見よがしに印刷工場で食べて見せたのだった。 この事態に、市参事会は震え上がり、チューリヒ中が真っ二つに分かれ、殴り合いの喧嘩や論争が巻き起こる。
144
1866年、二隻の船が血眼でロンドン目指して航海していた。船員は水夫一人に至るまで必死で、何としても引き離してやろう。何としても追い抜いてやろうとデッドヒートを繰り広げる。 「船乗りの意地にかけても、絶対に負けん! 世界最速は俺のものだ!」 話のきっかけは200年前に遡る。
145
1893年、イギリス最強、最精鋭たる地中海艦隊は異様な状況の中にあった。 「ちっ、近い!? ぶつかるぞ! 命令変更は!? 指示はまだなのか!?」 演習の最中、艦隊旗艦と戦隊旗艦は近接し、スローモーションのようにゆっくりと衝突コースに入っていた。
146
身を挺して他人に奉仕し、生来の気高さでもってイギリスの衛生の改善をもたらしたキティ・ウィルキンソンをイギリス人はこう称する。 『スラムの聖女』 貧しさは彼女から正義とノーブルを奪わなかった。キティは誰より貧しく、そして誰よりも貴族の精神を持っていた。
147
人痘と言う予防接種だった。天然痘に一度罹った者は2度とかからない事はよく知られており、アジアでは比較的毒性の弱い天然痘を接種する事で天然痘を予防することが行われていた。 メアリーは幼い息子にこの方法を試す。息子は少しの間発熱したものの、無事で天然痘の抗体を獲得した。
148
おはよう。今朝のTIPS。 人類の三大発明といえば、『羅針盤、火薬、活版印刷術』。 しかし悪意あるユーモアではこうも言う。『機関銃、戦車、そして有刺鉄線』。どれも第一次世界大戦で猛威を奮った発明品ね。 中でもわたし達の生活で今でも一般的なのが有刺鉄線。
149
そして件のワードはどれも同じ子供から提供されたものだった。 ドー氏は密かに子供を呼び出し、訪ねる。 「ウチの近所のアメリカ軍の人がヒソヒソ話してたんだよ。聞き慣れない言葉だからノートに書いてたんだ」 ドー氏は天を仰いだ。子供の前とはいえ、軍の不始末じゃないか。
150
しかし沈みながらも回転を続けるスクリューにボートは引き寄せられる。ギリギリの瞬間、ジェソップは運を天に任せてボートから身を投げ出した。 スクリューと沈没する船の海流で頭蓋骨をへし折る重傷を負ったものの、ジェソップは奇跡的に生還する。彼女と共にボートに乗った人達は全滅していた。