太田記念美術館は緊急事態宣言のため臨時休館中。代わりにちょっと笑顔になれる作品をご紹介。月岡芳年による、女性に抱きかかえられた猫。ブサカワですが、幸せそうな満面の笑顔から察するに、飼い主からたっぷりの愛情を注がれているようです。女性の眼差しもとても優しげですね。 #おうちで浮世絵
河鍋暁斎が得意な骸骨たち。すでに骨だけですが、とても生き生きとしています。太田記念美術館にて10/29~12/19に開催する「河鍋暁斎 躍動する絵本」展にて展示予定。
太田記念美術館では9/4より「没後160年記念 歌川国芳」を開催。図は「かつを」(個人蔵)。猫とカツオが協力して「かつを」の文字を作っています。「か」の猫がかぶっているのはお菓子袋。猫が袋に頭をつっこむのが大好きなのは江戸時代も今もかわりません。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
本日9/29は #招き猫の日 ということで、ご紹介する浮世絵第2弾は、歌川広重「浄るり町 繁花の図」部分。土人形の招き猫を売る露天商です。嘉永5年(1852)8月刊行の本図は、招き猫が絵画資料に描かれた早い例でもあります。
人間の僧侶に化けて、猟師にキツネ狩りをやめさせるよう説得した老キツネ。その帰り道に気が緩んだのか、手足は人間の姿のままですが、顔は元のキツネに戻ってしまっています。お尻が膨らんでるのは尻尾が出てきたからでしょうね。月岡芳年の「月百姿 吼噦(こんかい)」より。 #おうちで浮世絵
はたらくネコたち。1枚目のネコは房楊枝(歯ブラシ)と歯磨き粉売り。2枚目のネコは魚売り。今日はカツオとタコがお勧めだそうです。太田記念美術館は明後日7/1より再開予定。来館の際にはマスクの着用をお願いします。#おうちで浮世絵
本日2/22は #猫の日 ということで、猫のお蕎麦屋さんの一場面をご紹介。店員猫が運んでいたお蕎麦をひっくり返してしまい、見事お客猫の頭の上に。「これはそそう(粗相)」と慌てる店員猫。お客猫は「たいへんたいへん」とは言うものの、のん気な姿が可愛らしいです。※現在展示していません。
葛飾北斎が84歳の時に描いたナスです。短時間でさらさらと描いた肉筆画なのですが、くるくると剥かれたナスの皮の形や、ナスの実の色合いに趣きのある味わいが。長年絵筆をとり続けてきた北斎の実力が感じられます。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。
手ぬぐいのアレンジ例を集めた「いろいろの手拭かぶり」。原宿の太田記念美術館にて、来年1月6日~1月28日開催「和装男子―江戸の粋と色気」展で展示予定です。
雪にちなんだ浮世絵をご紹介。国貞と広重の合作「東源氏雪の庭」より。女性たちが庭で巨大な雪ウサギを作っています。赤い盃を目にするようです。右の女性は寒さで指先がかじかんでいるのでしょうか。来年の干支にぴったりな浮世絵です。※現在展示していません。
月岡芳年の「月百姿」より。貫禄ある背中をこちらに向けた、侠客の深見十左衛門。光を当てる角度を変えると、市松模様が浮かび上がる仕掛け。正面摺という光沢を出す特殊な技法を用いています。展示室で見るとほとんど判別できないのですが、ツイッターだとこうしてお伝えできます。 #おうちで浮世絵
遊郭の一室から外を眺める猫。夕暮れどきの情景を描いた広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」は、猫の浮世絵としても高い人気を誇ります。4-5月「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」にて展示予定。#猫の日
10/31(日)はハロウィン。毎年紹介していますが、今年も江戸時代のタコのコスプレ?を描いた浮世絵をご紹介します。高輪の海岸に集まり、飲食をしながら月の出を待つ「二十六夜待ち」という行事の一場面。歌川広重の作品です。※現在展示しておりません。
【グッズ情報】歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにした可愛らしいアクリルキーホルダーを、太田記念美術館の受付にて販売中。3種類、各税込550円です。商品の詳細や開発経緯については、アダチ版画研究所@ukiyoe_adachiのポータルサイト「北斎今昔」の記事をご覧下さい→adachi-hanga.com/hokusai/page/g…
河鍋暁斎による猫の写生。猫たちのいろいろな表情を丁寧に観察しています。かつての師匠だった歌川国芳と同じように、暁斎も猫が好きだったのでしょうか。原宿の太田記念美術館で開催中の「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展にて12/19まで展示しています。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kyo…
【他館展覧会情報】府中市美術館では「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」展を9/18(土)より開催。描かれた動物たちを集めた展覧会。詳しい内容は特設サイトをご覧下さい→fam-exhibition.com/doubutsu/
大きなナマズが天に昇るように描かれます。掴みかかろうとする猫たちのなかには「この大鯰を食べてしまいたい」と言う猫も。太田記念美術館で4-5月開催の「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」にて展示予定です。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
河鍋暁斎は美術解剖学の視点も持っていました。『暁斎画談 内篇』より。頭蓋骨や頚椎の構造をしっかりと把握していたことが分かります。このような基礎的な鍛練があるからこそ、暁斎の絵は生き生きとしているのでしょうね。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示。館内は空いております。
猫の枝豆売り。赤ん坊をおんぶしながら売り歩いていたところ、小さな女の子が「まめやさん まめおくれ」と元気に声をかけています。女の子もお人形をおんぶしてますね。「太田記念美術館コレクション展」で7/26まで展示中。再開して1週間経ちますが、平日の入館者数は50~60名程度となっています。
ウサギの浮世絵、人気が高いようですので、今年7月の展覧会に展示した、歌川芳藤の「兎の相撲」を改めてご紹介。ウサギたちが土俵の上で相撲を取っている様子を描いた作品です。真剣勝負のようで、皆、ちょっと殺気立った目つきをしていますね。(※現在、展示しておりません)
天気雨のことを「狐の嫁入り」と呼びますが、まさしく狐たちが嫁入り行列をしている場面です。豪華な行列なので格式高いおうちなのでしょう。場所は桜が満開の飛鳥山。狐で有名な王子稲荷がすぐ近くにありました。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。ただし本日7/13は休館日です。
コウモリもタコも踊ろう #おうちで浮世絵
原宿の太田記念美術館ではこの夏、「浮世絵動物園」を開催いたします。かわいい、おもしろい、ちょっとヘン!?そんな浮世絵の動物たちと触れ合ってみてください。会期は7/30-9/25。前後期で全点展示替えいたします。
旧暦9月6日は歌川広重の命日です。広重は今から163年前の安政5年(1858)、数え62歳で亡くなりました。こちらは窓の外を眺めている白猫が可愛らしい「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」。広重が亡くなる前の年に制作されました。(※現在展示していません)
葛飾北斎が描いた #ナゾすぎる 滝の絵をご紹介。「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」。滝が流れ落ち始める滝口をなんでこんな形で描いたのか。風景の中に、突如、不思議な模様が出現したかのよう。その発想に驚かされます。「北斎とライバルたち」展で6/26(日)まで展示中。 #キュレーターバトル