タテ6コマ、ヨコ7コマ、全部で42コマの中に擬人化された猫たちが描かれます。子どもから恋の辻占売りまで。太田記念美術館で4-5月開催の「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」にて展示予定です。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
描かれた猫は一体何匹?・・・答えは74匹です。国芳「其まゝ地口猫飼好五十三疋(そのままじぐちみょうかいこうごじゅうさんびき)」は日本橋と京都、東海道五十三次の宿場をダジャレで猫と結びつけたもの。親子やグループもあるので宿場の数より多めです。4-5月「江戸にゃんこ」展で示予定。#猫の日
河鍋暁斎はユーモラスではない、不気味な妖怪も描いています。こちらは「ぬれ女」。濡女は顔が人間、体が蛇の姿が多いですが、暁斎は目の無い不気味な顔にしています。よく見ると髪の毛の先端が蛇になっています。太田記念美術館にて10/29~12/19に開催する「河鍋暁斎 躍動する絵本」展で展示予定。
晴れた空に美しい布が映えます。天日干しの工程が欠かせない染織は、天候に大きく左右される仕事のひとつでした。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
猫のヘディング・・・ではありません。頭にのっているのは鞠。当時人気を呼んだ曲鞠芸を、擬人化した猫が行う国芳の作品です。ワザの名前は「冠付」。太田記念美術館で4-5月開催の「#江戸にゃんこ ー浮世絵ネコづくし」にて展示予定です。詳細は→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
本日7/26は #幽霊の日。なぜ幽霊の日かというと、お岩さんで有名な四代目鶴屋南北の怪談物「東海道四谷怪談」が文政8年(1825)7月26日に初めて公演されたことに由来します。図は歌川国貞(三代豊国)が描いたお岩の幽霊。怨めしそうに民谷伊右衛門を見つめています。※現在展示しておりません。
【グッズ紹介】不思議な姿をした妖怪たちのシルエットをデザインした、太田記念美術館オリジナルのマスキングテープです。ろくろ首や唐傘お化けの姿も見えます。小林幾英「しん板かげゑづくし」より。美術館受付にて税込550円で販売中です。「浮世絵動物園」展のお土産にどうぞ。
#満月 の夜に。小林清親「今戸橋茶亭の月夜」。明治10年(1877)頃に制作された木版画です。太田記念美術館にて11月1日(火)より開催の「闇と光ー清親・安治・柳村」展にて展示(11月23日まで)。
猫軍と鼠軍の合戦です。またたびを投げ込み、犬張子を押し出して猫軍を翻弄する鼠軍。しかし鼠軍の大将近くまで切り込む猫兵もおり油断はできません。「#江戸にゃんこ  浮世絵ネコづくし」にて4/25まで展示中です。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/nya…
浮世絵版画では、輪郭線を墨色で摺るのが普通ですが、鰭崎英朋のこちらの木版画では、女性の肌の線を薄いピンク色で摺ることで、肉感を出しています。まつ毛や眉毛、髪の毛を細く彫る彫師の技術にもご注目。本当に木版画です!太田記念美術館にて6/20まで開催の「鏑木清方と鰭崎英朋」展にて展示中。
熊と大蛇の争いをとらえた歌川芳艶「破奇術頼光袴垂為搦(きじゅつをやぶりてよりみつはかまだれをからめんとす)」。絵では熊はひと呑みにされそうですが、対決の行方は・・・。読本『四天王剿盗異録(してんのうしょうとういろく)』巻之8に取材。
【グッズ紹介】歌川国芳の「猫飼好五十三疋」に描かれたいろいろなネコたちを集めたシール。太田記念美術館の受付にて税込330円で販売しています。「浮世絵動物園」展にお越しの際、ぜひ手に取って見て下さい。※製作は芸艸堂@unsodo_hanga
【グッズ紹介】歌川広重が描いたネコたちを散らした可愛らしい「がま口」です。黄色とオレンジの2種類があり、各1,980円(税込)。広重の『浮世画譜』を元にしています。太田記念美術館の受付にて販売中。「浮世絵動物園」展のお土産にどうぞ。※製作は芸艸堂@unsodo_hanga
家の安全を守るため、十二支が合体!これでおうちの安全は・・・大丈夫でしょうか?歌川芳虎の「家内安全ヲ守十二支之図」がまもなく夜10時よりNHK BS プレミアムにて放送の「#キュレーターバトル!!」に登場予定です。その雄姿をお見逃しなく!
猫たちが字を形づくっています。切って印で折りたたんだり広げたりすると、違う絵柄が出てくる「折り替わり絵」のひとつです。「#江戸にゃんこ  浮世絵ネコづくし」前期(4/1~4/25)にて展示中です。遊び方は↓
5/5は端午の節句。無病息災を願い、お風呂は菖蒲(しょうぶ)を入れた菖蒲湯、軒先には菖蒲と蓬を挿した軒菖蒲で邪気を払います。さらに、女性の髪をよく見てみると、紐の代わりに緑の菖蒲を巻いています。太田記念美術館は臨時休館中ですが、おうち時間を浮世絵で楽しく。#おうちで浮世絵
「五月雨(荒川)」と題された川瀬巴水の作品。女性は傘をさしていますが、雨はそれほど降っていないようです。男性の横の花をつけた鉢植えが、ささやかな彩りを添えています。太田記念美術館「江戸の天気」6/26~8/29(前後期全点展示がえ)にて展示予定。
旧暦2月14日は #平将門 の命日ということで、月岡芳年が描いた、落ち着いた姿の平将門の浮世絵をご紹介。相手をにらみつけるようないかめしい表情をしています。背景をよく見ると、七人の影武者たちの顔が、うっすらとした白い線で描かれています。※現在展示していません
【グッズ紹介】虎子石のぬいぐるみはフェリシモミュージアム部さん@f_museumbuのご協力により実現しました。現在はフェリシモさんのサイトにて注文を承っています→felissimo.co.jp/kraso/gcd21266… 太田記念美術館での販売も予定していますが、制作の関係上、もう少し先になりそうです…。
「かつを」「うなぎ」「ふぐ」「たこ」「なまづ」。その文字の正体は…猫!太田記念美術館「江戸にゃんこー浮世絵ネコづくし」展の前期(4/1~4/25)では、国芳の名作「猫の当字」シリーズ全5点を展示。全点が揃うこの非常に貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
本日2月11日は建国記念の日。その由来は神武天皇の即位日ということで、月岡芳年が描いた神武天皇の浮世絵をご紹介。「大日本名将鑑 神武天皇」です。金色のトビ(金鵄)が神武天皇の弓にとまると、体から光を発し、敵兵の目をくらませた場面。マンガの集中線のような光です。※現在展示していません
夢中で遊ぶ猫。画面の右端に見えるのは・・・
さらにクールビューティーなスズメもご紹介。花魁のスズメです。キリっとした眼差しでこちらを見つめています。スズメの世界に不慣れな方は戸惑うかもしれませんが、見続けていると、どんどん美人に見えてきます。#おうちで浮世絵
雨上がりの高輪。爽やかな空気のなか空には虹がかかり、牛車のかげでは子犬が草履で遊んでいます。ちなみに、海上に見えるのはペリー来航以後に防衛のため建造された台場。幕末の情景を描いた1点です。太田記念美術館「江戸の天気」にて7/25まで展示中。
小林清親による、夜の闇の中を走る蒸気機関車。明治12年(1879)作。車両の先頭には、当時のイギリス製の車両には付いていないはずの牛避けのカウキャッチャーが。清親は実物の機関車ではなく、アメリカの石版画を参考にしてこの絵を描いたそうです。※現在展示していません。