戦史の探求(@noitarepootra)さんの人気ツイート(いいね順)

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市街内部の戦闘で装甲ブルドーザーと戦車が非常に興味深い連携を見せている。 大土盛りは後ろ側で車両が安全な移動を可能としているが、ドーザーによりその頂点部に即席の胸壁付き射撃ポジションが造られ、戦車は登ると4発射撃し即座に下がった。他にもカーテン等の市街戦用テクニックが映っている
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WW1直前のオーストリア=ハンガリー2重帝国における鉄道網の紹介 帝都ウィーンから出立した際にかかる時間を色で表現されている 奪い合いになった北東のリヴィウまでわりと速くいけたりアルプスには数はメインレールが通るなど動員の参考になるけれど とにかく見かけが禍々しすぎて頭に入ってこない
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以前紹介したボブロフ氏の中央アジア&タタール軍事史論文シリーズにある、遊牧民の弓騎兵戦術の典型パターンをいくつか書いてみます まず全ての戦術の基盤となるのが、接近→射撃→離脱の繰り返す戦法で『輪舞』=Хоровод=ホロヴォードと彼は呼んだ 右利き多数派のため時計回りが志向されやすい
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前線に出るにあたり将校が演説する話はよく聞くけど、なぜ対戦車ライフルをそう並べたんですかこの方…
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かなり驚いた。ニコライ1世の命で1841年から発行された『ロシア軍の服装及び武器史:最高司令部編纂』(862~1835年)の絵を表題付きで見やすくしてくれているサイトがありました。 多くのロシア戦史絵図が基にしている帝国公式資料です。特に1700~1835年は非常に細かいです memorandum.ru/viskowatov/img…
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資料紹介 現代ロシア陸軍の基本戦術、装備、軍部構造、近代化 米陸軍の外国軍研究センターが2016年に公開した英語資料です。ロシア政府が公開している指揮管理用の教範などに載っている基本事項を丁寧に英語化して整理しており、分隊~旅団は展開時の配置図などがあります。 warhistory-quest.blog.jp/19-Nov-28
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狙撃手のモットー ワンショット・ワンキルの前後に他の言葉があったことを今更ながら知りました… リズム感ありすぎる
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2層型防御陣地をソ連が定めて以来現在のロシア陸軍に到るまで使い続けていますが、それに加えて教本中で何度も何度も作れと言われているのがダミー陣地。 これが三角形の2層型防御と相性が良い。 よく見かけるのが前列層の2つの部隊陣地の中間にある隙間を意図的に開ける方式。必須ではないが推奨
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ロシア軍のロジスティクス能力と性質に基づく侵攻の可能範囲に関する分析。 鉄道に大きく依存しており、大規模砲兵隊を持つが故に大量のトラック輸送が必要になるため、今の補給部隊の編成性質と許容量では『国境沿いで高い戦闘力を発揮できるが、長距離地上進撃の際にそれを維持できない』という意見 twitter.com/WarOnTheRocks/…
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現在進行中のリビア内戦トリポリ南部の戦闘 4/9までの戦況推移 情報追記修正の叩き台にすべく判っている範囲で戦況記載しました。 LNAは充分な準備をしたから攻勢宣言したはずですが、1週間しかたっていないのに混迷した戦況になっています…GNA反攻をすぐ潰せておらずLNA右翼の補給が気がかりです
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全方位と戦ったロシア内戦時の赤軍をシンプルに表現した戦況図です
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冷戦期ソ連軍士官学校の最高学府で使用された教材の英訳本『ヴォロシーロフ・レクチャー』の紹介記事と3巻第1章『作戦術』の試訳を作成しました。 参謀と将軍の軍事思想の基幹となる極めて重要な資料です。1975年に留学していたアフガン軍将校が持ち出し後に米国へ渡りました warhistory-quest.blog.jp/19-Sep-20
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また基本戦術には、攻勢において敵の強固な陣地に直面した部隊は正面に陣地展開し火力投射を最大化、その間に翼部隊が回り込んで包囲/側面攻撃というマニューバがあります。より規模が大きい編制だと要警戒です。 ロシア軍の教本中ならこの図が(正面も突撃するパターンとの)差異を説明しています。
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資料紹介 ソ連が回収していたドイツ軍の戦時・戦中作成公式資料 国防軍最高司令部、陸軍総司令部、B軍集団/中央軍集団、第1~10軍など作成し実際に使用していた大量の文章、戦況図の電子公開 露、独語です wwii.germandocsinrussia.org/ru/nodes/1-fon… ブログに簡単なサイト解説を書きました warhistory-quest.blog.jp/18-Jun-26
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前546年頃:チャンピオン達の戦い 古代ギリシャのアルゴスとスパルタは争っていたが、戦争の犠牲者を減らそうと両ポリスは協議しある手法で合意に至った。 それは軍による衝突をやめ、両国の代表者300人同士で決闘をして戦争の決着を付けそれに従おうというものだった。
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強度市街戦においてブルドーザー運用を中心に工兵の最前線活動、、工兵+歩兵+機甲の一体化に関し拙稿作成しました。 米軍やシリア/ロシアの実戦及び演習資料を集めました。シリア式塁壁等のハイテンポで攻撃的性質を有する工兵の建設/撤去活動の戦闘部隊組み込みがテーマです warhistory-quest.blog.jp/21-Oct-11
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場所はセヴェロドネツク南のNovotoshkovka、攻撃はLPR第4自動車化歩兵旅団の一部隊。本当に戦車は単独突出すごいしてる(1枚目) 同旅団の4月22日の動画の部隊と同じと思われる。町の中へ突入する時は、戦車が先頭で押さえておきながら歩兵と戦闘車が突入する通常の戦術を実行している。(2,3枚目)
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戦車+ブルドーザーは傍に歩兵無しで敵域建屋群の数十m距離まで接近。1輌が後ろの広い視界を持てる位置でカバーしている。工兵車はこの車両が警戒を中断せずスムーズに前2輌と行動できるようバリケードを崩している. この部隊は掃討ミスで対戦車攻撃を食らってしかも発射場所に気づかなかったが生存した
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5/15にゼレンスキーは郷土防衛隊司令官を解任した。これは兵器不足のままで前線への動員を急かされた結果発生している不満が高まり、大統領と司令官に軋轢が発生したことが原因の1つと思われる。 president.gov.ua/documents/3372… ただ政治部はNATO諸国へ砲と重車両の支援を求め続けており全力を尽くしている
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ノモンハン事件におけるソ連の両翼包囲攻勢 戦車部隊を両端に集め、包囲のために最も長距離を高速で進む必要のある外周部を進ませました 戦闘域をできるだけ限定し目の前の殲滅に集中しています。 この図も有名ですね。それにしてもソ連軍部の色使いはわかりやすくて良い…
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ワルシャワ蜂起をソ連が意図的に無視したかの政治的な話は存じませんが、軍事的状況判断でしたら一次史料現存してますね ①バグラチオン作戦での長距離突進直後の損耗 ②ワルシャワ前面は戦術的にも作戦的にも突出部で危険 ③ヴィスワ川東岸がまだ抑えきっていない ④南で渡河攻撃は実施したが失敗した
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1289年カンパルディーノの戦い この戦いは中世欧州の戦術発展史の中で再注目されつつあります。 なぜなら荷馬車防壁、下馬騎士、大盾および槍兵による歩兵戦列が用いられ、全体として完璧に近い誘引からの包囲戦術を成功させた騎士たちの戦例であるためです。
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大量の郷土防衛隊に代表される戦力が縦深に散らばるウクライナ軍は前線への集中度が低かった。これは縦深に戦力不足で突進したロシア軍には良かったが、第2作戦の砲撃戦では純粋に不利になった。 ウクライナ側は運動戦から陣地戦への移行が起きることを3/24にはわかっていた rus.lsm.lv/statja/novosti…
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ドンバスでの戦闘でT-80BVとBTR-82で交互にカルーセル戦法(どちらかというと交互進退射撃Tank Trousers)を行っている。 戦車は前進してからほぼ停車せず低速で移動しながら側方射撃、撃ち終わったら即時後退。BTRが入れ替わりで前に出てきて同じ射撃位置で停車して攻撃、即後退。
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敵から逆襲を受けた後に前進を継続する2パターンを巧く表現したロシア陸軍の戦術教範の図。 進みながら攻撃しそのまま敵位置を超越するか(左図)、 少し進んだら小隊全体が一度停止して展開し火力投射を最大化し敵を後退させてから再前進するか(右図) 地味ですが大きな違いを生みます。