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「毎日ことば」で「行かれません」について〈現在では「行ける」という可能動詞を使って「行けません」とするのが普通です〉と書いているのは、『三省堂国語辞典』の説明に拠ったのでしょう。あることばを「普通」と言うと「他は異常なのか」となる。辞書の表現も見直すべきかもしれません。 twitter.com/yukikonosu/sta…
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文中、「一段階低い」「一段階高い」とは変な言い方ですが、ほかにうまい言い方が見つかりませんでした。お許しください。
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したがって「英語の成績を上げるには?」という質問の答えは「左頁に英文、右頁に語注がある、面白い英文を乱読してください」ということになるのですが、今もそういう本、あるでしょうか。中学・高校生向けで、ラノベふうの内容のそんなシリーズがあれば、読む人は多いと思うのですが、目にしません。
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コロナ禍で増えたカタカナ語について、インタビューに答えました。カタカナ語は必ずしも悪くないというのが私の考えです。漢語だって、「実効再生産数」とか、分かりにくいことばは多い。もっとも「リコンファメーション」はさすがにまずかったとは思います。▽NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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新著『日本語をもっとつかまえろ!』が刊行されます。仮名が生まれた経緯から、作文が途中で行き詰まらない方法、「看護婦さん」が「看護師さん」になった理由まで、ことばのことなら何でも扱います。挿画はもちろん金井真紀さん。子どもにも大人にも読んでもらえるように書きました。ぜひご一読を。 twitter.com/mai_tosho/stat…
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フェイクを無責任に流す識者には実績なんかないだろう、と思って調べると、過去には堅実ですばらしい仕事をしている人も。ならば、事実に基づき、丁寧に論証する必要性は分かっているはず。無責任な発言は、つき合いとか人気取りとか、他の理由を想定しないと理解できない。というのも世間知らずか。
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「度胸」は見た目に現れにくいため、男が「度胸がない」と評価される局面は限定的です。一方、「愛嬌」は見た目に現れるため、女が「愛嬌がない」と評価されることはしばしばあります。その結果、今の社会では「度胸がない男」が被る不利益よりも「愛嬌がない女」が被る不利益のほうが大きくなります。
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戦前は、活字体で「靑」、筆写体で「青」と書くなど、両者に開きがありました。教科書は手書きに近づけていたようですが、その教科書字体すら、時期によって微妙な変更がありました。全世代が従う単一のルールがなかったと言えます。それが看板などの多種多様な字体を許す素地になったのでしょう。
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ことばの陰影を描写することで有名な『新明解国語辞典』第7版で「多忙」を引くと「仕事が多くて、くつろぐひまが無いこと(様子)」とあります。くつろぐ暇のない相手を気遣って使って差し支えありません。「忙しい」「多忙」ということばを奪われた言語生活は相当不自由になるのは確かです。
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時代物の漫画で、「~と、あなたを中傷している者がいます」と親玉に報告した人物がいました。親玉は「それをわしに言うとは、さだめしお前も同意見であろう」と、その人物を罰します。というのをふと思い出しましたが、これこそ記憶が曖昧で情報ソースが示せません。どなたかご記憶でないでしょうか。
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結論から言うと、たしかに風向きは変わったように見えます。ただ、当初「量刑が重すぎる」と同情的であった人々が、控訴と同時に「それはおかしい」と一斉に批判に転じた、とも思えません。論理的には、もし量刑が重すぎるならば、控訴は妥当だからです。では、風向きはどう変わったのか。
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自分の主張に説得力を持たせようと思ったら、なおさら、対立する側の主張を理解し、「なるほど、そうとも考えられるな」というところまで一度近づく必要がある。その上で、「その考えは分かるが、これこれの点に決定的な穴があり、やはりこちらの主張に分がある」とやれば議論の体をなします。〔続く〕
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地裁判決を報じたあるメディアのツイート(12/16)には、直接のリプライが約100件ついていました。そのうち「量刑が重すぎる」として明確に減刑・執行猶予を望む声は約50件、「量刑は妥当・軽すぎる」という声は約30件(飯間基準で集計)。6対4で同情の声が強いものの、当初から批判もあったわけです。
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こたえ
ラーメンの「かやく」は「加薬」と書くよ。加えた薬味からという。薬味の意味から転じて、主に関西で具を言うようになった。「かやくご飯」の「かやく」も同じ。『松屋(まつのや)筆記』などでは「加役」とも書いているよ。辞書ではあまりていねいに説明していないね。ごめんね。
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「新元号が気に入らなかった場合はどうなるか」とご質問を受けました。駅名もそうですが、私個人の好みでは行動しません。また、元号は閣議決定を受けて天皇陛下が公布されるものなので、反対運動もなじまない。実際はいい元号が決まると思うし、西暦という選択肢もあるので、心配はしていません。
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「分かる」を「わかる」にするよう強制されたことはなく、私に不満はありません。純粋に、この方針の由来に関心を持つわけです。深く調べないままの感想としては「単に最近の流行ではないか」と思います。だとすれば、いつ頃からの流行か知りたい。多くの編集部で採られている方針かどうかも不明です。
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国語辞典の説明を見ると、『明鏡』は「謹啓」の結びとして「敬白・謹言・敬具」を出し、『大辞林』は「敬白」が多いが「敬具」でも差し支えないと記し、『大辞泉』は「敬白・謹言」で結ぶと記し、要するに一致していません。頭語と結語は一対一対応しているわけではなく、柔軟に考えていいでしょう。
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「老害」とは年齢差別になりかねませんが、若い人の台頭を妨げる古参という意味では、たしかに害かも。『暮しの手帖』1971.1に〈老害をはやばやと予想して、名のある会社の重役をさっと後進にゆずり〉とある。おそらく「公害」のもじりで、公害が社会問題化して以降のことばでしょう。#今年の新語2020