飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(リツイート順)

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うぉー!!ネットで流れてたデマを修正したった!!!!
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「お忙しい」「ご多忙」は「亡」を含むので忌みことばだという主張を目にしました。不勉強でそんな話は聞いたことがない。最近のトンデモマナーの類ではないかと疑っています。「お忙しい」がだめなら「望み」「忘れました」もだめだし、「荒井」さんは出禁になっちゃう。言い出した人は誰でしょうか。
3
新元号は「令和」と決定。ラ行音で始まるのは斬新でいいと思いました。元来、ラ行音というのは外来音で、大和ことばにはありませんでした。漢字の音読みのほか、ラジオとかレモンとか、カタカナ語に多い。過去の元号の音にも少なく、伝統の中に清新な風を感じます。
4
最近の若い人が何でも「エモい」ですませるのは問題だ、という趣旨の識者コメントを、本日の新聞で読みました。いろいろ感想が浮かび、こういう記事をでっち上げてみました。いかがでしょう。
5
「天皇皇后両陛下お疲れ様でした」というインスタグラムの投稿が炎上したそうです。目上への「お疲れさまでした」が不可とされるなら、それは新しい謎ルールの誕生だとしか言えません。炎上を伝えるニュースは〈日本語の使い方としては間違っているかもしれないが〉と述べますが、べつに間違っとらん。
6
ネットでの議論は、罵倒や嘲笑など、話を前に進めるのを妨害する要素が混じりやすい。そういう要素は「贅言(ぜいげん=むだなことば)」として消去するのが有効です。要は「悪口は無視しよう」ということなんですが、大切な手続きであることを強調するため、「贅言消去」と硬く表現してみました。
7
最近、「やぶ医者」の語源についてのフェイク情報が広がり、テレビでも放送されているようです。調べ不足ならまだしも、「時代的に合いませんよ」と指摘したのに、なぜか放送されてしまった事例があったので、報告します。私としては、「面白ければ何でもいいらしい」と残念な感想を持ちます。
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「爆笑は大勢で笑うこと」とテレビのクイズ番組で放送され、軽く脱力しています。爆笑は昔から1人でもしていたことは『三省堂国語辞典』にも記され、『広辞苑』『大辞林』も記述を修正しました。これに限らず、テレビで誤用でないものを誤用と言う場合は多いです。主なものを一覧にしておきます。
9
小池都知事が感染予防策として示した「5つの小」の中に「小人数(こにんずう)」というのがあり、SNSで「少人数の間違いだ」と批判する声があります。実は「小人数」も使われるのですが、影響力の大きい論者までが「日本語を壊すな」といった発言をしています。辞書編纂者としては無力感を覚えます。
10
同人誌の作家さんが文章を批判されて当惑している、というツイートがありました。たとえば「眉をひそめる」は心配事などの場合以外に使えないと指摘されたそうです。作家さんの文章を見ると〈眉をひそめその席を立った〉など、私には違和感がない使い方で、別に批判は当たらないと思いました。
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タイムラインを見ているうちに、こんな表を考えました。ことばには複数の意味があるのが普通ですが、複数の意味を覚えておくと特に役立つことばがあります。一方だけが正しい、一方は知らんというのでなく、両方覚えておいて、場合に応じた解釈をするといいでしょう。
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子どもが作文嫌いになる理由のひとつに、書いてはいけない(と本人が思う)ことが多すぎる、ということがありそうです。学校行事のことを書くにしても、「つまらなかった」なんて書くのはとんでもない。空気を読み、優等生的な文章を書きたい。でも、書けない。それで悩む、という子が多いのでは。
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「令和」は、最初「和せしむ」と訓むのかと思いましたが、「万葉集」が出典とのこと。慌てて文庫本を開いてみると、「令月(よい月)」と「風和(やわ)らぎ」を合わせたんですね。「このましく、やわらか」といったところか。「令」は「令兄」などの「令」ですね。
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私には密かな黒い趣味がありましてね。「ことばは本来の意味で使うべきだ」「ことばの乱れは嘆かわしい」と言っている人のブログやツイートを熟読するのです。すると、最近の用法、いわゆる「乱れた」用法がいくらでも出てくる。私は架空の赤ペンでどんどん添削して満足しているというわけです。
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女子高校生などが自分を「わい」と呼ぶことについて、テレビ番組のインタビューを受けました。実際の放送を見て、少なからず驚きました。〈自分を“わい”と呼ぶ女子 ルーツは青森の女子高生!?〉なんてサイドテロップが出ていて、私が話した内容と大分違う。青森方言がルーツではないでしょう。
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「ひとりごちる」という現代語があるかどうか、ツイッターで話題になり、飯間の意見が聞きたいという声もあります。私の率直な感想としては「文章語としては、まあまあ使うのでは」というところです。すでに解説があるかもしれませんが、私なりに説明してみます。〔続く〕
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昔は、目上に対して「ご苦労さまでした」が普通に使われました。昭和天皇に対して三木首相(昭在位50年記念式典)や中曽根首相(在位60年記念式典)が「ご苦労さまで(ございま)した」と述べた例も報告されています。ところが、20世紀末に「目上に『ご苦労さま』は失礼」という謎ルールが生まれます。
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22日放送の「#月曜から夜ふかし」で『三省堂国語辞典』の削除語が取り上げられました。「こんな語が削られました」と紹介されて5分ほどで終わった。ところがツイッターでは「何でこの語が?」などと反響が大きい。辞書の削除方針について説明がないと誤解を招くので、画像を上げておきます。
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官房長官が掲げた「令和」の文字は、「平成」の時と同様、美しい。「令」の字は、最終画が縦棒になっていますが、これは「マ」のように点にしてもけっこうです。というか、手書きはこちらのほうが普通です。学校の先生は、どちらもマルにしてあげてください。
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2010年代半ば、大学の授業で辞書の「恋」の項目にある「特定の異性に強く惹かれ……」という解説を示し、「でも、同性愛もありますよね」と言うと、学生たちは笑いました。それが10年代後半になると、学生のほうから、同性愛に言及がないことを指摘するようになりました。人々の意識は変わるものです。
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これは「あるある」かもしれませんが、流通過程に関する批判が、なんでかしらん、著書の低評価につながることについて、悲しんでいる著者は多いと思うんですよ。
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5人の中で「(160cmの)Cの次に背が高い人は?」と問われ、「(155cmの)B」と答える人、「(165cmの)D」と答える人の二手に意見が分かれて、話題のようですね。私個人はBで疑いの余地がないのですが、Dが多いことには「へえー」と思いました。「へえー」が、私の感想です。twitter.com/Yuki_jukjis/st…
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「頭」「羽」など「動物の数え方は死んだ後に残る(食べ残す)部位で決まる」というのは、単なる最近の俗説と見ておきます。牛や豚の頭肉は、今と同じく古代中国でも食べていたでしょう。ちなみに、日本で「頭」が一般化したのは明治時代、英語headの翻訳によってでした(昔もあることはあった)。
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具体性を欠く批判は誹謗中傷に近づきやすい。「君、昨日掃除しないで帰ったでしょう。役目を果たしてください」は批判です。これが「君はよく掃除をサボるね」となるとやや具体性を欠く。「君はサボり魔だね」まで行くとけんかになる。抽象的は中傷的、と言おうか。批判には具体性が必要です。
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「優勝」の新用法、定着しつつあるんですかね。ご指摘を受けて調べてみました(まとめサイトふう)。意味は「すごく良い・大満足・最高」でいいでしょう。実は、三省堂「今年の新語」への投稿はすでに2016年にありました。17~18年は卑猥な意味でも使われましたが、それはもう落ち着いたかな。〔続く〕