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「#今年の新語2018」の「読み応え選評」(詳しい選評)が公開されました。大賞の「ばえる」にモヤる人も、わかりみが深いと思う人も、どうぞお楽しみください。
dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/shingo20…
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2018年の新語に「ばえる(映える)」「モヤる」「わかりみ」「尊い」 三省堂、辞書のプロが選ぶベスト10 - ねとらぼ nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/18…
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すでに調査はありますが、私も独自アンケートを取りたいと思います。どうぞお教えください。
山手線の新駅の名前を「高輪ゲートウェイ」にすることについて、どう思いますか。
(1) 適切である
(2) 不適切である
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『三省堂国語辞典』には堂々と〔「押しも押されぬ」は あやまり〕と書いてあります。でも、資料が増えれば、判断も変わる。1909(明治42)年の雑誌『太陽』にも〈押しも押されぬ人〉とあり、源流はさらに古くさかのぼる可能性があります。
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『日本国語大辞典』では「押しも押されぬ」は「押しも押されもせぬ」と同義語扱いにしていて、特に誤りとはしていません。最近、脚本家の方に「ドラマで『押しも押されぬ』を使って、誤用との指摘を受けた」とのお話を伺ったばかりですが、「べつにいいのでは」という考えに傾いています。
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『三省堂現代新国語辞典』の小野正弘主幹がイベントで「『ばえる』は新聞の見出しにもなっている」と紹介。同席した私は「これは『はえる』かも」と思いましたが、毎日校閲が検証記事。恐れ入りました。|新語大賞の「映(ば)える」、新聞で使ってた? mainichi-kotoba.jp/blog-20181215 @mainichi_kotobaさんから
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ことばは誰でも自由に作ったり、変えたり、使ったりしていいものです。それで意味や感情が相手に届くならば。ただし、相手が嫌だというのに、そのことばを使うよう強いるべきではありません。高輪ゲートウェイ駅の場合、大多数の人が嫌だと言うのに、事実上使用を強いることになるのが問題の本質です。
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ことばというのは、本人が使いたいことばは使う、使いたくないことばは使わない、というのが原則です。作家が「誤用」とされることばを使いたいと思えば、誰も止められません。でも、主要駅の名前は、皆が使わざるを得ない。だから、使いたくない人が極力少ない(=多くが支持する)名前が適当です。
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「受け付け」「受付」が曖昧になるのは、基準になる内閣告示「送り仮名の付け方」の例示が不十分なせいもありますが、送り仮名というのは結局、書き手の趣味や言語感覚によって微妙に異なります。ただ、原則はお示しした感じでいいでしょう。▽送り仮名の付け方:mext.go.jp/b_menu/hakusho…
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ネットで嫌なこと言われたら、まずその人の過去の発言(リツイートとかでなく)を多く熟読することをお勧めします。「この人あちこちで喧嘩売ってんな、気の毒に」「最低限の常識ないな」と哀れんだり、「おっ、いいこと言ってんじゃん、同類じゃん」とわかったりして、いずれにせよ戦意が消えます。
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このあとは「紅白歌合戦」を視聴しつつ、番組中に出てくる歌詞や発言から、新語・新用法などを拾う「用例採集」を行います。その様子をツイートしていくつもり。日頃、歌番組を集中して見る機会が少ないため、私にとって「紅白」は歌のことばを採集する貴重な機会です。素人的発言でもお許しください。
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坂本冬美「夜桜お七」の「置いてけ堀」。『三省堂国語辞典』では「置いてきぼり」で項目を立てています。この語形が現代では普通かな。もともとは「(釣った魚を)置いてけ~」という声がする堀のこと。錦糸町の公園に「ここが発祥」という説明が書いてあります。私も行ったことあります。
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裏トークのサンドウィッチマンは、私が好きな芸人さん。『三省堂国語辞典』では昔、「サンドイッチマン」の項目があったのに、その後「もう見かけないから」という理由で削除された。でも、最近あちこちで見かけることと、芸人のサンドウィッチマンに敬意を表して?項目が復活しました。
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DAOKO「打上花火」。「足元をよぎり何かを攫う」「曖昧な心を解かして繋いだ」など、画数の多い漢字をルビを振らず使っています。「繋(つな)ぐ」はよく使いますが、常用漢字には入っていませんね。「心を溶かす」でなく「解かす」と書くのも注目されます。
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Hey! Say! JUMP「Ultra Music Power」では「せつないこの地球(こころ)」というルビが特徴的でした。「地球」は「ほし」などとも読まれるし、サザンの「ピースとハイライト」では「ふるさと」と読んでいました。
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丘みどり「鳰の湖」は琵琶湖のことだそうです。平安時代からあることばです。たとえば「源氏物語」を見てみると、「にほの湖(みづうみ)に漕ぐ舟」という和歌のフレーズも出てきます。「鳰」は万葉集にも出てくる鳥で、カイツブリ科の水鳥。慌てて調べました。
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Suchmos「VOLT-AGE」は英語とモザイクになった歌詞が特徴的ですが、「弾む星の音」など表現も独特。「月さびの世界」の「月さび」は辞書にもありません。ネットでカンニングしたら「月さびよ明智が妻の咄せん」という芭蕉の句があるんですね。俳語でしたか!
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刀剣男子は「~人」でなく「~ふり」で数えるのか。「おれたちは刀剣だからこういう数え方になるんだよね」とのこと。刀は1本、2本でいいのかと思ったら、玄人っぽい数え方があるんですね。『新明解国語辞典』によると、一口(ひとふり・いっこう)または一本と数えるとのこと。1本でもOKです。
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おげんさんが「紅白もこれからは性別関係なく混合チームで行けばいい」。深い発言です。昔、紅白が驚異的な視聴率を誇り成功したのは、男女が互いに張り合う気持ちが今より強かったからだと、私は見ています。昔の紅白の録画を見ると、男女がマジでけなしあってるんです。今は意識は変わったかな?
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DA PUMP「U.S.A.」は、私としては2018年を振り返るインデックスになるヒット曲でした。どうしてアメリカの歌なのかと思ったら、原曲が洋楽なんですね。英語を外来語の形で「オールドムービー」「サクセス」とカタカナで書く一方、「Inspired」と英字のまま使ったり、わちゃわちゃして面白い。