1126
1127
ところが、面白いことに、「APIを使い切る」「API消費」「API配給」のようにAPIを「資源」の一種と捉えたり、「APIで見れない」「API来る」「API引っ掛からん」のように「制限そのもの」と捉えたりする用法があるようです。指摘している人、多いですが。
1128
「APIを使い切る」は、「ギガ」(単位)を「ギガ(資源)が減る」などと使うのに似ています。また、「APIで見れない」のように「API」を「API制限」の意味で使うのは、「USB」を「USBメモリ」の意味で使うのと、どこか似ています。今後、制限が継続するならば、こうした言い方は定着するのでしょうか。
1129
ツイッターのAPI制限と、「TweetDeck」などの閲覧アプリが使えなくなったことで、ことば観察の作業に大きな支障が出そうです。これまで、たとえばツイッターで「普通の」「普通な」のどちらが多く使われているか、一定時間のツイートをすべて取得して調べたりしていました。これができくなりました。
1130
1131
1132
「『的を得る』は本来は『的を射る』だった、でも最近は『的を得る』も認められた」というのは誤解で、「本来」を言うならば「正鵠を得る」でした。戦後、「的を射る」がやや先行して増え、「的を得る」が追う形ですが、どちらか一方が正しい、間違いとは言えません。このことは強調しておきます。
1133
「熊様の動物」について、真面目だけれど巧まざるユーモアの含まれた説明ですね。 twitter.com/hakodate119/st…
1134
1135
「狂う」などのことばが漫画でNGになって困るという趣旨のツイートを読みました。出版社は対象読者、偏見防止などを考えて用語を決めているはずで、必ずしも「ことば狩り」とは思いませんが、出版社と作家とで意見が違う場合は話し合ってほしい。発言力のある作家さんには特にお願いしたいです。