飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(古い順)

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#マツコの知らない世界」の「国語辞典」の回、いろいろな人が見てくださってうれしいです。自分自身の活動を第三者の目で見ると、やはり変わったことをしていますね。それだけに他では味わえない面白さがあります。番組スタッフの方、ご覧くださった方に改めてお礼申し上げます。
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#マツコの知らない世界」で紹介された『三省堂国語辞典』の削除語に「タカラジェンヌ」が入っていて、ヅカファンの方々はご不満かと思います。これは、「タカラジェンヌ」が古いということではなく、今回の版で固有名詞の類(英語なら大文字で始まる語など)は大幅縮小したのです。ご容赦ください。
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#マツコの知らない世界」では「黒歴史」は「∀ガンダム」から出たと述べました。ただ、富野監督自身が「別作品に触発された」という趣旨のことも述べています。とはいえ、あらゆる語源には「そのまた語源」があります。「ガンダムから」という説明は妥当で、諸説割れているとみる必要はありません。
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14日(月)23時59分から日本テレビ系「#午前0時の森」に出演し、「国語辞典の実力」について語ります。国語辞典の初心者の方向けに、おなじみのあの話題も取り上げますが、劇団ひとりさんと村上信五さんにかき混ぜていただけることでしょう。がんばりますのでよろしくお願いします。
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#午前0時の森」のトークでうれしかったのは、『三省堂国語辞典』第8版の「恋」の〈満たされない気持ち〉にうなずいていただけたこと。「飯間さんが書いたんですか」と聞かれましたが、文言は最終的に全員で判断します。個人の主観でなく、ことばの歴史的な変遷を踏まえた結果、こうなったのです。
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「午前0時の森」の反省会動画②です。国語辞典はひとつひとつタイプが違う。「お持ちの辞書にさらに新しい辞書を加えて、比べてみてください」というのは私の願いです。村上信五さんに、私のシャツの色が「三省堂国語辞典色」だと気づいてもらえてうれしかったです。 twitter.com/gozenreijimori…
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このことは、たまたま書いたことがありましたっけ。ご参考になりましたら。 twitter.com/kiliya/status/…
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辞書に載るかもしれないことばを選ぶ「#今年の新語2022」の会場より。大賞は、今しがた「タイパ」に決まりました。「タイムパフォーマンス」の略。「コスパ」にならって作られたことばです。えっ?と思った方、詳しくはこの後、公式サイトから発表される選評をご覧ください。
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辞書を編む人が選ぶ「#今年の新語2022」の詳細が公式から発表されました。大賞は、既報のとおり「タイパ」です。たこ焼きパーティーの「タコパ」とは関係ありません。「動画文化」の時代は活字文化の頃に比べてコンテンツ消費に時間がかかります。タイパが求められるわけです。dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2022/be…
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#今年の新語2022」の選評はこちらです。ベストテンのことばが「よく分からん」という人も、こちらを読んで納得していただければ幸いです。執筆にはもちろん選考委員として私も関わりました。毎年、異様に詳しい選評ですが、どうぞ楽しんでお読みくださいませ。dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2022/be…
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Vチューバーの名取さなさんが「♯今年の新語2022」のベストテンをいじってくれました。7位の「一生」を評価してもらえてうれしいです。「ガクチカ」「リスキリング」は現実的すぎてNGワードになるらしく、抹消されてしまいました。 youtu.be/wF4CDOjllqY
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「できるくない」などと使う終助詞「くない」の先祖として、「違うくない」がありました。たとえば、毎日新聞校閲部編『新聞に見る日本語の大疑問』に「ねえ、傘、ちがうくない?」とあります(1993年2月15日記事)。この「くない」はひとつの終助詞でなく、「違うく+ない」と分析されるものです。
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「エモい」について、古代の「あはれ」はこれとほとんど同じ用法を持つと、三省堂「今年の新語2016」の選評は述べています。ところが、ほぼ同時期、落合陽一さんが同じ表現をしていることを知りました。「あはれ」と関連づけることは間違っていなかった、という気持ちを強くします。
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何かと批判される表現「させていただく」について研究者たちが論じた『「させていただく」大研究』(くろしお出版)が刊行されました。研究書なので専門用語もありますが、漫才のことばの分析あり、食べログの調査ありで、日本語に関心のある皆さまにお勧めです。私の論考も載せてもらっています。
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『「させていただく」大研究』の表紙のイラストは私が描かせてもらいました。眼鏡の形などが私のに似ていますが、これは「イタダ君」というキャラです。日本語大好き青年で、「(させて)いただく」に異常な関心を持っているという設定です。
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この本に繰り返し出てくる「ベネファクティブ」という用語。これは、「~てやる」「~てもらう」「~てくれる」などを総称した言い方で、ざっくり「やりもらい表現」と言い換えて理解してもいいでしょう。「させていただく」は「もらう系ベネファクティブ」というわけ。詳しくはググってください。
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『たくさんのふしぎ』2023年2月号(福音館書店)として、デザイナーで習字の先生でもある井原奈津子さんの「字はうつくしい」が刊行。ご覧のように、全40ページにわたり独自収集の魅力的な手書き文字がいっぱい。詳しくはぜひ直接見て!としか。飯間が昔書いた文字も見開きで紹介していただきました。
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「朝の挨拶」についての興味深い調査を長野県の高校生たちが始めました。リンク先のアンケートフォームから、回答にご協力くださいませんか。学生でも一般の方でも参加できます。面白い結果が出るかどうか楽しみです。なお、設問に関しては、私も多少アドバイスしました。twitter.com/seiryo21235/st…
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本日放送の「第73回NHK紅白歌合戦」は、昨年より10分早い19:20からとのことですね。例年どおり、この機会に番組で歌われる歌詞や交わされる会話の中から、辞書作りの上で参考になることばを採集し、ツイートしていきたいと思います。よろしければお付き合いください。
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「紅白」で採集したことばが、ただちに『三省堂国語辞典』に載るわけではありません。ただ、Official髭男dism「Pretender」の「世界線」、星野源「うちで踊ろう」の〈重なり合うよな〉の「よな」、天童よしみ「あんたの花道」の「なりゃこそ」など、地味に改訂作業の資料となった歌詞は多いです。
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SixTONES「Good Luck!」でさっそく〈叶えたい夢があんだ〉という口語形を採集。「あんだ←あるんだ」の変化は、辞書の巻末で説明していますが、もっと説明を加えたいところです。
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なにわ男子「初心LOVE」には〈何度も見返すタイムライン〉とSNSを見ている場面が。ポップスには、ポケベルとかピッチとか、その時々のコミュニケーションツールが出てきます。今のところ、LINEやツイッターの出てくる曲はほかに思いつきません。
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milet「Fly High」はウィンタースポーツ応援ソングですが、〈見たことのない景色まで〉飛べる、というのはスポーツらしい表現ですね。『三省堂国語辞典』第8版では「景色」の項目に「優勝して、見てみたい―がある」の例文を入れました。
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NiziU「CLAP CLAP」は手をクラップして地球の裏までもつながろう、という曲ですが、私なんかは坂本九さんの歌った「幸せなら手をたたこう」を思い出してしまうわけです。あの歌の令和バージョンはこうなるのか、と感慨があります。
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鈴木雅之「違う、そうじゃない」の〈手の平返しなんて 君が思ってる程/器用な僕じゃないさ〉。この「手の平返し」は『三省堂国語辞典』では最新の第8版で入れたことばです。この歌は1994年の歌とのことなので、辞書に載せたのがずいぶん遅かったということですね。