飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(古い順)

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番組でトンデモ説を扱うと知っていて協力したい専門家はいません。「筋が悪そう」と思ったら、コメント依頼は断るのが賢明な態度です。でも、結局誰かが引き受けるなら、自分が出て行って穏当な見解を述べたい。こう思って私は引き受けるのですが、思いもよらぬ編集をされることがあるのも確かです。
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>RT 「※諸説あります」というテロップ、関係者の中にも気になる方はいらっしゃるでしょうね。私も以前から、あれは「諸説」の妥当性の吟味を放棄した表示だと思っています。あの表示はやめて、番組内容に責任を持ってほしいです。
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『岩波国語辞典』が10年振りに改訂版を刊行しました(第8版)。私もさっそく入手。この写真はなんじゃと思われるでしょうが、辞書の新刊を買ったら記念写真を撮るようにしているのです。私たちの携わる『三省堂国語辞典』とは競合関係だけど、とりあえず皆さん、書店へGO!
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ちなみに「『爆笑』は大勢でするもの」とテレビなどでしばしば言われ、言語警察のマウンティングの材料にされていました。辞書の記述がその根拠になっていた。しかし、実は昔から人数に関係なく「爆笑」は使われていました。近年、その事実が辞書にも反映され始めました。twitter.com/IIMA_Hiroaki/s…
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新語・流行語大賞は「ONE TEAM」とのこと。今年を象徴することばで文句なしです。ところで明日、私たちは「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2019』」を発表します。流行語でなく、今後辞書に載っておかしくないことばを選ぶイベント。大賞がカブってないといいんだけど!dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2019/
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三省堂「#今年の新語」、2019年の大賞は「‐ペイ」と決まりました。関心を持ってお待ちくださった皆さま、予想は当たっていたでしょうか。激論の末、確信を持って選びました。「何、『‐ペイ』とな?」と不審に思われた方は、明日発表の選評をご覧ください。イベントはまだ続いています。
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今年はスマホ決済(キャッシュレス決済)関連の話題が多く、あちこちの店舗で「**ペイ使えますか?」という声が聞かれました。誰が決めるともなく、大半のスマホ決済サービスが「‐ペイ」になったのは、ことばのできかたとして興味深い。サービス識別に役立つ接辞が自然に成立しました。#今年の新語
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昨日の「今年の新語2019」イベントはおかげさまで大いに盛り上がりました。先ほど、上位10位に選ばれたことばの選評が出ました。その語を、どういう理由で、今後辞書に入れてもいいと考えたか、そこのところをぜひお読みください。#今年の新語 htn.to/2h68T2PT3b
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「反社会的勢力」の定義に関する政府見解が複数出される事態は、辞書の作り手として大変困ります。「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して…」という法務省の定義と、「定義は困難」という今回の決定は両立しないはずですが、はたして従来の定義は上書きされたのか。▽毎日新聞 mainichi.jp/articles/20191…
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辞書のことばの説明(語釈)は、その語が世の中でどう使われているかを観察してまとめるのが基本です。ただ、公式の定義があれば、もちろん尊重します。「反社会的勢力」「反社」を辞書に載せるに当たり、参照すべき2つの相矛盾する政府見解があるのは迷惑であり、政府には整合を図ってほしいです。
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「反社会的勢力」の定義をすでに示しているのに、「定義は困難」とする今回の決定は意味不明です。今回のが有効なら、従来のは自動的に無効となる。ただ「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して…」という従来の指針は、もはや事実上、社会の共通認識です。辞書作りの上ではこちらに従いたい。
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(おわび)以上は修正再投稿です。従来の政府見解を私は「前回の閣議決定」と記しましたが、正しくは法務省の指針です。最近読んだことがあるのに、誤認してしまいました。おわび申し上げます。▽企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針 moj.go.jp/content/000061…
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イチゴやメロンは野菜か果実か、役所によって扱いが違います。事務上の都合などにもよるのでしょう。一方、社会全体が反社会的勢力との関係を遮断するに当たり、その勢力の定義が一定しなくては、何を対象に取り組みを進めればいいか分からなくなる。政府の統一見解はやはり必要だと思います。
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いじめ問題が深刻になった頃、文科省がいじめを定義し、それが改定され、さらに「いじめ防止対策推進法」の条文が整備されるに至った、と理解しています。社会がいじめ問題に取り組むには、国による定義が必要でした。「反社会的勢力」についても同様で、政府見解が揺れていては困るはずです。
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ウィキペディアの「反社会的勢力」の項は短時間に記述が変動し、「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり…」「明確な定義は不明」とも記されました。しかし、事典は「この役所の解釈はこう」「一般的な用法はこう」と記すべきもの。不明と記しては項目を立てる意味がありません。
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東京駅の近くにある八重洲ブックセンターは、1980年代に少年だった私が、夏休みなどに郷里の香川県から上京するたびに必ず訪れていたお気に入りの書店です。まだ新しいピカピカした建物で、ここに行けばどんな本でも手に入る驚きの書店でした。私が育ててもらった恩ある書店のひとつです。
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あまりに八重洲ブックセンターが好きすぎて、当時撮った写真が1枚残っています。今月になって、東京駅での仕事のついでに、同じ角度からこの書店を撮影してみました。まあ、それだけの話なんですが、手前の建物が建て替わっていたり、山一証券がみずほ証券になっていたり、いろいろ面白いです。
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「反社会的勢力」について、しつこいようですが、ウィキペディアに「その時々の社会情勢に応じて変化し得るもので…」という文言が消えては現れるので、「それは事典の説明ではない」と念を押したい。「いじめ」の定義でも何でも、その時々に変わるのは当然。現在の使われ方を説明すべきです。
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現在、「『反社会的勢力』は定義できないものだ」という見方が急速に広がっています。これ、本当に実害はないのか。「定義できない用語を使うな」という声が大きくなれば、反社を議論することはできない。時を超えて不変の定義は困難としても、社会として現時点での認識を共有すべきです。
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辞書は語を「定義」するものではなく、世の中の用法を観察し、「説明」するものです。既存の定義も、説明の参考資料です。「反社会的勢力」の場合、政府の定義が参考にならないとすれば、辞書は現状を観察して記述するしかない。目下「デジタル大辞泉」の記述は、信頼できる「説明」のひとつです。
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1年間、大河ドラマ「#いだてん」を堪能しました。見終わった感想は「明治から東京五輪までの時代の空気を描き切った。すごい」です(小並感)。時代の空気を描くには、屋外、街の描写が不可欠ですが、CGやロケ、カメラワーク、俳優やエキストラの動きで、当時の世界を見事に作り出していました。
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#いだてん」は、ことばの面でも楽しめました。「赤ゲット」(田舎者。1/20放送)などは辞書にも載せていますが、「アブサン」(女学生の隠語でアブノーマル)、「バウ」(熱烈に思い合う)、「スコドン」(少しどんくさい人。以上6/2)などは初めて知りました。出典は何でしょうか。
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主要な辞書にはない表現もあり、参考になった。古今亭志ん生(ビートたけし)が、なかなかお酒を買ってこなかった五りんに「待ち疲れしちゃったあ」(10/13)と言うのは、「ああ、そういう言い方をするのか、他の例を調べてみよう」と思ったことでした。
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時代考証的に厳密に考えると、東龍太郎(松重豊)が嘉納治五郎に「そりゃ早く治さないとですね」(9/1)と言うのは現代的で、当時なら「治さないといけませんね」ぐらいか。でも、目くじらを立てるつもりはありません。総じて、ことば遣いに違和感はありませんでした。
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元農水次官が、複雑な経緯の末に息子を刺殺し、先般、懲役6年の実刑判決が下りました。ネットでは当初「量刑が重すぎる」と同情の声が上がった。ところが、弁護人が控訴すると風向きが変わり、今度は批判の声が強まった――そう受け止める人が多いようです。実際はどうなのか、少し調べてみました。