飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(新しい順)

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イタリア公共放送で『三省堂国語辞典』の新規項目「マリトッツォ」が話題になった件。ラジオで「KOKUGO!」と盛り上がっていたそうですが、書名が「Sanseido Kokugo Dictionary」と紹介されているので、「Kokugo」がウィズダム とかジーニアスに相当する名称と思われているのかもしれない?
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あるいは、先頃、アイドルのコンサートなどで他のファンなどに迷惑行為をする人物を「厄介」と言うことを知りました。「厄介」の新しい意味として辞書に載せてもいいかどうか。『三省堂国語辞典』はどうしようか。#今年の新語2021
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これもうみんな言ってるのかもしれませんが、朝ドラ「#おかえりモネ」には『広草苑』なる辞書、それに『千言万辞』まで出てくるんですね。『千言万辞』は以前ドラマ「相棒」に出てきた架空の国語辞典ですが、それがなぜここに。辞書関係者を惑乱させるための小ネタでしょうか。
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岸田新総裁選出のニュースで、自民党本部総裁室の書棚が映りました。『講談社カラー版日本語大辞典』『大辞林』『広辞苑』と、1990年代後半の版の国語辞典が並んでいます。当時の総裁は河野~橋本~小渕の各氏。どんな辞書をそろえるかに、総裁の意向も入っていたのか。想像はふくらみます。
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イタリア語は分からないのですが、『三省堂国語辞典』に「マリトッツォ」が載ることがイタリア公共放送のサイトで紹介されたようですね。『三国』もイタリアデビュー。記事では国語辞典がKokugo Dictionaryとなっていて、なるほどこの辞書名は翻訳しづらいのかと思いました。 rainews.it/dl/rainews/med…
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これと似ているのに「お湯を沸かしたら蒸発してしまう、『水を沸かして湯にする』と言うべきだ」という冗談があります。こちらは結果としてできるもの(お湯)を「~を」で表しているんでしょうね。「セーターを編む」と言い、「毛糸を編んでセーターにする」とは言わないのも同じです。
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「瞳を閉じる」というのは、たしかに瞳そのものは閉じられないけど、「店を閉じる」(=シャッターを閉じて店の営業を終える)とか、「壁を塗る」(=ペンキを塗って壁を覆う)とかいうのと近い語法なのでしょうね。シャッターやペンキに直接言及せず、影響を受ける側だけを表現するのだと思います。
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編集者の方からネット記事の「似つかわない」ということばをご教示いただきました。「似つかわしくない」ではないのかと。私も見慣れませんが、辞書には古い例があり、「青空文庫」の作品にも出てくるので、昔から脈々と使われているのかもしれません。現代語の辞書での位置づけには悩みますが。
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「パパ、これ全部読んで〜!」 といって国語辞典を持ってきたので丁重にお断りした。 「12月に『三省堂国語辞典』が出るから、その時読んでやろうな」 『三省堂国語辞典 第八版』12月17日発売
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歴史用語としての「ペレストロイカ」を載せるなら、「インティファーダ」「大躍進」その他、知っておきたいことばは山ほどあります。それを載せていくと、結局歴史辞典になる。そのへんはもう小型辞典の役目ではないということです。『三国』の目的は日常語を簡単に説明することです。
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かつて「ペレストロイカ」は日常用語だったのです。語釈に「〔もとソ連での〕政治・経済・社会などの改革路線」とあるように、「わが社もペレストロイカが必要だ」のように一般に使われた。だから『三国』に載った。でも、今や「ペレストロイカ」はそういう使い方はしないので、削ることになりました。
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『三省堂国語辞典』第8版の削除項目について、今後もメディアで紹介される見込みです。たとえば「ペレストロイカ」をなぜ削るかという声も多いですが、端的に言うと、近現代史用語は『大辞林』(大型辞典)や『三省堂現代新国語辞典』(学習辞典)に譲り、『三国』は日常語を重視するということです。
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「若朽」「除霜」「人乳」など、『三省堂国語辞典』の古い版から何となく受け継がれてきたことばです。「こんなことばもあるんかな」ぐらいの気持ちで見過ごしてきましたが、現在ではほぼ使われない。心を鬼にして削除しました。「除霜」は私も何となく昔の記憶がありますが……。 twitter.com/kawasakinousao…
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大学生の時、『広辞苑』が改訂されるというニュースを聞き、改訂前の版をまだ持っていなかった私は、慌てて近所の書店に駆け込んだことがあります。店主さんは「もうじき新版が出ますよ」とアドバイスしてくれました。「ええ、だからこそ今買うんです」と言ったら、妙な顔をされましたっけ。
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これは、そのとおりかもしれません……。今のうちに『三省堂国語辞典』の第7版もご購入ください。 twitter.com/kamikoshiki_/s…
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『三省堂国語辞典』に、いまだに「ナウい」が載ってるのってどうなんだ、という声もときどき聞きます。「コギャル」より「ナウい」を先に削るべきでは? ところが、「ナウい」は現在のSNSでもいろいろな場面で(ギャグ的に)広く使われます。意外に使い勝手がよく、重宝されていることばです。
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辞書に「昔のことば」を載せないと実用にならないのでは、と疑問に思う人もいそうです。昔のことばだから削るのではなく、古風でもよく聞くことばは残します。「御意(ぎょい)」「重畳(ちょうじょう)」など、実生活で使う人は少ないけど、時代劇でよく耳にします。そういう意味では現代的なのです。
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「コギャル」が『三省堂国語辞典』から消えることに納得がいかないという人、ごもっとも。ただ、『三国』は8万語の範囲で現代語の地図を描こうとしています。「コギャル」は紙幅の問題よりも、現代の地図に旧地名を載せたくないという感じかな。社会風俗語は改訂時に消える傾向はありますね。
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『三省堂国語辞典』に「マリトッツォ」が載ることについて、「ブームはもう終わったんじゃないの」との指摘もあります。私の観察では今年7月にピークアウトしています。でも、いったん知られた食べ物はファンがつきます。かつてブームになったティラミスやナタデココも、今や一般的なスイーツです。
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「斜め上」は新用法以前から誰もが(元の意味で)使っていたので、散発的にいろいろな用法が現れて不思議ではありません。その中には現在と似た用法もあったかもしれません。しかし、一定の人数の目に触れ、新用法が広まるきっかけは、現在のところ「レベルE」以外のものを挙げにくいのです。
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「斜め上」の新用法の由来については、「レベルE」以外にも説があることは承知しています。ただ、他の説は裏付けがなく、語源説として採用できませんでした。この語の由来を探るにあたっては、ネット上の議論をかなり遡って探索しました。結果、「レベルE」以外に証拠を示すものがなかったのです。
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18日のTBSテレビ「ニュースキャスター」で「三省堂国語辞典約8年ぶり改訂」について報道。私も辞書に載ることばを紹介し、思いを語りました。「斜め上」の新用法の出どころとして示した冨樫義博さんの漫画「レベルE」がトレンドに入ったりして、反響も大きかったようです。
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『三省堂国語辞典』(三国=さんこく)は、1960年に初版が出て以来、改訂を経て、60年以上にわたって親しまれてきました。同じ三省堂の『新明解国語辞典』とよく混同されますが、別の辞書です。『三国』の表紙はオレンジ色、『新明解』の表紙は赤色など、と覚えてください。 twitter.com/IIMA_Hiroaki/s…
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『三省堂国語辞典』第8版の刊行が決まりました。この年末、2021年の12月17日に発売です。って、マジか。現在は最後の仕上げにかかりきりなんですけど、はたして間に合うのでしょうか。あと3か月(も作業時間はないけど)、ぎりぎりまで頑張ります。どうぞご期待ください。 twitter.com/zousanseido/st…
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「専任する」について「『任』は『まかせる』の意で、首相が自分に使うのは明らかに誤用」という意見がありました。この主張はさすがに無理です。自分に使う「○任」は、「学級を担任する」「外相を兼任する」などがあります。「明らかに誤用」という表現は慎重に(と、ことばの本の著者に言いたい)。