飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(新しい順)

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語彙力がなくても書けるメールの本を、ライターの古賀及子さんのご協力を得て作りました。「何とぞご放念ください」などと難しい語彙を使わなくても、伝わるメールは書ける、という考えのもと、そのコツをまとめたものです。ご参考になれば幸いです。amazon.co.jp/dp/4023340197/…
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本日3/26、このあと20:15~NHK「突撃!カネオくん」にVTR出演します。辞書作りの作業の一端をご紹介できると思います。「やあ、カネオくん(棒)」と語りかけるやつも、カットされてなければ入っているはず。どうぞご覧ください。 nhk.jp/p/ts/ZV9LQ94Z3…
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あなた自身はどう発音しますか。教えていただければ幸いです。 ①減算 a. げんさん b. げんざん
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すみません悪ノリです。辞書は詩。
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『三省堂国語辞典』第8版の「自分」の解説文、ほんとに作曲してくださった。ありがとうございます。なぜか勇気出てくる。タイトルはやっぱり「自分」ですかね。 twitter.com/cl6ck/status/1…
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どなたか、作曲してくださらんでしょうか。 twitter.com/hacosato/statu…
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4月からのTBSドラマ「持続可能な恋ですか?」では松重豊さんが国語辞典編纂者を演じる。どんな演技をされるか楽しみです。松重さんのコメントのとおり、必ずしも堅物でない姿が見られるのではないかな。編纂者という仕事が世の中に認知されるきっかけになるでしょうか。tbs.co.jp/jizokoi_tbs/
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気になるので一応指摘を。『三省堂国語辞典』を取り上げてくださってありがたいのですが、収録語の記述がまったく違っています。「カキコ」「キボンヌ」などは『三国』にもともとなく、「なう」は1970年代と対比的に解説しています。個人ブログでなくWEBメディアの記事なので、正確さを望みたいです。
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こたえ ラーメンの「かやく」は「加薬」と書くよ。加えた薬味からという。薬味の意味から転じて、主に関西で具を言うようになった。「かやくご飯」の「かやく」も同じ。『松屋(まつのや)筆記』などでは「加役」とも書いているよ。辞書ではあまりていねいに説明していないね。ごめんね。
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きょうのおべんきょう インスタントラーメンに入っている「かやく」(キャベツ・もやしなどのかんたんな具)は、漢字でどう書くのかな。「火薬」ではないよ。検索する前に自分で考えてみよう!
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発言が急所を突く意味で「的を得る」と言うのは「的を射る」の誤りと言われることがありますが、「的を得る」も由緒正しいのは確か。国会図書館「次世代デジタルライブラリー」で古書の本文検索ができるようになったので利用すると、大正時代の例が出てきました。ちなみに江戸時代から例はあります。
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よく検討すべきご指摘だと思います。とりあえず引用ツイートのみにて。▽8年ぶり改訂の三省堂国語辞典の「フェミニズム」にザワつく心 「適当なこと言わないで」北原みのり dot.asahi.com/dot/2022012500… @dot_asahi_pubより
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「お茶をいれる」の漢字がテストに出たらどうするの、と思う人もいるかも。こういう曖昧な表記はテストに出ないので、大丈夫です。きちんとした出題者ならば、ゆれていることばの正解を問うことはしないものです。
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「お茶をいれる」の漢字のアンケート、ご協力ありがとうございます。圧倒的に「淹れる」が多く、7割を超えました。学校で習う字でないけど、よく見るからでしょう。語源的には「湯を注ぐ=入れる」で、国語辞典でも〈今は[入]が一般的〉とするものもありますが、実際には一般的とも言えなそうです。 twitter.com/IIMA_Hiroaki/s…
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「お茶をいれる」の「いれる」を漢字で書くとすると、あなたにとって一番自然なのはどの漢字ですか。教えてください。なお、以下の選択肢の字は、当て字も含め、どれも歴史上は例があるようです。 1. 入れる 2. 淹れる 3. 煎れる
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熊本の阿蘇山とか、鳥取の大山とか、高さの順で言えばかなり下の山でも、名をよく知られ、愛されている山はいくらでもあります。そう考えると、「1番にならないと認知されない」という話に対する反論材料がおのずとできてしまった。「世の中順位じゃないんだよ」という、なんかいい話になりました。
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富士山というのは、日本一の高さもさることながら、円錐形が美しく、四方の山から隔絶して高いから愛されているわけです。もし仮に、「正しく計測してみたら、日本一は北岳でした。富士山は2番目です」となっても、なおも日本の象徴的な山として愛され続けるだろうと思います。
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「日本で2番目に高い山、知らないでしょう。北岳です。富士山のように1番にならないと認知されないんです」というセミナー(?)の定番の話。おかげで北岳はけっこう誰でも知ってる感じになってきましたが、この話には変なところがありますね。富士山は一番高いから知られているわけではないです。
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実名を呼ばないのは敬意を表するためですが、ただ、もしうっかり者の御家人が、間違って源頼家のことを「頼朝様」などと言ったら命を落としそうです。実名を敬避して「御所様」とか言っておけば、楽は楽です。「ミスを防止できてグッド」と思った昔の人も、少しはいたかもしれません。
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古来の実名敬避は、呼び間違いを避ける、などという単純なものではないです。実名を呼ぶことは相手を支配すること。中国では君主の名と同じ字を使うことを忌んだし、日本でも中世からは天皇などとの同名を避けたといいます。女性は親や恋人以外には実名を知らせなかったというのも有名ですね。
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パセリはそもそもセリ科で、「オランダ芹」の異名もあります。だから、「パ芹」「葉芹」と解釈するのも無理からぬところがあります。一方、ハゼリソウ科の「葉芹草」という植物もあってややこしい。葉芹草は、もちろんパセリとは別物で、食べることもないと思います。
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駅の「ステーション」も昔は「ステン所」と解釈したようで、今でも落語などで「ステンショ」と言っています。でも、英語教育が普及すると、人々は「さすがにこれはおかしい」と原語に近く発音するようになる。「パセリ」は例外的に残ったというのが面白いです。
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こういう現象は実はよくあって、napkin(ナプキン)が「布巾」の影響で「ナフキン」、cholera(コレラ)が「ころりと死ぬ」の連想から「コロリ」になったりします。私も小さい頃「ナフキン」と言ったかも。現在では元の発音に近い形を使う傾向がありますが、「パセリ」はそのまま残ったんですね。
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「パセリ」ということばは、英語のparsley(パースリ)が日本語の「芹(せり)」の影響でなまったものらしい。このことはよく言われますが、ほんまかいなと思っていました。ところが、大正時代の料理本を見ると、「葉芹」「ハセリ」「パセリ」などが混在していて、確かに「芹」の意識があるようです。
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「感染者がずば抜けて多い」という言い方はありか、というご質問をいただきました。鋭いですね。「ずば抜ける」は、単独で「ずば抜けた成績」と言うと、ほかと比べていいほうに差が大きくなった状態です(『三省堂国語辞典』の①)。悪いほうに差が大きい場合には「ずば抜けた成績」とは言いません。